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ヴィッセル神戸 2020シーズンプレビュー

参加者

やまだ @Yamkei5 https://t.co/0HQvYXr1T6?amp=1ダビド @David_Rina7 https://t.co/NDLu7AYA1k?amp=1  

まえがき

こんにちは、ダビドと申します。
今回は戦術研として初めての活動、合同シーズンプレビューをアップさせていただきます。
議事録を大雑把にまとめてから文字起こしした文章のためところどころ構成が怪しいところはありますが、是非楽しんでいただけると幸いです。

※この対談は2/16に行われました

スカッド考察

やまだ(以下Y)「それじゃ、始めますか。何から話す?」
ダビド(以下D)「スカッド考察とかから行きましょうか。感想みたいなの頂けます?」
Y「個人的に思うのは、今年はかなりプレイヤーの万能性が重視されてる感じがありそうってことかな。状況に応じて色んな手札を切るために戦術理解度の高い選手,複数ポジションをこなせる選手を好んでる印象があるね。」
D「あれですね、ツイートしてはったやつですか。」
https://twitter.com/YAmkei5/status/1227748098849435649?s=20
Y「そうね。これは戦術的な話にも繋がってくるんだけど。ゼロックスもそうだし、ジョホール戦のメンバーもかなりそういう色が出てた気がするんだよね。」
D「蛍のサイドハーフ起用とかは典型ですよね。それこそゼロックスでは途中からCHに入れたりしてましたし。」
Y「そんな感じかな。逆に言うなら、サンペールとか藤本みたいに、単一ポジションしかこなせない選手は今年キツくなるかもしれないね。」
D「ゼロックス見て、サンペールはキツそうやなって自分も思いましたね。去年みたいに撤退守備+ロンドならまだしも、ハイプレスに対応できるかというと不透明ですよね。」
Y「そもそもアンカーのポジションがなくなるかもしれないしね。4バックでサンペール使ってネガトラで殴られた試合は何個かあるし。」
D「藤本はどうですか?確かに裏抜け専の印象はありますが」
Y「一応背負って受けるプレーもやってるんだけど、如何せん体格がアレだからそんなに効果的じゃないのよね。それならTJでいいやってなっちゃう。」
D「TJはだいたい及第点でやってくれますからね。十八番の左足フィニッシュが消されても試合からは消えない選手ですし。」
Y「ゼロックスでドウグラスと交代したのも藤本じゃなくてTJだったからね。評価は高いんじゃない?」
D「ここでドウグラスの話が出たので、加入組の話をしていただけますか。今年はそもそも少ないですけど。」
Y「ドウグラスは例外として、全体的に単一ポジションしかこなせない選手が多いのよね。彼らがフィンクのオーダーに応えて万能性を身に付けないと、やり繰りはかなり苦労しそうだね。」
D「菊池、初瀬、中坂、山川、小田ですか。改めて見てもACLを狙うチームとしてはちょっと物足りない感じはありますよねぇ…ダンクレーがいない分菊池はACLで出番を貰えそうですけど。」
Y「菊池が渡部博文からポジションを奪えたらチームとしては大きいかな。世代交代的な意味でも。」
D「個人的には初瀬がどうなるか気になりますね。ジョホール戦でサイドハーフやってたのを見るに万能性を身に付けさせたそうな感じはありますし。」
Y「初瀬とかのレンタル復帰組は本当に今年が勝負だし、安井、郷家あたりもそうだと思うよ。郷家はインテリオールでのプレーが板について元から色々できてたのに加えてさらに幅が広がった印象があるけど、安井は今のところインテリオールでしかプレーできないし。」
D「ピボーテで使える目処が立ったら面白そうですけど現状厳しそうですよね…」
Y「現状ボール保持者に対する距離が近すぎるかな。あれだとCBの前には置きにくいかもしれない。」
D「ドウグラスについては何かあります?」
Y「息切れが早そうなのは気になるかな。歳のこともあるし。」
D「でもパスコースの切り方とかは洗練されてますよね。流石に仕込まれてるだけあるというか。」
Y「そうだね。プレッシングのスイッチ役としてはかなり機能するんじゃない?」
D「既存の選手で他に気になる選手とかはいます?」
Y「古橋かな。今年の夏が海外行くならラストチャンスだろうし。」
D「そうでしょうね。年齢的にも。」
Y「だいぶ好条件なクラブじゃないと断りそうな感じもするけどね。実際去年もオランダのクラブからの誘いを断ったわけだし。」
D「イニエスタの事務所がどうこうみたいな話もありましたしね。」
Y「のし上がっていく時間の少なさを考えたら、スペインorドイツの中堅クラブぐらいが一番の狙い目なんじゃないかな。それか5大リーグ以外のヨーロッパの強豪か。」

戦術的見どころ

※この対談は2/16に行われました
D「さて、次はゼロックス、ジョホール戦を終えての戦術的な感想とかをお願いできますでしょうか。」
Y「万能性の話の続きだけど、チームとして対戦相手に合わせて局面ごとに持ってる手札を弄る戦いを今年はするのかなってのは思ったね。プレッシングに取り組んでるみたいな話もあったし。」
https://twitter.com/YAmkei5/status/1227748098849435649?s=20
D「マリノス戦でも結構な頻度でハイライン狙いしてましたからね。あれは特殊なゲームプランだと思いますが。」
Y「ああいうのを見るに、多分巨大ロンドってのも絶対的なものじゃなくてあくまで選択肢の1つになるんじゃないかな。ACLみたいな特殊な環境でそれが続けられるのかって話はあるし。それならハイプレスで試合を括ってしまえばよくない?というか」
D「まとめると、いわば最近の流行りである4つの局面で不利なものをできるだけ減らそうや!って流れに神戸も乗ろうとしてる感じですね。なんか、こうなってきたらバルサじゃなくてレアルっぽい感じもするんですが笑」
Y「それはちょっと思った。笑 本家バルサがそれこそボールを持たなければ死ぬみたいなチームを作ってるのを見ると対照的だよね。」
D「わかります。2年目にしてフィンクの色が出てきたというか。」
Y「プレッシングもそうだし、全体的にやっぱりフィンクはかなりドイツ的な監督なんだよね。複数ポジションやらせてみたり、システムを使い分けてみたり。」
D「1つ思ったのは、何かのツイートでフィンクは今年限りで退団して欧州返り咲きを狙ってるみたいなのあったじゃないですか。」
Y「あったね。真偽性はさておき。」
D「それを考えたら、こういう感じの方向に進んでるのも納得するんですよね。チームマネジメント的にすげぇ監督なのは去年証明できたんで、今年は戦術的に自分の色を出してみようというか。」
Y「それはあるんじゃないかな。個人的には中断期間に円満離婚するのも全然あり得ると思ってるよ。」
D「後任はバルベルデとかですかね?笑」
Y「ちょっとありそうだからやめてほしい。笑」
D「でも、自分はまだまだフィンクと神戸が成長していくのを見届けていきたいですね。ほんまに神戸には最適な監督やと思うんですよ。」
Y「自分もそれは同意かな。モラスさんとか、本当にフィンクのチームとして動いてる感じがするからね。」

気になるチーム&展望

Y「今年の他のチームどうなると思う?俺はちょっとマリノスの出来は気になった。ビルドアップで対戦相手に合わせて仕組みを変えるのを選手判断でしてけど、ハマってない時間が気になった。あと、セレッソは上位に来そうかなって。」
D「セレッソは万年4位的な立ち位置になりそうかなと思いました。点取れるかじゃないですかね。ロティーナはある程度勝ったるけど、優勝したいなら20点取れるやつ獲ってきてや!みたいな感じなんで。僕は他に気になるのは大分ですね。前線が入れ代わりましたけど、ストライカーを育てる手腕が本物かは気になります。」
Y「まじでそうだよね。去年の得点数見てみたら思ったより点少なかったけど。あと、気になるのは柏。オルンガと江坂で十分凶悪だし、主力を固定化するネルシーニョがあの人数を管理できるか気になる。」
D「案外、夏場に合わなかった選手は放出する前提で買ってそうですね。あとは、モフモフが行った清水とかですかね。ビルドアップがハマらなくても前線の力で点だけ取りそうですよね。いかにもブラジル的に脈絡ないところから決める、みたいな遺伝子が残ってそう。」
Y「わかる。すごいわかる。あと、柏に隠れてるけど横浜FCの補強も大概おかしい。小林友希くんもいるし一美とか点取り屋もいる。」
D「下平さんならなんとかしそうな感じはありますよね。横浜FCの名前が出たので、ここで最初の代表ウィークまでの展開予想でもしてみませんか?」Y「いいね。じゃあその横浜FC戦だけど、俺は5−3−2で戦うと思う。ボールを握ったほうが、横浜のウイングの良さを消せそう。」
D「僕は映像見れてないんでよくわからないですけど、割とアグレッシブに来るチームらしいですね。
次の鹿島戦はゼロックスみたいな感じでプレス合戦でオープンな状況を作りつつ、後ろの質でごまかして前の質で攻めきるみたいな戦い方をすると思います。」
Y「あー。よくわかる。鹿島の後ろの質は微妙だよね。奈良犬飼とかならドグボールでどうにかなりそう。逆に次の仙台戦はお互いにオープンな状況を作りたがらなそうだよね。」
D「そうですね。木山監督のフットボールは昇格POでしか見たことないですけど、割と試合をクローズしたい方だと思うんですよね。ウチとは手段が違いますけど。」
Y「その次の湘南戦は相手のハイプレスを誘いつつ、ボール保持で流して倒す感じかな。」
Y「湘南はパワーフットボールの血が疼くと思うんですよね。笑 去年よりはボールを持ちたいらしいですけど。」
Y「その次の相手は柏。因縁深い相手だし、去年のアウェー広島戦みたく、大崎がオルンガに引きずりまわされると辛そうだよね笑」
D「3バックでやるならそれが怖いですね。クリスティアーノの裏は使いたいですけど。
その次の札幌もゼロックスと似たような感じですかね。後ろで信頼できるのがミンテと進藤だけなんで、裏は脆いかなと。」
Y「まあ、そんな感じかな。そろそろ通話が2時間行くし、お開きにしようか。僕は大分眠い笑」
D「僕もキツいです笑 長丁場お付き合いいただきありがとうございました!」

おまけ

以下やまだ独白
 まあ、こんな形なのですが、最後に2つだけ。まず、1つ目ですが、最初の記事の更新遅れて申し訳なかったです。今後もこのnoteにはこのような共作系の記事が上がると思います。2人以上で作る都合上、制作が予定通り行かないこともありますが、長い目で見てください笑

 もう1つは戦術研の設立経緯です。きっかけはダビド君が大宮のようにレビュワー同士で意見交換しながらシーズンプレビュー書きたいと言ったのが契機でした。
 そこに僕が大宮や仙台のように共同アカウントほしくない?という話をしてこのような形で出来上がりました。また、活動開始に合わせて新しいレビュワー仲間も迎え入れました。(詳細は彼がレビュワーを書き始めたらにします笑)
 実際、神戸の中で戦術的な話を共有できる人が増えていくことは大事だと思っていますし、そのプラットフォームを作る足がかりになっていけばいいと思います。これからも随時、新しいメンバーの迎え入れやリアルイベントなども行いたいと思っています。
 メンバーは現状高校生のみと若輩者でごさいますが、本当に温かい目で見てください。笑

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