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一年間の留学を経て23歳を迎えた元不登校の自己紹介



はじめまして、インクちゃんと申します。さっそくですが皆さんは

アスタマニャーナ  Hasta mañana


という言葉をご存じでしょうか。


日本に住んで日本語を話していれば聞き馴染みのないフレーズかもしれません。学校でスペイン語を専攻していた人ならどうでしょうか。

ささっと結論から言うとスペイン語で「また明日」という意味になります。



なぜスペイン語のこの言葉を冒頭に、うどんの如くつるっと挿入したかと申しますと、



アメリカ留学で毎日のように言った言葉だから



です!!!




自己紹介


何を隠そうインクちゃんこと私のペンネームの由来も、実はスペイン語から来てたりします。雑なアナグラムで決めた名前です。

アメリカではイングリッシュネームを作らず本名で通していたのですが、とある言語を操る人達からとても受けのいい名前でした。

話のネタになって、一層自分の名前が好きになったキッカケでもあります。





私は太平洋に隣する西海岸、カリフォルニア州のサンディエゴという場所に一年間留学していました。そこはボーダー(国境)が近く、電車で一時間もすれば国境に辿り着く場所でした。


そう、カリフォルニアのすぐ下はメキシコです!



めっちゃ近い。
道路も気を付けなければするっと車で国境を越えれてしまう恐ろしい場所です。一度だけ間違えて車で国境を越えてしまい、アメリカ側に戻ってくるのが大変だったと話を聞いたことがあります。

なんなら歩いて国境を超えることができます。
島国である日本じゃ考えられないですね。

そんなこんなでメキシコ人の行き来が多い場所でもあるサンディエゴ。(もちろんメキシコ人に限らずカリフォルニアは人種の坩堝)


ボーダーに一番近いラスアメリカ(アウトレットモール)では、英語よりもスペイン語の方がよく聞こえるんじゃないかと思うほど、そこかしこでスペイン語が聞こえてきます。



そんなサンディエゴ。
初対面で名前を聞かれたときに、驚いたような顔や怪訝な顔、嬉しそうな顔の人達に会うと、90パーセントの確立で私はこう思ってました。

さては、スペイン語話者だな・・・?

そして決まって彼らはこう言うのです。



「あなたの名前の、スペイン語での意味を知っているか」



こうして自分の日本名に、実はスペイン語でも通ずる意味があることを知っていきました。
私としてもスペイン語での意味はとても気に入っていて、反応してくれる人にいつも「ありがとう。とても気に入っている名前なんです」と言うようにしていました。
そして彼らはすごくフランクに「素敵な名前だね」と言ってくれます。


そうした経験からインクちゃんというペンネームをつけました。


他に自己紹介をするとすればあとはもう、中学2年生時代に不登校になり、なんとか週1~3日登校の末無事に高校を合格し、楽しい高校生活を送っている最中にパンデミック襲来。そのまま高校卒業後は世間の様子を見つつ、予定より一年遅れでアメリカに語学留学したという経歴だけ書き綴っておきます。

インクちゃんの23年間より






なぜアメリカでスペイン語を喋っていたか


これは上記でも話した通り物理的にメキシコと近かったため、スーパーでもスペイン語表記は当たり前。

電車内のアナウンスも英語に加えスペイン語での放送はもちろんのこと、一番大きかった要因としてはホームステイ先のおじいちゃんの影響だと言えます。


私はエージェントを通して語学学校もホームステイ先も手配してもらったのですが、そこで出会ったのがメキシコ出身のおじいちゃんでした。


サンディエゴでのんびり余生を過ごしている方だったんですが、共同生活という名のホームステイを経て

お互いにお互いの母語を教え合うコミュニケーション

をたまに行っていました。
そのコミュニケーションの成果と言っても過言ではないのがアスタマニャーナなんです。


寝る前におじいちゃんに向けてアスタマニャーナと言う。
するとおじいちゃんはオヤスミと片言の日本で返してくれる。


とてもかけがえのない経験です。こうしてアメリカにいながらスペイン語を話す留学生活が生まれました。


喋っていると書くとおこがましいのですが、日本にいる時より確実にスペイン語を理解しフレーズも何個か知った今を鑑みてこう表現しました。

全くペラペラではないし文章を組み立てることはできませんが、一年間もおじいちゃんのスペイン語を聞いていると、会話の内容がなんとなくわかってくるもんなんですよね。


赤ちゃんが言語を習得していく過程を追体験しているようでした。




私にとってのアスタマニャーナとは


意味として捉えるならば
「明日もよろしくお願いします」「元気に起きてきてください」
この二つです。

経験として捉えるならば
「島国である日本では感じにくいけれど、国境は思ったり身近にあるし言語の行き交いは生活に溶け込んでいる」
ということです。

最後に言葉として捉えるならば
「第二の家族であるおじいちゃんを思い出すとても大切な言葉」
です。


言語の勉強だけなら日本で事足りてしまうかもしれません。
ですがこういった体温の通った体験を自分の体を通して経験するということは、留学の一番の醍醐味だと思っています。

そんな一年間で学んだことやしたらよかったなと思ったことなどを、これから留学に行く人に向けて書いていきます。


ゆくゆくは有料記事も書いていこうと思っています。
ですが無料記事も充実させていく予定です!


読んでくださった皆さん、それではアスタマニャーナ!

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インクちゃん@🗽留学日記
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