013.長男であることの苦悩の話
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苦悩というほどの苦悩は特に思いつかないのが実情です。
やりたくないことから逃げ、わがままにやりたいことだけやって、そして長男としての大した責任感もありません。
ごめんなさい。
多分、常に比較される次男の方が大変な気がします。
成長過程でも目新しいことが少なく、二番煎じ感の払拭に、潜在的に抗わないといけないような。
下が異性だったらまた話は変わるのでしょうが。
さて、そんな中でもこれは!といった長男であることの弊害が社会人になりたての頃ありました。
「おい、なんか面白いこと言えよ、面白いことやれよ」
「上司が飲めって言ったら飲んで、食えって言ったら食えばいいんだよ」
働き方改革や、コンプライアンスにうるさくなった今、減っては来ているとは思いますがまだまだ根強くあると思います。
『超体育会系の理不尽なノリ』
兄弟間では年齢が上の立場。
学生時代も大したクラブ活動をしてこなかったため、先輩という上の立場の存在がほぼ人生にありませんでした。
理不尽なことを言ったことはあっても、言われたことが一切ない人生だったんです。
ましてや、自称優秀な人材の集まっているらしい監査法人という職場で。
業務上ベッタリな上司たちだったので、心の弱い私は抵抗することもなく、なんとか気に入られようと道化に徹しました。
行きたくもない飲み会、夜遊び、旅行、すべて付き合った3年間でした。
まぁ案の定3年間ですぐに逃げ出したわけですが。
仕事なんかより、どう面白いと思ってもらえるか、どう返答すれば上司が不快にならないかを常に意識し、考えていました。
それが今の自分に生きて、、、、
るわけないだろ!
そんなもん無いに越した方がよかったし、もっと会計処理などの仕事の議論をしたかったし、金融についてもっと知りたかったし、仕事で海外に行く機会をつかめるならつかみたかったし。
結局自費留学という形で飛び出してしまいましたが。
30歳貯金ゼロになってまで。
それはまたどこかで。
その時に参考にしていたのが、意外かもしれませんが島田紳助氏、松本人志氏の単なる雑談番組「松紳」での松ちゃんの返し。
当時吉本ヒエラルキーの頂点にいたといても過言ではない紳助氏と、人気絶頂だったダウンタウンの松ちゃんが、あるテーマについてただただ雑談するだけの深夜番組だったんですが。
松ちゃんめちゃくちゃ気遣ってて、紳助さんを立てた、かつ面白さを削がない返答をいつもしてるんですよね。
あー、この返しなら笑いも誘いつつ相手を不快にしないわ、と。
多分当時社会人なりたててで必死だった自分は、笑いながらというより、かじりつくように必死に見ていたと思います。
もし上司との人間関係に悩んでいる方がいれば、お笑い芸人の雑談番組で参考になる部分を真似すると道が開けるかもしれませんよ。
そんな感じで、ある程度若いうちに理不尽は経験しておくといいかもね、といった話でした。
◆ひとこと税務会計◆
ぼちぼち年末調整の時期ですね。
子供の扶養は皆さん忘れずに記載されますが、施設に入っているご両親の扶養を失念されているケースが多いです。
老人ホーム等に入っていても、要件を満たせば所得から控除できますよ。
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