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角印と丸印の違いって何?

<目次>
1.法人印鑑の角印と丸印それぞれの役割は?
2.角印と丸印の使い分けはどうする?
3.角印と丸印を作る際のおすすめ材質は?
4.角印と丸印の違いを覚え使い分けることが大事

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1.法人印鑑の角印と丸印それぞれの役割は?


印面が四角い形をした「角印」と、印面が丸い形をした「丸印」。

法人印鑑での両者の決定的な違いは、「角印が認印」で「丸印が実印」ということです。

角印は認印の役割を持つので、印鑑を登録する必要はなくそのまま使用できます。その一方で丸印は事前に役所での印鑑登録を必要とします。

両者の法的効力はこの違いによって大きく変わってきますので、それぞれの特徴について見ていきましょう。


< 角印 >

まずは角印について。

見た目が大きく立派なので会社の実印の様にも見えますが、実は会社の認印にあたります。この角印は別の呼び名として「社印」とも呼ばれています。

法人用の角印は個人の実印や会社の丸印のように、自治体や法務局での登録が必要ありません。そのため個人で使用する認印と同じようなイメージです。

ですが印鑑登録をしていなくても、押印によって効力が発揮されることに変わりはありません。悪用などされてしまわぬよう、必要な時を除きむやみに捺印することは避けましょう。


角印の印面に入る彫刻内容は「○○○○株式会社之印」や「合同会社◎◎◎◎印」など、法人名や屋号が入ります。

この末尾の「之印」や「印」は印鑑であることを示すために昔から使われており、文字数などの観点から印面の文字バランスを調整する役割も持っています。

例えば法人名や屋号だけではキリ良く文字数が収まらない様な、4文字/4文字/2文字(例:株式会社/クニヨシ/建設)などの場合、4列目の末尾に「之印」を入れることで4文字×3行などバランス調整をするようなイメージです。



< 丸印 >

丸印は法務局に届出(登記)した実印で、「代表者印」とも呼ばれています。

代表者の意思決定が必要となる契約などの場面で用いられ、社会的責任や義務を負う役割があります。

これは個人の実印と同じく、他人に悪用されないよう管理することが不可欠となります。


印鑑の作成にあたってはサイズに規定があり、「辺の長さが1cmの正方形に収まるもの、または辺の長さが3cmの正方形に収まらないものであってはならない」(商業登記規則第9条)とされています。

丸印の印面は基本的に外枠と内枠で構成されており、外枠には会社名や屋号を入れ、内枠には役職名などが入ります。

このように「角印は認印」で「丸印は実印」のため、捺印した印影の法的効力は異なります。


丸印は印鑑登録をしているため、印鑑証明書などで本人であることの証明が可能です。

契約書などに押印する際は、この印鑑証明書を添付することで法的効力が高まります。

一方の角印は登録などの必要がない分、本人の証明ができないため法的には不利になる可能性があります。


2.角印と丸印の使い分けはどうする?


契約書など書類に印鑑を押す場合、角印と丸印どちらを使えばいいか?という疑問があると思います。

結論から言うとそれは、契約書の内容によって押す印鑑が変わってきます。
例えば角印の場合は…



-------------------- ここまで --------------------

続きはこちらのページより、お読みいただけます。

匠印章辞典|角印と丸印の違いとは?
https://www.inkan-takumi.com/dict/kakuin_maruin.html


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