ラオス旅行🇱🇦
※当記事は無料です!スパチャ感覚で購入してくださると泣いて喜びます😭
こんばんは🌛
タイのバンコクから陸路で移動し、ラオスの首都ヴィエンチャンに来ています。宜しければご覧下さい!
ラオスってどんな国?
タイ、知ってる。ベトナム、知ってる、カンボジア、知ってる。ラオス…😇
ラオスは東南アジアの中でもそこそこ大きな面積を持つ国なのですが、山岳地帯が多く人口が少ないことや、観光地の少なさ、タイ-ベトナム陸路移動の中継地点枠をカンボジアに取られているなど、色々な要因が重なって悲しいかな東南アジア屈指の無名枠を勝ち取ってしまいました。
国教は仏教で、ベトナムや中国と同じ社会主義共和国です。
1日目 Grabのない国
タイから紆余曲折ありながら陸路でラオスに入国しました。タイ編を更新しておりますのでそちらも合わせてご覧いただけるとありがたく思います!
ラオスに到着しました!ここで入国審査を済ませ、いつも通り大量のタクシーの運ちゃんを全員軽くあしらい、野良のおばちゃんからSIMを購入し、両替しないかと言ってきたのでゴネて闇レートで両替させ、とりあえず即日で取ったホテルに向かおう…と思っていたところでした。
あれ、Grabが死んでる…?
東南アジアの配車アプリ、観光客の正義の味方、Grabがまさかの「この地域には対応していません」の一点張りで機能してくれません。
ん?と思って、『ラオス Grab』で調べると「東南アジアで広く流通しているGrabですが、ラオスでは使えません。」と、なにぃぃ?!
ということで、先程めっちゃ適当な感じで断った野良の運ちゃんの所へ申し訳なさそうに向かい、「あ、あのぉ、タクシーいくらですか?」と俯きながら聞いてみました。
👨🦰「おお、乗る気になったか。街中まで400THB(≒1800円)だぞ。他に乗るヤツがいればそいつと400THBを分割して乗っても良い。5分後くらいに最後のラオス行きのバスが来るから、それまで待つか?」
🤓「待ちます!」
ということで次のバスを待っていたのですが、悲しいかな結局乗客は私ひとりでした😭
👨🦰「1人だな。どうする?行くか?」
🤓「しゃーないっすね。行きましょう。」
ということで1人で1800円を払って街中まで行くことになったのですが、
🤓「おっちゃん、400THB=250,000LAK(この固定レートでどちらでも支払い可能と表記があった)なら、余った200THBと組み合わせて払ってもいいかな?」
👨🦰「ええよ。その場合200THBと200,000LAKやね。」
🤓「なんでなん?半分払ってんねんから125,000LAKやろ!」
👨🦰「それは昔のレートで…」
🤓「それじゃあ400THBで乗れへん事なるな!」
なんなら仮にこれが昔のレートだったとすると、今ラオスキープは大暴落してるのでもっと安くなっているはずです。そんな感じで話し合っても全然埒が明かないので
🤓「もうええわ、別のタクシー使うから。」
と言っておっちゃんに渡した200THBを回収して別の方向へ歩き出すと、
👨🦰「分かった、200THBと100,000LAKで良いから!」
と、別に値切ったつもりはなかったのですがなんか安くなったので、12キロ1500円は普通にGrabより倍くらい高いですが渋々承諾して宿まで向かいました。
さてホテルに到着しチェックインしようとします。
🤓「シングルで予約した〇〇です。」
👨🦱「了解しました。少々お待ちください。」
👨🦱「申し訳ないのですが、予約されていたシングルのお部屋が埋まってしまいまして、ダブルのお部屋でよろしいですかね?」
🤓「予約していた部屋が…埋まった?料金の方はどうなります?」
👨🦱「プラス350,000LAKになりますね。」
こういう時は必勝法があります。
🤓「そうなんですね。とりあえずTrip.comに確認を取ってみます。」
👨🦱「いえいえ、別に払わなくても良いんですよ!気にしないでください!」
ちゃんと効果ありました🤣ホテルの不手際=予約サイトの信憑性に関わるので、予約サイトから私の追加料金なんて屁じゃないくらいのペナルティを食らう可能性があります。なんでこんなこと知ってるかって?カ〇トをフォローしてるから。
そしてこちらダブルベットになったお部屋です。窓がない代わりに格子状の柵があるだけなのでプライバシー面とセキュリティ面は心配ですが、冷房はちゃんと効くのでいい感じです。
荷物を置いたら少し外に出てみます。こちら徒歩2分の場所にあったビエンチャンナイトマーケットです!そういえば朝から車内販売の100円つみれしか食べてないので少し食べていきます。
思ったんですよ。食品衛生悪い!!
野ざらしの串ものを野ざらしの虫入り薄底パクチーダレにつけて提供し、ナゲットは容器から虫が出てきて(1匹は写真の上ブタに付いてます)、シェイクは茶色くなったミキサーを使っている、正直これ当たらない要素ないです。まあ全部完食したんですけどね)
ということで今日は、当たる前提で整腸剤を服用して寝ようと思います。
2日目 ヴィエンチャンを散策
このホテル1泊1600円くらいなのですがちゃんと朝食が付いています!
メニューは毎朝同じでパン、バナナ、コーヒーらしいです。以前フィリピンで泊まった2000円のホテルはここからマイナス冷房マイナスバナナだったのでよっぽど高級な朝食です。
出かける前にランドリーサービスで洗濯を依頼します。1キロあたり25,000LAK(≒180円)で、3キロあったので540円くらいです。ミャンマーの2000円ランドリーサービス利用しなくて良かったです😂
さあて、街に繰り出…ん?
ぎょええ、電線ぐちゃぐちゃすぎてもはや都市アートか妖怪みたいになってます😂
電線ぐちゃぐちゃは置いておくとして、街自体はタイと変わらず至って平和な感じですね。ちなみに言語もタイとかなり似ていて、挨拶はサバイディー(タイ語:サワディー)、お礼はコプチャイ(タイ語:コップクン)なので、タイ人とラオス人でかろうじて会話が成り立つという話も聞いたことがあります。
とりあえずヴィエンチャンの観光地として有名(?)なワット・シーサケットに来てみました。
ここまでは無料エリアで、本堂のある敷地内に入ると30,000LAK(≒220円)取られます。ラオス国民は1/6の5,000LAK(≒35円)で入ることができます。観光客価格は日本ではあまりないですが、東南アジアだと結構どこの国でもあるので割り切るしかないですね。
こちらお金を払って入った本堂エリアになります。
ここの特徴として、本堂を囲う壁一面にミニチュア神仏が置いてあります。なんかちょっと集合体恐怖症ですね(?)
そしてなんと、見る場所は以上です😇30,000LAK払って、ミニチュア偶像をぐるっと1周眺めて、本堂の中の仏様(仏教寺院の中は基本撮影禁止)にお参りしたら終わりです。なるほど、これが何もないと言われる国の観光事情か。
こちらワットホー・パケオです。かつてエメラルド仏と呼ばれる格式の高い神仏が格納されていましたが、タイとの戦争に負け没収されました。
それを格納するためにできたのが、私も行ってきましたタイのエメラルド寺院というわけらしいですね。別の国同士でゆかりのある場所を訪れることが出来たのはなんか嬉しいですね。
ちなみにここも入場料30,000LAK(≒220円)取られたのですが、見る場所というか、写真を撮る場所は特にありません。正面のエメラルド仏が格納されていたとされる寺院が博物館化されていて、そちらが博物館の役割と寺院本来(祈祷室)の役割も兼ねているため撮影禁止になっています。ということで…以上です😇
街を歩いていると、よくラオスの旗と一緒に赤い旗が立っています。社会主義国家ですからね。
途中デカめのショッピングモールを発見したので入ってみることにします!
中はこんな感じです。作りは結構綺麗ですがちょっと薄暗いです。
エスカレーターは1箇所だけ動いていて、残りの2箇所は止まっています。もう12時くらいで客足もそこそこあるので、電力不足的な意味で常時止まっている可能性も高いですね。
シンガポール資本のレストランホーカーチャンでお昼を食べます。お値段49000LAK(≒360円)でした。普通に鶏肉にかぶりついたら、全ての鶏肉の裏に分厚い骨が入ってて歯が折れそうになりました。気をつけてください。
ご飯を食べていたら突然停電が起きました。食べ終わってブース外に出てもまだ停電していたので結構長いですね。
まだ停電してますが次の目的地に向かいます。
こちらCorp Visitor Centreです!
こちら、施設の敷地内は基本的に手足に障害を持つ人々がケアを受けるために造られた場所なのですが、たくさんの人に興味を持ってもらい寄付に繋げていこうという考えから、この建物だけが一般開放されています。
なぜラオスには手足のない人が多いのか?
栄養失調や遺伝による先天性の障害ということも勿論ありますが、ここではベトナム戦争の後遺症による後天性の手足の損失について詳しく説明されています。
ラオスはベトナム戦争で大きな被害を受けた国の1つです。主な概要は共産主義勢力の支援を受ける北ベトナムと、アメリカの支持を受けた南ベトナムの戦争なのですが、なぜラオスが大きな被害を受けたのでしょうか?
北ベトナムを支持していたのは主にソ連と中国でしたが、物資の補給などを行うために、当時共産主義勢力が拡大していたカンボジアとラオスも中継地点としてこれに加わります。
これに対しアメリカは、北ベトナムと真正面から戦うよりも物資の補給地点であるラオスやカンボジアを叩いた方が勝機があるのではないかと考え、ベトナムに加えラオスやカンボジアにも空爆を仕掛け同国でたくさんの死傷者を出しました。
その時に使われていたのがこの、衝撃を受けることで芋づる式に一斉に爆発するクラスター爆弾です。しかしこれらの中には衝撃を受けても爆発しなかったものもあり、不発弾として各地に残りました。
ラオスの主な産業は農業です。時間が経ち土に埋もれたクラスター爆弾、気付かずに畑を耕してしまった時、鍬がこれに当たるとどうなるか、子供たちがただのボールだと思い投げて遊んでいたらどうなるか、これが現在でもラオス各地で頻発している悲しい現実だと解説されていました。
敷地内には日本協力のもと造られた障害者用の体育館もありました。みなさんもぜひ、Cope Visitor Centre立ち寄ってみてください!
次の目的地に行くには先程来た道を戻る必要があったので、先程のショッピングモールPARKSONに来てアイスを食べました。逆さにしても落ちないよみたいなパフォーマンスをしてくれたので私もやってみました。確かに落ちないてか爪長いな。
ちなみに量はクソ多くて糖尿病になりそうでした。次の目的地の途中に、誰もいない寺院があったので寄ってみます。
何かの拍子で崩れてしまったのか、改装中なのか分かりませんがかなりボロボロです。
続いてやってきたのはヴィエンチャン随一の観光名所、ラオスの凱旋門、パトゥーサイです。思っていたよりかなり厚みがありますね。
上はこんな感じです。仏教っぽいキラキラの装飾が目を惹きますね。はーん、なるほど。と思い特にやることもないので次の場所に向かおうとしていたら、画面右端の空間から人が出たり入ったりスるのを目にしました。
お、ここ入れるんか。と思いレジの人に声をかけると、30,000LAK(≒220円)で中に入れてくれました。ここに来てようやく気づき始めましたが、全ての観光地で観光客価格が30,000LAK、地元民価格が5,000LAKで統一されているようです。さすが社会主義。
階段を上ると…
まず初めにこんな感じの風景になっています。構造からして下から見た時に絵が書いてあった場所っぽいですね。
ここでは何年に何があったよ!みたいなラオスの歴史を学ぶことが出来ました。内戦やベトナム戦争に関する出来事ではなく、比較的明るい歴史が書いてあったように思います。
こちら一つ上の階層です。思っていたよりもかなり広いですね。こちらでは主にラオ人(ラオス国民の半数以上を占める人種)の伝統などについて書かれています。
こちらその上の階層です。
こちら夜になると噴水がライトアップされて良い景色になるみたいです。花形みたいで綺麗ですね。長い棒と短い棒があったのでワンチャン時計的な感じなのかと思いましたが、この時13時15分でどの角度から考えてもおかしいので違うっぽいです。
先程の場所が最上階かと思ってましたが、どうやら更に上があるようなので上ってみます。
こちらが正真正銘の最上階っぽいです。この時Maxで6人くらいいたのですが、通路が人1人分くらいしかないのでめっちゃ狭かったです。
こんな感じですね。先に行った寺院よりは見所があったかもしれません。
続いてタクシーに乗ってやってきたのは巨大な大仏塔が聳えるタートルアンです!
ちなみにタクシーについてですが、ラオス版Grab、Locaというアプリがありそちらで配車しました。値段も2キロ強300円くらいで、Grabに引けを取らない安さです。
ただし登録には電話番号が必要なので、電話番号のあるSIMを買った国、もしくは日本で事前にアクティベートしておくか、現地で電話番号付きのSIMを購入するか、ラオスに来てからLocaの存在に気づいたなら1度日本SIMに入れ替えてメッセージでPINコードを入手してからSIMを現地のものに差し替え直すという方法もあります。私は普通にGrabが使えると思ってたので1番最後の方法でアクティベートしました。ラオスにお越しの際は必ずダウンロードしましょう。
タクシーの話はさておき、道路を挟んだ反対側に寺院があったので先に行ってみます。
ゆるいなぁ、ラオスの仏様🤣
なんかこういうと聞こえが悪いのですが、何となく素人が作ったパチモン感があるんですよね。タイ仏は本格的、ミャンマー仏は麗しい感じ、ラオス仏はゆるい感じ、でも全部同じ顔同じ見た目の仏様だったらそれはそれでつまらないですから、こういう国の特性が出ているのは面白いです。
さて、いつも通り30,000LAKを支払ってタートルアン敷地内に入ってみます。順路に沿って古に彫られたとされる砂の彫像が並べられています。
こちらがタートルアンの大仏塔です。ここもマジでやることはないです。ぐるっと砂の彫像を見渡して、360度代わり映えのない大仏塔をチラチラ見たら終わりです。
特にやることがなくなったので次の場所に移動するのですが、やっぱりラオスといったらアレですよね。
北朝鮮レストラン!最近Youtubeなどでも取り上げられて有名になってますね。私は自称国オタクなので色んな国の色んな情報を調べてニヤニヤしてるのですが、2020年から観光目的での渡航が止まっていることも相まって謎の深まる北朝鮮に異常なほどの好奇心を抱いています。
全ての窓がカーテンで隠されていて外から見ると真っ暗ですが、扉を開けたら営業していたという情報もあるのでやっている可能性はあります。鍵は開いてるっぽかったのでドアの隙間から声をかけてみることにしました。
🤓「こんにちは!」
すると足音がして美人のお姉さんが出てきました。
👩「やってないです!」
🤓「マジっすか…『今日は』やってないんですか?」
👩「いいえ、毎日やってないです。」
🤓「マジっすか…ありがとうございます。」
残念、どうやら閉店したようです。しかし一瞬見えた中は明るく、お姉さんもスーツのような正装をしていました。最近興味本位で訪れる私のような日本人観光客が多いようなので、例えば会員制に切りかえたとかそういう線はあるかもしれません。
仕方が無いのでホテルの近くにあったインド料理屋でご飯を食べます。左の具なし肉まんみたいなやつは南インドでドーサと一緒に出てきたやつですね。名前は忘れましたが。
右の焼き鳥みたいなやつは鶏肉と野菜が交互に入ってて結構美味しかったです。お値段800円くらいでした。
3日目 ホテル探しに翻弄される
※ほぼラオス観光関係ないです
昨日預けた洗濯物を取りに行き宿をチェックアウトします。いい匂いになってましたが生乾きでした😇
しかし今日ラオスを出国するのかというとそういう訳ではありません。ラオスに入国するためにイミグレに着いてから急いで取った宿が2泊分しか取れておらず、残りの1泊を別の宿で過ごす必要がありました。
ということで最後の1泊分は少し高めのいわく付きの宿を取ってみようと思います。
チェックイン開始時刻が14時からなのでしばらく街中を回って時間を潰します。
セブンに日本語の商品が売っていたので買ってみました。ぶっちゃけどっちも微妙ですがたこ焼き風卵焼きは温めればそこそこ美味しかったかもしれないです。
こんな感じですね。実はラオスも現状LDC(後発開発途上国)なのですが、脱却は間近なのではと言われています。貧困層は郊外に多いのでヴィエンチャンでどうこう言っても仕方がないですが、街中を歩いていてもそんなに貧しさを感じる光景は見当たらないですね。
全裸で倒れている人を発見
街中をプラプラし続けていると、大通りの片隅で産まれたままの姿で倒れている男性を発見しました。通りかかった人は全員見て見ぬふりをしていましたが、私は安否確認をしに行きます。優しいので(おまいう)
🤓「兄ちゃん、大丈夫?」
生きてるか死んでるかも分かりませんが肩を叩いて起こしてみます。肌を見る限り年齢は結構若めです。
🧑🏽🦱「…」
虚ろな目を開けて私を見つめています。とりあえず生きてはいたようで安心しました。横たわったままお腹をポンポンと叩いているので、どうやらお腹が空いているようです。
本来はホームレスとか見かけてもお金を恵んだりとかはしないたちなのですが(優しくないやん)、さすがに死にそうな人間を見放すのは後味が悪いので向かいのパン屋さんでパンと水を買いました。
買ったものを彼の前に持って行ってもうっすらと目を開けたまま動こうとしないので、パンを1口サイズにちぎって口元に運んであげるとパクパクと食べ始めました。水も飲ませようとしましたが、口元に運ぶと眉間に皺を寄せて凄く嫌そうな感じだったのでやめときました。
🤓「パン食べて、水飲んで、元気にするんやで。」
既に生気がなかったのでパンと水をあげたくらいではどうにもならない感じでしたが、ラオスの救急車は有料で、医療費に関してもなんの保険もつかない私の財力では厳しいですし、かといって彼に払えるようなお金があるとも思えません。
一応何かアドバイスを貰えるかもしれないと思い押し付けがましいですが在ラオス日本大使館に電話をかけたのですが、ラオスのSIMに電話番号がついてなかったので普通に繋がりませんでした。
1度彼の元から離れたのですが、いやでもなんにせよ水は飲んだ方がええやろと思いもう一度戻ってきました。横になったまま水を飲んで気管支に詰まったりでもしたら逆に私が過失致死で捕まりそうだったので、上体を足で支え、ペットボトルを彼の手で持たせた状態で水を飲ませようとしました。
するとどういうことか、虚ろだった目はハッキリと開き、私の補佐なしで普通にあぐらをかきながら自力で水を飲み始めました。
いや、え、どゆこと?
私の買ってあげたパンを前に差し出し、「食うか?」みたいな感じでやってきたので「あ、あんがとな」と言って少しちぎって貰いました。
いつのか分からない肉まんも半分ちぎってくれようとしたので「いや、それはいいよ。あんがとな。」としれっと断りました。
彼はただのものぐさ裸族だったのかもしれない。ただこの後訳あって3度目に戻ってきた時は、私が買ったパンや食べかけの肉まんは地面に散乱していて、彼はまた定位置に倒れていました。非常に謎ですが、デッドエンドよりは歯切れが良かったかもしれません。
そうこうしているうちにホテルのチェックイン時間がやってきたのでチェックインします。
🤓「こんにちは。予約してる者なんですけど。」
👩🦰「ご予約はagodaから?」
🤓「いいえ、Trip.comからです。」
👩🦰「じゃあ無理ですね。」
🤓「え、どゆことですか?」
👩🦰「満室です。」
まさかの事態に困惑しましたが、こういう時にTrip.comは優秀です。航空券やホテルを予約する時も、優秀なカスタマーサポートがあるからこそ多少高くてもTrip.comを使い続けています。
結構色んなやり取りをしてるのですが、要約すると以下のような感じになります。
(カスタマーサポート)
🤓「予約したホテル満室って言われて、どうしたら良いでしょうか?」
👩「Trip.comとホテルの間に別の業者を挟んでるので確認作業にお時間15分ほど頂きます。」
👩「(45分後)業者との連絡が取れないのでとりあえず近くのホテルに変更でよろしいでしょうか?(私が取ったホテル4300円、提案されたホテル5200円)差額はこちらが持ちます。」
🤓「ありがとうございます。それでお願いします。新しい宿に向かいます。」
本来取ろうとしていた宿に泊まりたかっただけで別に高いホテルに泊まりたい訳では無いのですが、1000円くらいお得だからいいかという心境にさせてくれるのがTrip.comのサービスです。800mほど離れた場所にある新しい宿に向かいました。
👩「あの、申し訳ないのですが、提案させていただいたホテルに予約変更ができなくて…」
🤓「なぬ!もう着いちゃいましたよ。別の択だと何があります?」
👩「別のホテルだとAとBがあるのですが、もしくは元々のホテルのクイーンベットのお部屋をお取りするか…」
🤓「そうしたら元ホテルのクイーンベットでお願いします!」
かくしてまた断られるかもしれないと思いながらも元々予約していたホテルのフロントに到着しました。フロントには先程と同じおばちゃんがいました。
🤓「こんにちは、予約をしている者です。」
👩🦰「agodaですか?」
🤓「違います。Trip.comです。ただ、先程シングルルームが満室だと伺ったのでクイーンベットを取っています。」
👩🦰「…なるほど、パスポートを出してください。」
紆余曲折ありながらなんとかホテルのチェックインに成功しました。元はと言えば、というか私もTrip.comも被害者で普通に君らが悪いんだぞ、悔い改めてくれ。
こちらTrip.comさんの協力でクイーンベットの部屋になったラオンダオホテル1です。始めに言いましたが、実はここ普通のホテルではなく(チェックインを受け付けてくれないという意味ではなく(こするな))ちょっと訳アリのホテルなのです。
部屋に着くと一通のメールが届きます。
from Trip.com
先程はご迷惑をお掛けしてすみませんでした。お詫びと致しまして、2580円分の賠償をご提案させていただきます。
えええ、いやそんな😫つまり実質、1754円でそこそこいいホテルのクイーンベットのお部屋を使わせていただいたことになります。やはりTrip.comは神です。みなさんも使いましょう。
さて、ここの何が訳アリなのかと言うと、実はここホテルに偽装した〇屋なのです。いや、ホテルとしても普通に使えるのでホテル兼〇屋でしょうか?(〇屋連呼すな)
ホテルの裏口がこのスペースと繋がっていて、そこから入ることができます。値段はこのホテルの宿泊者なら600,000LAK(≒4300円)、宿泊者でないなら800,000LAK(≒5800円)です。普通に黒なのでおすすめはしませんが)
近くに日本食レストランがあったので来てみました。天ざるセットとペプシで730円くらいです。ラオスの物価としてはかなり割高ですが、普通に日本食として美味しかったのと場所の雰囲気も日本感があって良かったです。
4日目 23時間のバス
実はラオンダオホテル、嬉しい朝食付きなので食べていきます。内装はウエディングみたいで綺麗ですね。
メニューはこんな感じです。うーん、これがラオスの物価で4300円のホテルの食事かと思うとちょっと侘しい感じです。GDP per capitaが倍くらい違うのでなんとも言いようがないですが、この朝食ならミャンマーバイキングの方が全然マシですね。
出国日は今日ではないのですが、今日バスに乗らないと明日出国できないのでタクシーに乗ってバス停に向かいます。約8キロ1200円、Grabとトントンかと思っていましたが結構高いですね。
Grabのドライバーさんはあまり話しかけてこないですが、Locaのドライバーさんは全員めっちゃ話しかけてきます。日本も割とそうかもしれませんが、ラオスもタクシーの運転手さんは乗客と話すものだみたいな風潮があるんですかね?
バス停に到着しました!とは言っても、ホテルのチェックアウトが12時で、荷物も重いですし特にやることもないので直行しましたが、バスの出発時刻が17時45分なのでまだかなり時間があります。
暇なのでちょっと近辺を探索してみることにします。
かなり大型の市場?みたいな場所があったので入ってみました。
かなりハエがたかってましたが、肉から野菜からなんでも揃いそうで、ちょこっと買い物をしていく人から沢山買い込んでる人もいたので日本で言うところの業務スーパーみたいな感じなのかもしれません。
著作権が怪しいクレヨンしんちゃんのタピオカ紅芋ティー(15,000LAK≒110円)を頂きます。氷が心配ですが美味しいですね。
こちらは豚肉のケバブトースト150円です!これもなかなか美味しいです👍
そうこう(椅子に座って麻雀)しているうちにバスの時間がやってきたので乗ろうと思います。
車内はこんな感じです。フルフラットではありませんが横になっている分にはあまり気にならないくらいです。
トイレありと書いてあったのでそのつもりでいましたがありませんでした。これは結構ヤバい誤表記です。なぜなら今回のバスの乗車時間、脅威の23時間だからです🤮
間食用のパンと2Lペットボトルの水も購入してとりあえず準備は万端です!乗車そうそう試しに一個食べてみたのですが、フレンチトースト的なものかと思ってたら全然ちがくて、2枚のパンの間にZippoオイルみたいな臭いのするジャムが入っていました。味はZippoオイルの臭いの味です🤮現状東南アジア1周で食べたものの中で一番不味いです。
暗くなってきました。
実はラオスにはもうひとつ、ルアンパバーンという美しい自然を持つバックパッカーに人気の都市があり行こうか悩んでいたのですが、このルアンパバーンを経由してハノイに向かう場合、料金が+8000円、ルアンパバーンからハノイへのバスの乗車時間が25時間かかり、更に7月12日にホーチミン発ジャカルタ行きの航空券を既にとってあるので、ベトナムも観光するとなると間に合わないと思い断念しました。
夜10時頃の車内ですがバチバチにうるさいです😇大声で会話するラオス人、大音量で動画を見る中国人、クラクションで音頭を取る運転手、車内に轟くポップな音楽、おいおいこんなん寝れへんやろと思いながら、マスク(アイマスク代用)、耳栓、睡眠薬という三種の神器があるのでこれらを駆使してようやくうとうとしていたところでした。
「出ろ!」
深夜0時頃でした。運転手とその知り合いらしいラオス人が険しい剣幕で乗客全員に指示します。もう国境着いたんか、もしくはしばらくトイレないから行っとけ的なやつか?と思い外に出たのですが、何も無い山道でした。
複数のラオス人が話し合い、うち1人がバスの下に潜り込んで何かを直している様子でした。エンジントラブルか…
重くて車体が低かったので、下に潜り込むスペースを作るために乗客を全員降ろしたという感じでした。
30分くらいして再びエンジンがかかりバスが出発しました。
5日目 ベトナムへ
睡眠導入剤禁断の2錠目に手を出し、翌朝物音で目が覚めると午前4時頃でした。暗くて場所がよく分からなかったのですが、バスの扉が開いていたので靴を履いて外に出てみます。
国境だ!
国境は普通に撮影禁止なので写真はないのですが、目の前にラオスの国旗と社会主義を象徴する赤旗があり、バスの前には進入禁止バーが下がっていました。ラオス-タイ国境と違って、これが国境かあ…!!みたいな実感の湧く場所でした。
5,000LAK(≒35円)払ってトイレに行き、その向かいに24時間営業のご飯屋さんがあったので入ってみます。
中はこんな感じです。オオバエコバエが霧散していてちょっと衛生面が気になりますが、このままだと食べる物がZippoパンしかないのでそんなこと気にしている場合ではありません。
こちらがフォーと水350円です!国境なので需要と供給を考えてもっと高額になるかと思いましたが、手持ちが少なかったので非常に助かりました。この後150,000LAKで7日間有効なベトナムSIMも購入し、ベトナム入国で50,000LAK持ってかれて残金3500LAK(≒250円)になりました。そもそも需要が少ないというのもありますが、ラオスキープは通貨が不安定で別の通貨に両替して貰えないことが多いのでほぼジャストで使い切れて良かったです。
ちなみに私が事前に購入した2Lのお水ですが、パンやカバンと一緒に(その前に買った水が残ってたので)未開封のまま置いておいたらいつの間にか消えていて、ドライバーとその仲間たちが手や顔を洗うのに使ってました😇
まあ運転手さんたち悪路の中身を粉にして運転してくれてたんで、幸い水が切れることもなかったですし許しますよ優しいので(?)
午前6時30分、例に倣って「出ろ!」とバス車内で号令がかかり全員外に出ます。
外で待機すること30分、進入禁止ゲートが開き皆さん次々と出国ゲートを潜っていきます。私も出国審査を済ませて先に進みました。ラオスの出国ゲートからベトナムの入国ゲートまではぼちぼち距離があるのですが、歩いてもいけますし、ゴルフカートのリムジン(?)みたいなのに乗って移動している人もいました。
という感じでラオスは終わりです!ラオスはなんか、インドに近しい適当さがあったかもしれませんね。社会主義を卑下している訳ではないのですが、仕事の善し悪しで給与の差が出にくいので必然的に適当な仕事になるのかもしれません。分かりませんけど。
ここまで読んで頂きありがとうございます👋
まとめ
・Grabは使えない
・民間企業の両替が禁止されているため両替所はほとんどない。野良商やホテルの闇両替が主流
・タクシーは割高、かと言って別の交通手段もない
・支払いはラオスキープの他にドルやタイバーツでもいける場合がある
・観光できる場所あんまりない
・菩薩はゆるい
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