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ジョージア旅行🇬🇪

こんばんは!

アゼルバイジャンから陸路でジョージアに抜けてきました。よろしければご覧ください😊


ジョージアはどんな国?

Travel risk 1

旧ソ連構成国でコーカサス地方、アゼルバイジャンとアルメニアの北に位置する国です。両国は険悪な関係にありますが、そんな中ジョージアはどちらとも良好な関係を築いてきました。

しかしロシアとの政治的な関係は良くなく、地図で渡航中止勧告が出されている南オセチア、アブハジアに関してはロシアの軍事支援を受け実質的な独立を保っています。

1日目 美しい国、ジョージア

入国審査を終え、日本人4人と中国人2人の計6人で無事ジョージアに入国しました🇬🇪入国審査官の方が「ジョージアへようこそ」と言ってくださいました。

とりあえずジョージア側のイミグレにATMがあったので200ラリ(≒11000円)を引き出しました。

アゼルバイジャンマナトはジョージアに入国する直前にある両替所でジョージアラリに両替することも出来ますが、イミグレから50mほど先にあるローカルの両替所で両替した方が格段にレートが良いのでそちらをおすすめします。

国境からバスなどは出ておらず、乗り合いタクシーに乗ってシグナギという街に向かいます。中国の2人もシグナギに向かっているようでしたが、4人でも既に店員オーバーなので申し訳ないことにここでお別れする形になりました。

パンをくわえて走る犬

給油するために一旦タクシーが停車しました。他の国では見たことの無い制度ですが、ジョージアの野犬の大半には耳に黄色いバッチが付いています。恐らく狂犬病のワクチンを接種済みであることを示しているのだと思います。

出発から約1時間半後、目的地のシグナギに到着しました。石畳の広がる味のある街並みです。おぎつうご夫婦は首都トビリシに向かう前にしばらくシグナギに滞在するとのことで、滞在先のホテルの前でお別れしました。

私とB男さんは今日中にトビリシまで向かうため、そのまま乗り続けてトビリシ行きのバス停まで向かいました。バス停の場所はここです。

気温は少し肌寒いですが、バクーよりはいくらかましな感じです。恐らく15℃前後かと思います。タクシーを降りたところで茹でとうもろこしが売っていたので購入しました。

最初5ラリ(≒270円)だと言われ、さすがに高すぎんかとゴネて3ラリ(≒160円)まで値切って買いました。写真からも日本で食べられているスイートコーンとは違うのが分かるかと思いますが、味も全く異なりかなり「穀物!!」って感じの味がします。

トビリシ行きのバスはすぐに見つかったのですが、出発まで1時間半ほど時間があるとのことでB男さんとしばらくシグナギを散策します。

万里の長城

展望台っぽいものが見えたので上ってみます。

上るにあたって特に料金は発生しませんでした。中は薄暗く急な階段が続いています。

青空レストラン怖すぎる🤣

上からの景色はこんな感じです。自然と綺麗な街並みとのバランスが取れていて非常に良い景色です。

私がジョージアが好きな理由のひとつはこの非常に特徴的な文字です。ジョージアがソ連に組み込まれたあとキリル文字が流入し、ご覧のジョージア語は宗教的な文書など限定的な場面でしか使われなくなりましたが、ソ連が解体してからはジョージア語を取り戻そうと国を挙げて教育し直したそうです。

ジョージア語は2016年、ユネスコ無形文化遺産に登録されました。私も結構文字フェチで色々な国の言語を眺めてきましたが、中でもジョージア語は1、2を争うほど好きです。

しかし当然観光客側のデメリットとして挙げられるのは何が書いてあるのかさっぱり分からないという点です。キリル文字はアルファベットと形が似ているので、1度言語と意味を結びつけて覚えてしまえばその後は結構楽です。更にiPhoneの機能で写真からある程度翻訳もしてくれます。

しかしジョージア語は見慣れない文字なので言語と意味を結びつけることが容易ではなく、更にはマイナー言語なのでiPhoneの翻訳機能が使えません。

近づいてきた眠そうな犬

お腹がすいたのでB男さんとレストランに入ろうと話していたのですが、この辺りのレストランはどこも高価だったので代わりにパン屋でパンを買いました。豆とベーコンが入った固いパン、お値段4.5ラリ(≒250円)です。

スーパー

そろそろ良い時間になってきたので、スーパーでティッシュと水を購入しバスに乗り込みました。運賃は1人10ラリ(≒550円)でした。距離がだいたい110kmくらいなのでかなり安いです。

午後6時頃、ジョージアの首都トビリシに到着しました!B男さんとお別れをして宿に向かい…向かおうと思ってました。

しかし困ったことに、Google Mapsでトビリシのオフラインマップをダウンロードしておくのを忘れてしまい完全に路頭に迷いました。

脇道のバザール

とりあえずカフェでも入ってWiFiを拾おうと思っていたのですがバス停の周りが田舎すぎてカフェなど1件もなく、文字通り右も左も分からないまま大通りに沿って適当に歩きます。

りんごが1kg=1ラリ(≒55円)で売っていたのでとりあえず買いました。(なんで?)

どれくらい歩いたか分かりませんが、数キロ離れたところにある鉄道駅の近くにWiFiマークの貼られたカフェがあったので藁にもすがる想いで入店しました。無事WiFiが使えるとの事で食事もしていきます。

メニュー名は英語に翻訳されたものもあったのですが、どのみち分からなかったので適当に注文したら中に大量のチーズが入っていて外もチーズでコーティングされている、チーズだけのピザが来ました🤣いや重すぎやろ!!

結局半分食べきれなかったので店員さんに頼んでお持ち帰りしました。

電車に乗って宿に向かいます。ちなみに中央アジアでは経路検索にGoogleマップが使えないので代わりにYandex Goで経路を調べていましたが、アゼルバイジャンとジョージアではGoogle Mapsを使うことができます。

宿のある駅に到着しました。とは言っても宿まではそこそこの距離があるのでしばらく歩きます。

気球?
祠?

という訳で、午後10時頃無事宿にチェックインすることが出来ました。

今回とった宿はLets Go Hostelさん、個室素泊まり1泊32ラリ(≒1750円)です。室内外のデザインにかなりこだわりを感じて良い雰囲気なのと、収容人数が最大3人なので静かなのも良いポイントです。

2日目 発熱

朝起床すると完全に風邪を引いていました。

しかしこのあたりで風邪をひくだろうというのは大体予想がついていて、というのもドミトリーの同部屋に宿泊し、一緒に食事をし、そしてアゼルバイジャンから一緒にジョージア入りしたB男さんが終始ヤバそうな咳をしていたからです。

アゼルバイジャンにいた時にA子さんがB男さんの体調について触れると、「バクー(アゼルバイジャンの首都)で体調を崩してずっと寝込んでたんですよ。」と、そしてB男さんがシェキに来たのはその翌日、時系列的に考えて感染性のウイルスならまだ確実に伝染る頃合いです。

A子さんは分かりませんが、一緒に国境を越えたおぎつうご夫婦のインスタを確認したら旦那さんの方も発熱していました。かく言う私もコロナっぽいのに東南アジアをほっつき歩いていたことがあるのであんまり人のことは言えませんが、まあ、風邪をひいたら安静にしときましょう😇(小並感)

しかし感染してしまったものは仕方がないのでとりあえずYandex Goでデリバリーを頼みます…って分かるか!!😂

とりあえずなんも分からないのでオプションなしで注文します。

シャワルマ12ラリ(≒650円)が到着しました。結構ボリューミーで美味しいです。しかし何より食欲があるのは唯一の救いで、ウズベキスタンのカンピロバクターがいかにやばかったか改めて思い知らされました。

深夜1時頃、喉が渇いて目が覚めたのですが何も飲むものがなかったので24時間営業のコンビニを探します。

さすがに人通りは多くないですが、地元の女性も普通に出歩いていたので治安は悪くないように思えます。

ジョージアオリジナルブランドと思われるコーラを購入しました。値段は3.5ラリ(≒190円)です。味はコカコーラをフルーティーにした感じです。

3日目  トビリシを散策

おはようございます。風邪がある程度回復したのでトビリシを散策します(おい)

すごいのどかな感じの街です。

しかしのどかな街とは裏腹に、民家の壁から工事現場のベニヤ板から地下道まで、あらゆる場所に落書き(?)がされています。日本だと治安悪いんかな?ってなりますが、ジョージアだと案外普通のことなのかもしれません。

とりあえず1170円でSIMを購入し、近くにハチャプリ屋さんがあったので入ってみます。

チョコの炭酸ドリンク

結構時間がかかりましたがハチャプリが到着しました。ドリンクと合わせてお値段17.5ラリ(≒960円)、高くね…?

ほぼチーズ

ハチャプリはちょっと卑猥な形をしたパンの上に卵が乗っているジョージアの伝統料理という認識で、あんまりどういう味の食べ物なのか分かっていませんでした。

しかし食べて仰天、バカくどいやないかい😇

パンの中にはこれでもかと言う程にふんだんのチーズが使われており、さすがに重たすぎて残しそうになりました(なんとか食べ切りました)

一昨日適当に頼んだピザもほぼチーズだったので、ジョージア人はチーズ好きなのかもしれません。

また適当に街を歩きます。

こちらはThe Clock Towerという若干有名な時計台らしいです。

こちらは平和の橋と呼ばれる川を渡るための歩道橋です。

向かいにはカジノがあります。

橋を渡っていたらおじいに絡まれて、

「お前ムスリムか?」

「いえ、違います。」

「わかった。あとさ、40ラリか50ラリくれないか?」

「いや、あげないが?」

50ラリって2700円ですよ😂乞食にたかられた金額としては間違いなく最高額です。

端から見た川の景色

橋の向こうにはRike Parkという市立公園があります。

街の至る所から見ることが出来るこの気球は普通に観光用のもので、3分ほど乗って55ラリ(≒3000円)らしいです。やめときましょう🤣

オシャレなバー
コンサートホール

公園内はこんな感じでした。

地下道のピアノ、ちゃんと鳴りました

夜になったので夕食を食べてきます。

とあるラーメン屋さんで醤油ラーメンを注文しました。

入店してすぐに60歳くらいの日本人の男性客が話しかけてきました。

「こんにちは。日本人ですか?」

「ええ、そうですよ。」

彼は私の席の前でタジタジしていたので、よろしければご一緒にどうですかと声をかけて向かい合う形で座りました。

ラーメンが届くまでしばらく時間があったのでその間お話をしていましたが、彼もまたジョージアへは観光目的で来ているそうで、普段は年に1回の長めの休暇を使って台湾や韓国など近場を観光しているが、今回は大冒険ですよと仰っていました。

このあとロシアも入国する予定があるそうで、私もロシア入国巡って色々あったので思わず「陸路ではないですよね?」と聞いてしまいましたが、さすがに空路らしいです🤣なんにせよ気をつけて行ってらっしゃいませ。

4日目 トビリシを散策②

どうやら体調を崩すと日本食が食べたくなる傾向があるようで、今日は朝からおにぎり屋さんに来ました。場所はここです。

私が知っているおにぎりとは少し違いますが、ツナマヨ、キムチ、チキンで18ラリ(≒970円)でした。久しぶりに醤油を摂取できたのは嬉しいポイントですが、ご飯は冷たくボソボソしていたのでイマイチでした。

色々なものが売っている市場にたどり着きました。少し物色していきます。

旧ソ連の硬貨が売っていたので買いました。お値段2ラリ(≒100円)です。思想が強そうなデザインでいいですね(?)

地下道のバザール

丘の上にデカい像が立っているので向かってみます。

おお、これは綺麗だ✨

高所から見る景色としては過去一かもしれないです。ここが適度な高さで非常に良いビューポイントなのでオススメです。

女神様もだいぶ距離が近くなってきました。普通に足元まで登ることが出来ますが、そこまで行ってもデカすぎてよく分からないのでこの辺がベストポイントです。

女神様のケツ側

頂上に到着しました!

女神様が向いている方角にはトビリシの美しい街並みが、ケツ側には色とりどりの美しい自然が広がっています。

お土産も売ってます。少し手前に簡易式のバーみたいな場所があって、警官の方が制服姿でビール片手に談笑してました🤣

このケーブルはRike Park(昨日行った広場)に続いていると思われます。しかし現在は運行停止、この景色を生で見たいなら階段を上る他ありません。

ちなみにこの裏に大きい自然公園があるのですが、残念なことにこちらも営業停止してました😭

そのまま下山し、初めてのバスに乗って宿方面に向かいます。交通系カードもありそうですが運賃はVISAで支払うことができました。カードは乗車時のみタッチ、1回の乗車で84円かかります。ルートはYandex Goで検索できます。

飯を食べます。ジョージアもアゼルバイジャン同様デカい札は桁並み断られるので、3件ほど100ラリ札が使えないか聞いて回りました。

言うて100ラリって5600円くらいですし、これが使えないのはなんかなあという感じです。

帰り道に芸術的な建物があったので芸術館か何かかと思って少し中に入りましたが、普通に市役所みたいな感じだったのですぐ出てきました。

帰りにジョージアビールとポテチを買ってきて食しました!ポテチはそこまで辛くなく、ビールはアルコールにわかなのでよくわからないです😂

AJINOMOTOが出しているらしい美味しそうなパッケージの醤油ラーメンも2ラリ(≒110円)で売っていたので買いましたが、中央アジアラーメン系のコンソメスープみたいな薄い味付けで全然醤油ラーメンじゃないです。

おいAJINOMOTO!!お前はそれでいいんか😂

5日目 トビリシを観光③

今日は特段やる事がないので適当に街ブラします😂

ちなみにこの日辺りから、政府がEUの加盟交渉を延期する予定だとかでトビリシでデモが発生しているという話がありました。まあ穏健派なので行かないんですけどね()

安くて美味しいと有名なMapshaliaというレストランに来ました!

豚肉の炒め物10ラリと赤ワイン5ラリで合計15ラリ(≒810円)、頼んだ商品も商品なのでぼちぼち安いですね。

味は…うーん、しょっぱすぎる!!塩辛すぎてもはや味が分かりません。この食べ物がジョージア全体でこういう味付けなのだとしたら、チャハプリ等も含めてジョージア料理全般私の口には合わない可能性が出てきました。

とりあえず遊園地的な場所まで散歩してきました。

大人もデートで来るような場所ではなく、ガチキッズ向けの遊園地です。完全に不審者なので足早に抜けました。

一旦宿に戻り、夕飯はここでラーメンを食べました!

写真は撮り忘れましたがオーナーの方がNARUTOのファンなようで、メニュー表にキャラクターのアニメ絵が沢山挿入されていた他、商品名にもキャラクターの名前が使われていました。著作権…😂

今回頼んだのはNARUTOラーメン(豚骨ラーメン)1杯15ラリ(≒810円)、麺の量は少ないですがちゃんと豚骨ラーメンの味がしますし、何より海外で食べるラーメンとしては圧倒的に安いので日本食が恋しくなった方には非常におすすめできます。

3ラリ(≒160円)で替え玉ができたので4玉追加注文し結局合計27ラリ(≒1450円)かかってしまいましたが、それでも海外ラーメンの値段とクオリティとしてはかなり良い方だと思います!

あと店内に日本人のお客さんがたくさんいらっしゃったのですが、この後アルメニアに行く予定だと話をするとバス停の場所などを教えてくださいました!翌日出発予定にも関わらず全くのノーリサーチだったので非常に助かりました😂

6日目 ハトとアルメニアへ🕊

今日はアルメニアに向かいます!延長に延長を重ね6日間お世話になった宿のオーナーに「მადლობა(マドロバ/ありがとう)」と最後の挨拶をし、いざ出発です。

前述の通りジョージアのバスは便利なことにクレカ対応しているのですが、まさかの見るからにアナログなマルシュもクレカ対応してました😂

マルシュが目的地のバス停を通り過ぎて変な場所に来たのでしばらく歩きます。木々が色とりどりで綺麗です。

無事バスターミナルに到着すると、バスの運転手と思しき人がレストランから飛び出してきて「どこ行くんや。」と聞いてきました。

「エレバンです。」と答えると、「食べ終わったら精算場所まで連れてったるからちょっとまっててくれ。」と言われたのですかさず値段を確認したところ「70ラリ(≒3780円)だ。」と言われました。

12GO上では約50ラリと書いてあったので、さすがに1000円かさ増しはやりすぎだろとごねていたのですが結局値段は変わらず、他のチケットカウンターに寄ってみてもエレバン行きのバンを取り扱っているのがそこしかなさそうだったので、渋々70ラリで手を打ちました。

バンの出発までは約2時間あり、それまでチケットカウンターの事務所(?)の中に案内されて、りんごやみかんを食べていました。

約1時間半後、先程のドライバーらしき男性が「予約上の問題が発生した。だが問題ない。君には特別席を用意してあげるから。」と謎のセリフを残していきました。

30分後、ようやくバンに乗り込む時間になりました。皆さん後部座席に乗り込んでいくので私も続いて乗ろうとしたところ、「違う違う。お前はこっちな。」と案内された場所はまさかの…

トランクの中😂

ぼったくられた挙句荷物扱いされる私…

しかも何やら目の前の箱からガサガサ聞こえてきて、よく見ると白い羽がぴょこんと飛び出しています。うーん、ハトやないかい🕊😂

国境の犬

ということで若干風邪気味(多分ハトのせい)で眠っていたら国境に到着したので、ここからはアルメニアに続きます🇦🇲

ここまで読んで頂きありがとうございます👋

まとめ

・物価はそこそこ。100ラリ(≒5400円)札すら使用を断られるケースが多く不便。
・ジョージア料理はゴテゴテのチーズか異常にしょっぱいものが多い。個人差あるかもですが私はあまり美味しいとは思えませんでした。
・街は綺麗。本当に綺麗。

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