マーベル・ファクト・ファイル 訂正メモ(7.リアルマーベル③)クリエイター K~Z

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リアルマーベル③

クリエイター② K~Z

クリエイター KB-01 カート・ビュシーク
史上最も記憶に残るシリーズのひとつで、マーベルに復活する。
史上最も記憶に残るシリーズのひとつで、マーベルに名を轟かせている。
(ビュシークは1985年からしばらくマーベルから離れるが、1988年以後散発的にマーベルでの仕事を再開し、1993年からはほぼ毎月ペースで作品を書いていた。このMarvels Vol.1 #1 (1994年1月) はそうした時期の作品で、前々月にもSpider-Man Unlimited Vol.1 #3を書いている)
✕『Avengers/Justice League』
○『Avengers/JLA』
(またはJLA/Avengers)
[コラム:ヒーローズ・フォー・ハイヤー]
『Power Man and Iron Fist』(1983〜84年)でマーベルユニバースの最初の経験を積んだ。
○『
Power Man and Iron Fist』でマーベルユニバースの最初の経験を積んだ(1983〜84年)
(Power Man and Iron Fist Vol.1誌の刊行期間は1978~86年)
▵母親殺しのフェラという人間の姿をした狼を生みだした。(…)アイアンフィストには、フェラとの個人的な苦い思い出があった。
フェラという人間の姿をした狼を生みだした。(…)アイアンフィストには、フェラに母親を殺された個人的な苦い思い出があった。
(ロイ・トーマスによるMarvel Premiere Vol.1 #15で、アイアンフィストことダニー・ランドの母ヘザーが幼い息子をかばって狼の群れに殺された過去が明かされていた。ビュシークは9年後のPower Man and Iron Fist Vol.1 #97でこの狼をマスター・カーンによる狼人間フェラへと変貌させた)

クリエイター KE-01 ケリー・スー・デコニック
[主な作品]『Captain Marvel & The Carol Corps』
『Captain Marvel and The Carol Corps』
(&記号ではなくand)
キャロル・ダンバースはキャプテン・マーベルの名に戻り
キャロル・ダンバースはキャプテン・マーベルの名を受けて
(これ以前にキャロル・ダンバースがキャプテン・マーベルを名乗った事は無い)
The Adventures of Superman』
『Adventures of Superman』
(Theは不要)

クリエイター KG-01 キーロン・ギレン
[主な作品]『Manifest Destiny』
X-Men: Manifest Destiny』
(単にManifest Destinyと呼ぶとイベント名を指し、ギレンは中心人物ではない)
[主な作品、本文各1回]『Wicked + The Divine』
The Wicked + The Divine』
(先頭のTheを省略する事自体は日本語訳では珍しくないが、この場合The WickedとThe Divineが対となっており、少なくともデリカシーの無い表記)
2008年の『Newuniversal』だ。
2008年の『Newuniversal 1959』だ。
(ギレンが担当したのはNewuniversal 1959 Vol.1 #1(マーベル初作品欄参照)。ただしこの文の後にあるようにエリスと協働した「企画」そのものを指すならNewuniversalで正しい)
531号以降はひとりで連載を手がけている。
535号以降はひとりで連載を手がけている。
(誤記。#531はフラクションと共著で連載を開始した号)
[図版P2左下]『Marvel NOW!』の時期、
All-New Marvel NOW!』の時期、
(最初のMarvel NOW!キャンペーン (2012) の翌2013年に催されたのがAll-New Marvel NOW!で、Iron Man Vol.5はこの時期の作)
[コラム:ジェイミー・マッケルヴィー]彼の絵が最初に発表されたのは、
○最初にコミック誌で彼の絵が発表されたのは、
(これ以前にゲーム情報誌PlayStation Official Magazine-UKでSave Pointという連載を持っていた)

クリエイター KJ-01 クラウス・ジャンソン
[主な作品]『Batman, Batman: The Dark Knight Returns』
○『Batman』『Batman: The Dark Knight Returns』
(誤記)
[主な作品]『Elektra』
○[削除]

(The Elektra Saga Vol.1として知られるシリーズ(奥付ではElektra (Limited Series))を指すと思われるが、これはミラー/ジャンソンによるDaredevil Vol.1を中心に再録した単行本で(1ページのみ書き下ろしがあるとはいえ)、他にDaredevilを挙げているこの欄に載せるのは適切とは言えない)
ジーン・コーランギル・ケーンペンシルにペン入れする時期
ジーン・コーランギル・ケーンらのペンシルにペン入れする時期
(この期間中、たとえばDaredevil Vol.1 #125~132はウィリアム・ロバート・ブラウンがペンシラーだったように、他のペンシラーのインカーを務めた事も多く、コーラン、ケーンとの共著はそれぞれ3号ずつにとどまる)
✕『Sensational Spider-Man』
○『Spider-Man: The Lost Years』

(ジャンソンがこの時期Sensational Spider-Manを多く担当したのは事実だが、ジョン・ロミータ・ジュニアが同誌を担当したことはなく、文脈に合わない)
✕『Punisher/Captain America』
○『Blood and Glory』

(奥付による。表紙ロゴは『Punisher/Captain America: Blood and Glory』)

クリエイター KV-01 ケヴ・ウォーカー
[主な作品]『Realm of Kings』
○『Realm of Kings: Imperial Guard』

(Realm of Kings Vol.1はイベントRealm of Kingsの旗艦誌であり、タイイン誌Realm of Kings: Imperial Guard Vol.1とは異なる)
▵『Dr. Strange: Surgeon Supreme』
○『Dr. Strange』
(正確な書誌はDr. Strange Vol.1。表紙にはDr. Strange: Surgeon Supremeとあるため間違いではないが、それは単行本の題名でもあるため注意が必要。なお、これ以前にもドクター・ストレンジ主役誌は多数あったが、それらはDoctor Strangeであり区別される)
[2P目キャプション]アイアンマン
○ウォーマシン

(図版はSecret Avengers Vol.1 #17の一場面で、ここに描かれているのはジェームズ・ローズことウォーマシン)
▵『X-Men』のスピンオフ『Exiles』
○X-タイトルのスピンオフ『Exiles』
(Exiles Vol.1創刊の時期は様々なX-タイトルの刷新期にあたり、この時点でX-Men Vol.1はNew X-Men Vol.1に誌名変更していた。したがって当時X-Menというタイトルそのものは存在せず、厳密な意味ではExiles Vol.1はX-Men誌のスピンオフとは言えない。
 Exiles誌自体New X-Men誌との直接の関連は薄く、スピンオフとすればX-タイトル全般(特にエイジ・オブ・アポカリプスイベント)のスピンオフという性質が強かった)
『Thunderbolts』の連載を担当し、直後に短期間、『Venom』や『Uncanny Inhumans』でも仕事をしている。
『Thunderbolts』の連載を担当し、直後に短期間、『Venom』でも仕事をした。短期間の連載では他に『Uncanny Inhumans』などがある。
(ここで指すVenom Vol.2 #16~17からUncanny Inhumans Vol.1 #8~10までには4年間の開きがあり、間にAvengers関連誌など多くを担当しているため同列に書く事はふさわしくない)

クリエイター LS-01 ルイーズ・サイモンソン
[主な作品]『She-Hulk』
○『Sensational She-Hulk』
(She-Hulk Vol.1は2004~05に刊行されたシリーズで、ルイーズ・サイモンソンが2号を執筆したSensational She-Hulk Vol.1 (1989~94) とは別のシリーズ)

クリエイター MD-01 マルコ・ジュルジェヴィッチ
[主な作品]『Doctor Voodoo』
○『Doctor Voodoo: Avenger of the Supernatural』

(正式題。もっとも今のところドクター・ブードゥーの名を冠した主役タイトルはこのDoctor Voodoo: Avenger of the Supernatural Vol.1の他になく、短くDoctor Voodooとだけ呼んでも誤りにはならない)
[主な作品]『Ultimate Hulk』
○『Ultimate Hulk Annual』

(厳密には2誌は別のタイトル。とは言え年刊アニュアル誌は基本的にはレギュラー誌の別冊誌であり、その意味では間違いにはあたらない)
✕『X-23』
○『X-23: Target X』
(ミニシリーズX-23 Vol.1完結の約2年後に創刊されたミニシリーズがX-23: Target X Vol.1)

クリエイター ME-01 マイク・パーキンズ
[誕生]1969年11月20日
○1970年11月20日
Grand Comics Databaseによる)
[担当作]『Rowan’s Ruin』
Rowans Ruin』
(ローワンの所有格ではなくローワンズという固有名詞)
[P1図版左下]『Deathlok Vol.5』#1(2014年2月
『Deathlok Vol.5』#1(2014年12月
(誤記)
第15号(2005年12月
第15号(2006年4月
(誤記)
『House of M』のミニシリーズを手がけ、全5号の『House of M: Avengers』(…) にも携わった。
『House of M』のミニシリーズである全5号の『House of M: Avengers』(…) にも携わった。
(パーキンズはHouse of M Vol.1そのものにはタッチしていない)

クリエイター MF-01 マット・フラクション
✕『Mighty Thor』
や『Invincible Iron Man』といった古典的な作品を、
○『Thor』や『Invincible Iron Man』といった古典的なシリーズを、
(表紙・奥付ともThorで、MIghty Thor誌とは区別される。Invincible Iron Manはフラクションが引き受けるVol.2より1年前にIron Man Vol.4の誌名変更で生まれたもので、大きなIron ManシリーズとしてはともかくInvincible Iron Man自体は古典的とは言えない)
✕『Captain America』『Dark Avengers』『Young Avengers』『Punisher』『Defenders』をよみがえらせたのも彼だ。
『Captain America: Who Won't Wield the Shield』『Dark Avengers』『Young Avengers Presents』と印象的な作品を書き、『Punisher War Journal』『Defenders』をよみがえらせたのも彼だ。
(タイトルの幾つかは正式題ではない。このうちPunisher War Journal Vol.2とDefenders Vol.4は停滞していたシリーズをフラクションが再起動させた作品で間違いないが、前3作はそうではない。
 Captain America: Who Won't Wield the Shield Vol.1 #1はパロディ的な特別号で、フォーブッシュマンやデッドプールといった悪ノリヒーローの活躍が収められており、フラクションはこの号かぎりのパロディキャラ「ドクター・アメリカ」の短編を書いた。
 フラクションが書いたDark Avengers Vol.1とYoung Avengers Presents Vol.1はそれぞれ#7~8・#6で、進行中のシリーズに書き下ろしたもの)
✕オルタナティブファッションコミックの影響
○オルタナティブコミック・スタイルの影響
(そのまま読めば服飾を題材にしたオルタナティブコミックとなるが、おそらくこの場合のファッション fashionは様式、〜風という意味)
[図版P2上]『Fantastic Four』
○『FF』

(図版と食い違っている。ただしフラクションはFantastic Four Vol.4とFF Vol.2を同時に連載しておりその意味で間違いではない)
[図版P2上]『Iron Man』
○『Invincible Iron Man』

(図版に書かれているため、省略か)
✕『Inhuman』
○『Inhumanity』

(Inhumanity Vol.1 #1~2の続編として始まったのがInhuman Vol.1 であり、フラクションが担当したのは前者)
[コラム]
✕『Iron Fist』
のおかげでブレイクした
○アイアンフィストのおかげでブレイクした
(コラムはIron Fist誌に限らないアイアンフィスト系誌について書かれており、ここではキャラクターとしてのアイアンフィストを指していると思しい)
▵『Kung Fu』
○『Deadly Hands of Kung Fu』

(正式題)
✕アーティスト、クリス・クレアモントとジョン・バーン
○作家クリス・クレアモントとアーティスト、ジョン・バーン
(誤記)
✕1979年に50号に届いた
○1978年に50号に届いた
(誤記)
✕パワーマンとアイアンフィストは、1986年に終了
○『Power Man and Iron Fist』は、1986年に終了
(文脈から誌名を指すのは自明)

クリエイター MG-01 マーク・グルエンウォルド
✕初仕事:
○初仕事(ライター):

(Spider-Woman Vol.1 #9はライターとしての初仕事であって、編集者としてならKull the Destroyer Vol.1 #28が4ヶ月早い1978年8月刊)
『Contest of Champions』
Marvel Super Hero Contest of Champions』
(正式題。後にこれと別にContest of Champions Vol.1誌が創刊されるため区別の必要がある)
マーベルのスーパーヒーロー名簿の重要な(そしてなんともわかりにくい)大量のメモが添付され、能力や現在地などの情報が示されていた。
マーベルのスーパーヒーロー名簿の重要な(そしてなんともわかりにくい)能力や現在地などの情報が大量の簡潔なメモとして示されていた。
(この巻末のメモ自体が分かりにくかったとは到底言いがたい)
『Book of Dead』
『Book of Dead and Inactive
(正式題)
[図版P2上]『Spider-Man』『Thor』『Daredevil
○『Spider-Woman』『Thor』『What If?
(図版の書影と合っていない。グルエンウォルドはSpider-Man Vol.1には関わっておらず、あえて言えばAmazing Spider-Man Vol.1を数号担当している。Daredevil Vol.1は1号だけ担当したが、8号担当したWhat If? Vol.1(書影の#28を含む)の方がふさわしいだろう)
『Squadron Supreme』のマキシシリーズでは、ペン入れを担当した。
『Squadron Supreme』のマキシシリーズでも、原作を担当した。
(誤記。なぜこのような誤りが起きるのか?)
Pitt』と、その後を描いた『Draft』でジョン・バーンとともに原作を担当した。
The Pitt』と、その後を描いた『The Draft』でそれぞれジョン・バーン、ファビアン・ニシーザとともに原作を担当した。
(バーンが共同原作したのは前者のみ。奥付の確認はできなかったが、公式サイト等多くはThe Pittと表記される)
『Captain America』だ。第304号から引き継ぐと、
『Captain America』だ。第307号から引き継ぐと、
(誤記)
クェーサーの冒険を描いたシリーズでは、60号連続で原作を担当した。
クェーサーの冒険を描いたシリーズでは、約60号連続で原作を担当した。
(Quasar Vol.1 #1~60のうち#59だけは担当していない)
『Squadron Supreme』のハードカバー版
『Squadron Supreme』の合本版
(いわゆるTPB(単行本)だが、装丁はハードカバーではない)
[コラム:スコードロン・スプリーム]
マーベルの「Distinguished Competition」
マーベルの麗しき競争相手Distinguished Competition
(訳も説明も無いため意味が分からないが、これは「DC」を頭文字としてDistinguished Competitionと呼んだ、一種の隠語。スタン・リーが好んで使った)
マキシシリーズ一変させた。
マキシシリーズでその扱いを一変させた。
(シリーズは最初からグルエンウォルドの作であり意味が通らない)

クリエイター MI-01 マイク・オルレッド
▵『Untold Tales of Spider-Man Annual』#1
○『Untold Tales of Spider-Man Annual 1996』
(年刊のUntold Tales of Spider-Man Annual誌はナンバリングの代わりに刊行年がタイトルとして記されている。本文で「『Untold Tales of Spider-Man Annual』第1号」と書かれているのはこのためだろう)
▵『Untold Tales Annual』
○『Untold Tales of Spider-Man Annual』
(省略と思われるが念のため)
▵『Sandman: World’s End』
○『Sandman』
(Sandman: World’s Endは単行本化の際のタイトルで、執筆時は単にSandman Vol.2 #54だった)
▵書籍『Bowie: Stardust, Rayguns and Moonage Daydreams』
○書籍形式のグラフィックノベル『Bowie: Stardust, Rayguns and Moonage Daydreams』
(Bowie~は書籍形式のハードカバーの装丁で発行されたが、いわゆる活字本ではない)

クリエイター MK-01 マーク・ウェイド
▵1990年代半ばから、彼はデアデビル、ハルク、キャプテン・アメリカといった数多くの有名キャラクターを手がけ
○彼は1990年代半ばに手がけたキャプテン・アメリカをはじめ、デアデビル、ハルクといった数多くの有名キャラクターを扱い
(このうちウェイドが1990年代半ばに単独タイトルとして担当したのはキャプテン・アメリカのみ。デアデビル/ハルクを手がけたのは2010年代になってから)
[マーベル初作品]『X-Men: Age of Apocalypse』
○『Deadpool: Sins of the Past』#1
(X-Men: Age of Apocalypseとはイベント名であり、このタイトルの作品は存在しない。同イベントの中でウェイドが手がけた最初の作品とすればX-Men Alpha Vol.1 #1、あるいはそれに先んじたイベントのプロローグにあたるUncanny X-Men Vol.1 #320になるが、それらもウェイドのマーベルキャリア初作品ではなく、実際にウェイドが初めてマーベルで担当したのはDeadpool: Sins of the Past Vol.1 #1である)
✕『Ms. Marvel』『Spider-Man』
○『Amazing Spider-Man』
(ウェイドがミズ・マーベル(カマラ・カーン)を担当した作品としては特別号All-New, All-Different Avengers Annual Vol.1 #1のうちの1編があるが、タイトルとしてのMs. Marvelには関与していない。またSpider-Man誌とAmazing Spider-Man誌とは別タイトルであり、ウェイドが手がけたのは後者)
✕同作の一話完結の物語『Holiday』で
○同作は一話完結のある“休日”の物語で
(Daredevil Vol.3 #7には特定のエピソードタイトルは付けられていない。強いて挙げるなら1ページ目の大見出しから「The Most Wanted Man Alive」等となる)

クリエイター MM-01 マーク・ミラー
[主な作品]マーベルナイツ、ウルヴァリン
○マーベルナイツ版ウルヴァリン

(ミラーはMarvel Knighs誌に関わっていない。おそらくWolverine Vol.3の表題Marvel Knights: Wolverineを誤って2誌に分けて書いているのではないか)
[図版P2上]『Marvel Knights』
○[削除]

(同じくMarvel Knights誌は無関係。書影からMarvel Knights: Wolverine(表題)の事だとすれば後述されているWolverineと同一である)
『Marvel Zombie
『Marvel Zombies
(誤記)
✕スーパーヴィランに間違われてしまう子どもたちの姿を描く、非現実的でノスタルジックな
○フィクションの中のスーパーヴィランに襲われてしまう子どもたちの姿を描く、ノスタルジックな
(甚だしい誤り。Marvel 1985の舞台は現実世界(という設定のアース-1219)で、マーベル・コミックの中のヴィラン達が現実化して主人公の少年トビーらを襲う)
自身のアルティメット・ユニバースの物語として、『Old Man Logan in Wolverine』という
自身の荒廃したユニバースの物語として、『Wolverine』の中で「Old Man Logan」という
(Old Man Loganはアルティメット・ユニバースの物語ではない。Old Man Logan in Wolverineというタイトルは存在せず、おそらくWolverine Vol.3の中で展開した事の誤訳か)

クリエイター MN-01 マイク・ミニョーラ
[リード文、本文P2]『X-Men Classics
『X-Men Classic
(単数形の誤記)
[P2図版左下]『Wolverine』
○『Wolverine: The Jungle Adventure』

(図版は読切Wolverine: The Jungle Adventure Vol.1 #1の表紙。なお本文にも『Wolverine』が出てくるが同時期にWolverine Vol.2カバーも手がけているため、そちらは誤りにはあたらない)
▵映画『Bram Stoker's Dracula』
○映画『ドラキュラ』(1992年)
(邦題。ただし1979年にも同名の映画があり、トップス・コミックスから刊行されたミニョーラによるコミック版は「Bram Stoker's Dracula」の題だった)
✕2019年に再び『Hellboy』に携わると、(…)3本目の映画の脚本を執筆した。
○2019年に再びヘルボーイの仕事として、(…)3本目の映画の脚本を執筆した。
(この年のミニョーラによるヘルボーイ関連作は、映画『ヘルボーイ』(2019年リブート版)のみ)

クリエイター MP-01 マイク・プルーグ
※『Superman』や『Batman』のアニメ
(これはスーパーマンやバットマンのアニメ化作品という意味で、当時『Superman』『Batman』というタイトルの特定のアニメ作品があったわけではない。フィルメーション社は当時大ヒットしたThe New Adventures of Supermanと並行して毎年のようにDCコミックスの新作アニメを発表、何ラインも手がけていた。このうちスーパーマン/バットマンのタイトルは前記The New Adventures of Supermanと、The Superman/Aquaman Hour of Adventure、The Batman/Superman Hour、The Adventures of Batman)
✕『Monster of Frankenstein』
○『Frankenstein』

(このコミック誌は表紙上は#1~5までMonster of Frankenstein、#6以降The Frankenstein Monsterと書かれていたが、奥付では一律Frankenstein Vol.1とされる。見かけ上の改題後の#6でもマイク・プルーグが描いており、その意味でもまとめてFrankensteinと書く方がふさわしいだろう)
✕『Kull the Conqueror』
○『Kull the Destoryer』
(Kull the Conqueror Vol.1 全10号の後を継いだのがKull the Destoryer Vol.1 全29号であり、マイク・プルーグが手がけたのは後者の#11~15)

クリエイター MS-01 マリー・セバーリン
スティーブ・ディッコがマーベルから離れると、『Strange Tales』を任され、第153号からはレギュラーとなり、
スティーブ・ディッコがマーベルから離れると、ビル・エヴェレットに次いで『Strange Tales』第153号からレギュラーを任され、
(ディッコの後はビル・エヴェレットが6号担当し、次にセバーリンが担当した。当時のStrange Tales Vol.1誌はドクター・ストレンジとニック・フューリーの2本立てで、後者はカービーやステランコが担当したためセバーリンが同誌を単身任された訳ではない)
✕1967年7月、『Tales to Astonish』第93号のペンシラーを引き継ぎ、『Incredible Hulk』第106号まで
○1967年6月、『Tales to Astonish』第92号のペンシラーを引き継ぎ、誌名変更を挟んで『Incredible Hulk』第106号まで
(号数の誤り。説明が抜けているが、Tales to Astonish Vol.1は#102でIncredible Hulk Vol.1に誌名変更している)
[主な作品]『Hulk』
○『Incredible Hulk』

(Hulk誌とIncredible Hulk誌は別のコミックで、セバーリンは前者を担当していない。ただしセバーリンはわずかにHulk! Vol.1も手がけてはいる)
[主な作品、コラム]『Namor the Sub-Mariner』
○『Sub-Mariner』

(やはりこの2誌は別のコミック。セバーリン担当期のSub-Mariner Vol.1には表紙ロゴで「Prince Namor, the Sub-Mariner」と書かれていた事との混同か)
[2P上キャプション]『Hulk』
○『Tales to Astonish』

(図版はTales to Astonish Vol.1 #93の2話目の扉絵)
[2P上キャプション、コラム]『Crazy!』(1973〜83年)
○『Crazy Magazine』
(1973〜83年)
(Crazy Vol.2の表題は「Crazy!」だがこのエクスクラメーションマークはVol.2の全3号表紙にだけ付いた装飾的なもので、何より刊行年からすればこれが指すのはCrazy Vol.2の後継誌であるCrazy Magazine Vol.1である)
『Sub-Mariner』のレギュラーペンシラーとなり(…)計13号を描いた。
『Sub-Mariner』のレギュラーペンシラーとなり(…)計12号を描いた。
(セバーリン担当号はSub-Mariner Vol.1 #9、#12~19、#21~23の計12号。後に#44・45も担当した)
✕新スパイダーウーマンのキャラクターデザイン
○新キャラクター、スパイダーウーマンのデザイン
(画は初代スパイダーウーマンのジェシカ・ドリュー)

クリエイター NA-01 ニール・アダムズ
[主な担当]グリーンランタン、グリーンアロー
○グリーンランタン/グリーンアロー

(主人公名としては誤りではないが、アダムズがグリーンアローの単体主役誌Green Arrowを扱った事自体は無い。アダムズがグリーンアローを描いたのはGreen Lantern/Green Arrow Vol.1で、これはグリーンランタンとの共演誌)
[図版P2上]『Defenders』
○『Marvel Feature』

(図版の表紙ロゴに明らかなように、この作品はMarvel Feature Vol.1 #1。同誌は#1~3の間ディフェンダーズが巻頭話を務め、好評を受けてDefenders Vol.1が創刊された。アダムズは2012年までDefenders誌を担当した事は無かった)

クリエイター MW-01 マーヴ・ウルフマン
[本文3回]『マシンマン』
○『Machine Man』

(この項でもマーベルのタイトルはこれ以外は全て原題で表記してあり不統一)
✕1982年のアイズナー賞、80年代半ばにふたつのイーグル賞
○1981年にイーグル賞、80年代半ばにもふたつの同賞
(アイズナー賞は1988年発足)
✕2008年には『The Illustrated History of the State of Israel』というグラフィックノベルでナショナル・ジュイッシュ・ブック・マンス・アワードなど
○2007年には『Homeland: The Illustrated History of the State of Israel』というグラフィックノベルでナショナル・ジュイッシュ・ブック・アワードなど
(受賞年は誤り。タイトルはHomelandでサブタイトルとしてThe Illustrated~が付く。年間に与えられる賞なので「マンス」は付かない)
仕事の基礎を作ったのは、『House of Ideas』だった。
仕事の基礎を作ったのは、「ハウス・オブ・アイデア」(マーベルコミックスの愛称)だった。
(House of Ideasというコミック誌は存在しない)
10代のころ、ウルフマンとウェインはマーベルの事務所を見学している。まだファンの世界にも雑誌出版の世界にも入る前のことである。
10代のころ、ウルフマンとウェインはDCの編集部をたびたび見学している。まだ雑誌出版の世界に入る前、ファンの世界にいた頃のことである。
(若い2人がマーベルを見学したというエピソードが見当たらなかった。ウェインがウルフマンのサイトで語るところでは、2人は学生ファンジン時代にDCコミックスの見学ツアーに毎月参加している)
スティーブン・キングの小説を掲載した初めての人間となった。
スティーブン・キングの小説を全編掲載した初めての人間となった。
(この小説は最初『I Was a Teenage Grave Robber』の題で別のファンジンComics Review誌(マイク・ギャレット編)に掲載された。しかし連載形式の途中で掲載誌自体が休刊し全4話予定のうち3話に終わり、原稿料も未払いだった。翌年にキングが改稿した作品を、ウルフマンはファンジンStories of Suspense #2に『In a Half-World of Terror』の題で掲載する)
[マーベル初作品]『Spoof』#2
○『Tower of Shadows』#4

(前者は1972年11月刊、後者は1970年3月刊で全3話のうち第2話目を担当している。巻頭話としてはSpoof Vol.1 #2と同月にCaptain Marvel Vol.1 #23も担当している)
[代表作]トンブ・オブ・ドラキュラ
○トゥーム・オブ・ドラキュラ
(スペルはTomb of Draculaだが、スパイダーマンのヴィランTombstoneが「トゥームストーン」であるように一般にTombの読みはトゥーム)
✕『A Man Called Nova』
○『Nova』

(奥付による。Nova Vol.1の表紙には常に「The Man Called Nova」というロゴで書かれていたが、「A」で始まった事は無い)
カルトシリーズの監修も務めた。
カルトシリーズの製作も務めた。
(Spider-Woman Vol.1及びNova Vol.1の編集者を務めたのは事実だが、同時に脚本家としても携わっている)
『Night Force』で (…) コーランと再び仕事をともにし、長く連載が続くバットマンの物語を開始。
○『Night Force』で (…) コーランと再び仕事をともにした。また、長く連載の続いていたバットマンを2度にわたり担当。
(Night Force Vol.1とバットマンは無関係。ウルフマンはBatman Vol.1 #328~335、#436~451を担当した)

クリエイター MZ-01 マイク・ゼック
[本文3回、コラム1回]『Secret Wars』
→『Marvel Super Heroes Secret Wars』

(主な作品欄にある通り、Marvel Super Heroes Secret Wars Vol.1。後の2015年のSecret Wars Vol.1誌と区別される)
1981年、『Captain America』のペンシラーを務めた。
1981年、『Captain America』のレギュラーペンシラーを務めた。
(既に1978年にCaptain America Vol.1 #224を担当していた。ここで光栄として書かれるのはCaptain America Vol.1 #258以降のレギュラー担当を示す)
[マーベル初作品]『Master of Kung Fu』#55(1977年8月)
○『Savage Sword of Conan』#14(1976年9月)

(メインペンシラーとしては上記で正しいが、1年前に下記で併録のバックアップ・ストーリーを担当している)
[本文3回]『Kraven’s Last Hunt』
(二重かぎ括弧で囲まれているためミニシリーズのようにも読めるが、実際はWeb of Spider-Man Vol.1・Amazing Spider-Man Vol.1・Peter Parker, The Spectacular Spider-Man Vol.1の3誌をまたぐイベントの名前。しかし『Spider-Man: Kraven’s Last Hunt』の題で繰り返し単行本化されているため、その意味では間違いではない)
[本文3回]『Spider-Man』
○スパイダーマン系列誌

(Spider-Man Vol.1~の事ではない)
▵ゼックはキャプテン・アメリカを何作か描いたのち、DCコミックスで
○多くのキャプテン・アメリカを描いたゼックは、DCコミックスでは
(ゼックのキャプテン・アメリカ担当作は30号近くに及ぶ。ここで書かれるDCコミックスの仕事はおよそ1990年代半ばのものだが、それ以前でキャップ系列誌を最後に書いたのはCaptain America Annual Vol.1 #8で1986年のことであり大きく開きがある)
✕『The Punisher: Return to the Big Nothing』
○『Epic Graphic Novel: The Punisher - Return to Big Nothing』
(表題はThe Punisher - Return to Big Nothingで、2つ目のtheは不要)
※『The Sinister Six Trilogy』
(コミックではなく小説、またタイトルではなくシリーズ名を指す。The Gathering of the Sinister Six、Revenge of the Sinister Six、Secret of the Sinister Sixの3作)

クリエイター NA-02 ニール・アダムス
✕『Conan』
○コナンのシリーズ
(ニール・アダムスが当時手がけたのはConan the Barbarian Vol.1 #37およびSavage Sword of Conan Vol.1 #14であり、1995年に創刊されるConan Vol.1誌とは無関係)
▵新版『War of the Worlds』
○『Amazing Adventures Vol.2』での新しい「War of the Worlds(宇宙戦争)」

(元々は『The War of the Worlds(宇宙戦争)』とはH.G.ウェルズの小説。この設定をマーベル独自に膨らませ、未来世界でキルレイブンを主役として描いたシリーズ「War of the Worlds」がAmazing Adventures Vol.2 #18~39に掲載された。ニール・アダムスが手がけたのはその初回#18掲載回)

クリエイター NG-01 ニール・ゲイマン
[マーベル初作品]『The Last Temptation』
○『Clive Barker's Hellraiser』#20

(エピックのインプリントから発行された後者が1年早い。The Last Temptation自体がMarvel Musicのインプリントから出ており、エピックだから外すという事にはならない)
※『Stardust』
→『スターダスト』
※『Coraline』
→『コララインとボタンの魔女』
※『American Gods』
→『アメリカン・ゴッズ』

(邦題。マーベル・ファクト・ファイルは小説に関しては原題と邦題が混在しており不統一)
4編の『Future Shock
4編の『Future Shocks
(複数形)
▵1988年から96年まで、
○1989年から96年まで、
(Sandman Vol.2 #1のリリースデイトは1988年12月だが、カバーデイトは1989年1月)
マーベルでの最初の仕事は1994年の『The Last Temptation』だった。
マーベルでの最初の仕事は1993年の『Clive Barker's Hellraiser』#20、そして翌年の『The Last Temptation』だった。
(前述)
イラストレーションを収めた本
イラストレーションを収めた本『Heroes』
(なぜか書名が出てこない)
✕2007年にやってきた全7号の限定シリーズ『Eternals』
○2006年にやってきた全7号の限定シリーズ『Eternals』
(Eternals Vol.3 #1は2006年8月刊)

クリエイター PA-01 ポール・ニアリー
UKオリジナルのコミック『Hulk』
UKオリジナルのコミック『Hulk Comic』
(Hulk誌は米マーベルのコミック。マーベルUKによるオリジナル週刊誌はHulk Comic Vol.1誌)
✕『Doctor Who』
○『Doctor Who Weekly』

(週刊誌Doctor Who Weekly Vol.1は表紙ロゴも奥付もWeekly表記がある。後に月刊化したDoctor Who Monthly Vol.1誌で表紙ロゴはDoctor Who表記になった)
二アリーは、マーベルUKの多くの作品でアーティストを務めた。
二アリーは、マーベルUKほか多くの作品でアーティストを務めた。
(文面自体は誤りではないが、ここでキャプションが示しているのはマーベルUKではなく米マーベルによるS.H.I.E.L.D.: Nick Fury Vs. S.H.I.E.L.D. Vol.1誌の単行本であり不適切)
[マーベル初作品]『Hulk Comic』#1(1979年3月)
○『Hulk Comic』#4(1979年3月)
(当時のHulk Comic誌はクレジットの記載が安定せず断定はし難いが、おそらくポール・ニアリーがペンシルを始めたのは#4以降と思われる。週刊誌のため#1・4いずれもカバーデイトは3月)
『Captain Britain』を再スタートすることであり、(…)アラン・ムーアが脚本を担当するようになると
『Captain Britain』を再スタートすることであり、(…)アラン・ムーアがオムニバス誌でキャプテン・ブリテンの脚本を担当するようになると
(アラン・ムーアがCaptain Britain Vol.2誌を担当したことは無い。この文はMarvel Super-Heroes (UK) Vol.1やDaredevils Vol.1、Mighty World of Marvel Vol.1等オムニバス誌でのキャプテン・ブリテン主役作の脚本を執筆したことを指す)

クリエイター PD-01 ピーター・デイビッド
✕1980年代
から多くのタイトルで賞を獲得してきた。
○1990年代から多くのタイトルで賞を獲得してきた。
(P2コラムにある通り、デイビッドの主な受賞歴は1990年代以降)
クリス・クレアモントとデイブ・コックラムの傑作『Uncanny X-Men』
クリス・クレアモントとデイブ・コックラムの傑作『X-Men』
(当時のタイトルはX-Men(表題はThe All-New, All-Different X-Men))
▵マーベル初作品:『Spectacular Spider-Man』#103
○マーベル初ヒーロー作品:『Peter Parker, The Spectacular Spider-Man』#103
(当時のタイトルは表題通りPeter Parker, The Spectacular Spider-Man。デイビッドはこれ以前に読者誌Marvel Age Vol.1 #4でコラムを、ユーモア誌The Marvel Fumetti Bookで短編を書いている)
✕『Heroes Reborn』
○『Heroes Reborn: The Return』

(イベントとしてのHeroes Rebornではなく、その完結編的ミニシリーズのHeroes Reborn: The Return Vol.1)
▵『Merc』
○『Mark Hazzard: Merc』

(正式題)
▵翌年には (…)『The Dark Tower: The Gunslinger Born』の脚本を担当。
○翌々年には (…)『The Dark Tower: The Gunslinger Born』の脚本を担当。
(The Dark Tower ~の刊行は2007年で、Incredible Hulk Vol.2を担当した2005年の2年後。もっともこれは刊行年月の話であり、執筆期間で言えば2004年末と考えられ誤りにはならない)
[コラム]
▵『Hulk: The Fall of the Pantheon』
○『Incredible Hulk』の「Fall of the Pantheon」

(Incredible Hulk #424~426のストーリーアークを指す。Fall of the Pantheonの頭にTheは付かない)
▵『Hulk』でアイズナー賞の最優秀連載シリーズ部門に
○『Incredible Hulk』でアイズナー賞の最優秀連載シリーズ部門に
1994年には『Hulk』
1994年には『Incredible Hulk』
(単に省略と思われるが、Hulk誌とは別タイトル)
✕1999年には『Hulk』で
○1998年には『Incredible Hulk』で
(1998年の誤り。ノミネートされたのはIncredible Hulk Vol.1 #-1)

クリエイター PR-01 ポール・ライアン
✕グラフィックノベルの『Thor』
○ソーをフィーチャーした『Marvel Graphic Novel』

(ライアンが担当したのはソーを主役にしたMarvel Graphic Novel Vol.1 #33)
『Quasar』の担当後、ついにビッグタイトル『Avengers』を任される
『Quasar』と共に、ついにビッグタイトル『Avengers』を任される
(ライアンはAvengers Vol.1 #305 (1989年7月) 以降を担当すると共に、ほどなくQuasar Vol.1 #1 (1989年10月)~#6 までを担当したため、順序としてはAvengersの方が先になる)
Spider-Man Annual第21号
Amazing Spider-Man Annual第21号
[主な作品]『Spider-Man』
○『Amazing Spider-Man Annual』
[図版P2上]『Spider-Man Annual』#21
Amazing Spider-Man Annual』#21
(Spider-Man Annual Vol.1誌とAmazing Spider-Man Annual Vol.1誌は別のコミック誌。ライアンがSpider-Man Annual誌やSpider-Man誌を担当した事は無い)
✕『Batman』(…)『Green Lantern』
○『Batman』系列誌
(…)『Green Lantern Annual』
(ライアンはBatman: Gotham Knights Vol.1やBatman: Shadow of the Bat Vol.1など複数のBatman系列誌を担当したが、Batman誌自体には関わらなかった。同様にライアンが担当したのはGreen Lantern本誌ではなく年刊のGreen Lantern Annual Vol.3)

クリエイター PS-01 ポール・スミス
[主な作品]『X-Men and Alpha Flight』、『X-Men and Alpha Flight』
○『X-Men / Alpha Flight』
[本文]『X-Men and Alpha Flight』の限定シリーズや
『X-Men / Alpha Flight』の限定シリーズや
(主な作品欄は重複。表紙ロゴにはX-Men and Alpha Flightとあるものの、正確な書誌上はandが/記号に置き換わっており、マーベル公式サイトでも同様とされている)
ラルフ・バクシによるオリジナルのアニメ映画「指輪物語」
ラルフ・バクシの手になるアニメ映画「指輪物語」
(言うまでもなくこのアニメ映画の原作はJ.R.R.トールキンの小説)
1982年、『Dr. Strange』の
1982年、『Doctor Strange』の
スミスは『Dr. Strange』を再び担当。
スミスは『Doctor Strange』を再び担当。
(Doctor Strange Vol.2。後に2020年、これと別にDr. Strange Vol.1が創刊されたためDr.と省略すると誤りになる。もっともマーベル・ファクト・ファイル原書刊行時点ではDr. Strange誌は存在しないため、当時の記述としては単なる省略である)
スミスは号分を担当しただけで、
スミスは号分を担当しただけで、
(誤記。これより以前、初めに担当した2号もカウントしているのではないか?)
X-Men』での素晴らしい時期
Uncanny X-Men』での素晴らしい時期
(省略と思われるが、スミスは後年X-Men Vol.2も担当しており、文脈に合わない)
[コラム:ボブ・ウィアセック]
X-Men』第150号(1981年10月)から200数号に至るまで
Uncanny X-Men』第150号(1981年10月)から180号に至るまで
(ウィアセックの担当期間は#180まで。やはりウィアセックも後にX-Men Vol.2を担当するためUncanny X-Men Vol.1と区別が必要)

クリエイター RA-01 ロス・アンドルー
[マーベル初作品]『Uncanny X-Men』#36(1967年9月)
○『Marvel Tales』#103(1951年10月)/
 (パロディヒーロー作品)『Not Brand Echh』#1(1967年8月)/
 (ヒーロー作品)『X-Men』
#36(1967年9月)
(アンドルーのマーベル初作品は怪奇誌Marvel Tales Vol.1 #103で、この後もDCコミックスに注力する1960年まで怪奇・戦記・西部劇など多くのマーベルコミックを担当した。いわゆる純粋なヒーローコミックとしてはX-Men(当時のX-Men誌にUncannyの冠は付かない)Vol.1 #36が最初の作品だが、その前月にはユーモア誌Not Brand Echh Vol.1 #1でヒューマン・トーチとサブマリナーのパロディキャラクターHuman Scorch ヒューマン・スコーチとSunk-Mariner サンクマリナーを手がけている)
フリーランスとしてマーベルから最初の依頼を受け、『Uncanny X-Men』第36~37号
フリーランスとしてマーベルから依頼を受け、『X-Men』第36~37号
(前記の理由からこれが「最初の依頼」かは疑問がある。いずれにせよX-Men Vol.1誌の表紙ロゴに「Uncanny」の字が入るのは116号以降であり、この時点でのタイトルは一貫してX-Menだった)
最初の物語では、(…)免許を持たないスパイダーマンはすぐに車を破壊してしまった。2作目では、ティンカラーが車を改造し、
最初の物語では、(…)免許を持たないスパイダーマンは運転に苦労する。2作目では、ほどなく廃車になった車をティンカラーが改造し、
(ここでは無免許がために破壊されたかのように書かれているが、実際には別問題。
 スパイダーモービルはAmazing Spider-Man Vol.1 #130で誕生、スパイディが危なっかしい無免許運転を見せつけた後ハンマーヘッドの攻撃により小破(このストーリーは約30年後Spider-Man / Human Torch Vol.1 #3でも再度掘り下げられた)。モービルは約1年後のAmazing Spider-Man Vol.1 #141で久々に再登場するが、今度は早々にミステリオの攻撃で川に水没させられてしまう。次号でモービルは川底に確認されたものの放置され、約1年半後のAmazing Spider-Man Vol.1 #159でティンカラーにレストアされることになる。
 ちなみにこの水没期間中に出版された低年齢向けシリーズSpidey Super Stories Vol.1 #15では、そこは児童誌らしい大らかさでスパイダーマンがモービルでなぜかレース競技に参加するエピソードもあるが、これは別世界アース-57780の物語である)

クリエイター RS-01 ロジャー・スターン
[マーベル初作品]『Marvel Presents: Guardians of the Galaxy#10-12(1977年4〜8月)
『Marvel Presents』#8(1976年12月)
(号数・刊行年月は誤記。厳密にはGuardians of the Galaxyはタイトルに含まれないが、Marvel Presents誌はフィーチャーする主役名を表紙ロゴとして書くのが通例であり、その点は誤りではない)
[主な作品]『Dr. Strange』
Doctor Strange』
(Doctor Strange Vol.2。2020年のDr. Strange Vol.1と紛らわしいが、マーベル・ファクト・ファイル原書当時は存在しないコミックであり、当時の省略としては理解できる)
編集者としても働き、『Uncanny X-Men』
編集者としても働き、『X-Men』
(当時はまだ改名前のX-Men Vol.1。改名したUncanny X-Menをもってシリーズ全体を指す事も多く、広い意味で誤りではない)
『Spectacular Spider-Man』を18号手がけたあと、
Peter Parker, The Spectacular Spider-Man』を18号手がけたあと、
(同じく改名前)
1982年、スターンは『Captain Marvel』を再生させ、
1982年、スターンはキャプテン・マーベルを再生させ、
(これが指すのは誌名ではなくキャラクター名(コードネーム)。スターンが当時Captain Marvel誌を担当したことは無い)
ジャイアントマンとワスプの関係を拾い上げ、『イエロージャケットの裁判』を執筆した。
ジャイアントマンとワスプの関係を引き継ぎ、イエロージャケットの裁判の結末を執筆した。
(当時のエピソードタイトルやイベント名にこのような名称は無かった(#228の表紙アオリ文に「At Last! The Trial of Yellowjacket!(遂に!イエロージャケットの裁判!)」とはある)。後にAvengers: The Trial of Yellowjacket TPBとして単行本化されたものの、全19話中スターンの担当分は最後の4話である。「拾い上げ」というほどプロットが放置されていたわけでもなく、スターンに担当が変わる3号前の#224で直接的に裁判の言及がある)
第二次世界大戦のチーム、インベーダーズを復活させ、
第二次世界大戦のチーム、インベーダーズのメンバーを再登場させ、
(インベーダーズは回想の1コマにのみ登場する。ここに登場するのは引退して年老いた初代ユニオン・ジャックとスピットファイア)
1980年10月の第250号でスターンとバーン
1980年10月の第250号でスターンとジョン・バーン
(唐突に名字だけが出ているが、ペンシラーのジョン・バーン)
✕『The Incredible Hulk Vs. Superman Crossover』『Untold Tales of Spider-Man』『Dr. Strange and Dr. Doom: Triumph and Torment』
○『Incredible Hulk Vs. Superman』のクロスオーバーや『Untold Tales of Spider-Man: Strange Encounters』『Doctor Strange and Doctor Doom: Triumph and Torment』
(説明を誌名と混同したか。スターンがUntold Tales of Spider-Man Vol.1誌を担当したのは事実だが、グラフィックノベルという紹介からは別の読切と思しい。Dr.はDoctorの省略)
ホブゴブリンを復活させたほか、
ホブゴブリンを復活させたほか、
(誤字)
『Avengers Two』
『Avengers Two: Wonder Man & Beast
(正式題。他にAvengers Twoというタイトルがある訳ではないので省略としては正しい)
パニーニUKの『Marvel Rampage』
パニーニUKの『Rampage』
(1982年まで続いたRampage Vol.2誌の後を継いで2004年に新創刊されたVol.3。表紙ロゴにはMarvel Rampageとあり、誤りではない)
『Young Allies』
『Young Allies Comics 70th Anniversary Special
(レギュラー誌Young Alliesではなく、特別号)
[コラム:ポール・スミス]
その後、1982年12月の『Dr. Strange』#56でスティーブン・ストレンジの原点を再訪したあと、1984年6月の#65から連載を引き継いだ。
その後、1982年12月の『Doctor Strange』#56でスティーブン・ストレンジの原点を再訪して以来の、1984年6月の#65から連載を引き継いだ。
(#56はUncanny X-Menでの連載の「その後」ではなく以前。Dr.はDoctorの省略)
『Kitty Pryde: Shadow and Flame』
X-Men: Kitty Pryde - Shadow & Flame』
(正式題)

クリエイター RT-01 ロイ・トーマス
[主な作品]モービウス
(ここではキャラクター名として挙げられていると思しいが、Morbiusの名を冠した作品タイトルはトーマスの作品はおろかマーベルの歴史上でもマーベル・ファクト・ファイル原書刊行当時には存在しなかった。そのため「主な『作品』」としての記述としてはやや疑問が残る)
[図版P1右下]『Giant-Size Super Heroes』#1
○『Giant-Size Super Heroes featuring Spider-Man』#1
(当時珍しいことに、表紙にあるfeaturing以後の文言も書誌に含まれる。同誌は1号だけに終わり、Giant-Size Spider-Man Vol.1誌に取って代わられた)
当時、高校の英語教師だったジェリー・ベイルズは、有力なファンジン『Alter Ego』を立ち上げた。トーマスは1964年、
○当時、教師だったジェリー・ベイルズは、有力なファンジン『Alter Ego』を立ち上げた。高校の英語教師だったトーマスは1964年、
(英語教師はトーマス。ベイルズも教職に就いていたが、英語とは考えにくい)
『Modeling with Millie』第44号掲載のユーモア作品『私に対抗するのは誰?』
『Modeling with Millie』第44号掲載のシリアスな作品『誰を頼ればいいの?』
(Modeling with Millie Vol.1誌は芸能界を舞台にした比較的軽いシリーズだが、この号は主役ミリーに盗みの嫌疑がかけられ恋人クリッカーまでが彼女に疑いの目を向ける(実際は真犯人を探るための偽装だったが)というストーリー。サブタイトルは「Whom Can I Turn To?」で、turn toを誤訳したか)
✕『Conan』にレッド・ソニアを登場させた。
○『Conan the Barbarian』にレッド・ソニアを登場させた。
(Conan Vol.1誌とは別)
✕ムーンナイトの作者ダグ・モエンチ、ドン・パーリンとともにウェアウルフ・バイ・ナイトを考案した。
○パニッシャーの作者ジェリー・コンウェイとともにウェアウルフ・バイ・ナイトを考案した。
(ウェアウルフ・バイ・ナイトの誕生にモエンチとパーリンは関わっていない。この2人がWerewolf by Night Vol.1 #32でムーンナイトを初登場させた事との混同か)
[コラム]『Tales of the Zombie』
(シリーズは通してTales of the Zombieという表紙ロゴだったが、奥付では単にZombieだった。しかし複雑なことに、#3の次号でTales of the Zombie #1としてリラウンチされたものの、なぜかこの改題は白紙に戻され次号からZombie #5~として続いた。あげく最終号#10が今度はTales of the Zombie #10として刊行されている。こうした経緯の後、約20年後の新作ミニシリーズVol.2では表紙・奥付ともにZombieとして刊行された。
 スティーブ・ガーバーはZombie Vol.1とその一時的な改名期Tales of the Zombie Vol.1 #1の双方に書いているため、この記述は間違いではない)

クリエイター RK-01 ロバート・カークマン
▵E・J.Su
○E・J・スー

(こうした英字表記と解釈したのかもしれないが、日本ではスー表記が一般的)
▵『Marvel Team-Up Vol.3』の第17〜18号(…)と第25号(…)に登場したキャラクターたちや、
『Marvel Team-Up Vol.3』の第17〜18号(…)と第25号(…)に登場した「リーグ・オブ・ルーザーズ」や、
(殆ど説明の体をなしていないが、マーベルで一度は主役を張って知名度もそれなりにあるものの、人気者とも言い切れない二線級ヒーローが集ったチーム、通称リーグ・オブ・ルーザーズのこと。
 そのメンバーはX-23(現在の活躍ぶりからは嘘のようだが、当時は主役誌を失ってからはX-メンのゲストキャラ止まりだった)、スピードボール、ダガー、ダークホーク、テラー、グラビティらに加えカークマン自身が生んだスリープウォーカーとミュータント2099。ただしこの全員が目ぼしいヒーローが全滅した世界アース-6215の出身者である。また、リーグ・オブ・ルーザーズという名前はエピソードタイトルがそうだったというだけで、劇中で使われた事は一度も無いのだが、いわゆるエディトリアルネームとしてマーベル公式サイトでも使われている)
✕限定シリーズ『Max』で、
○MAXインプリントの限定シリーズ『Destroyer』で、
(甚だしい誤り)
※カークマンによるスーパーヒーローのゾンビたちは、2015年の『Secret Wars』や、メインシリーズの『Marvel Zombies』のほかに『Age of Ultron vs. Marvel Zombies』にも登場した。
(厳密にはこれらでのゾンビはアース-2149ではなく、アース-13264の別世界のゾンビたち。とは言え、それはアース-2149の整合性を取り続けるための措置であって、このゾンビもカークマンによるマーベル・ゾンビーズの一部である事は疑いようもない。従って、この文章も誤りではない)

クリエイター RL-01 ロブ・ライフェルド
当時マーベルで『X-Men』の編集長だった
当時マーベルで『Uncanny X-Men』の編集長だった
(本文は1988年当時を指すが、X-Men Vol.1誌は1981年にUncanny X-Men Vol.1に改題している)
Spider-Man Annual』第23号
Amazing Spider-Man Annual』第23号
(Spider-Man Annual誌とAmazing Spider-Man Annual誌は別のコミック誌)
オーサム・コミックス社に移籍した
オーサム・コミックス社を立ち上げた
(ライフェルドはAwesome Comics社の協同創立者)
2006年には『Heroes Reborn』プロジェクトに参加して
2006年には自身が参加した『Heroes Reborn』プロジェクトの続編として
(これが指すOnslaught Reborn Vol.1は、1996年のHeroes Rebornイベントの流れをくむ別のプロジェクト)
※『Deadpool』に復帰し、記念号である第900号を描いた。
(誤りではないが、このDeadpool Vol.4 #900は通巻900号を指すのではなく「突然900号から始まる」という特別号である事に注意。この#900の後を継ぐDeadpool Team-Up Vol.2は#899から始まり#883まで降順に号数がカウントされたが、やはり通巻号数に追いついた訳ではない)
『Prophet』や『Supreme』などのシリーズを立ち上げた。
『Prophet』や『Supreme』などの過去に立ち上げたシリーズを再始動させた。
(これらは1990年代にライフェルドが立ち上げたシリーズで、本文の文脈では2011~2012年にそれぞれを再開させたことを指す)

クリエイター SA-01 サム・ローゼン
60年代の『Spider-Man』
60年代の『Amazing Spider-Man』
60年代の最盛期には(…)『Spider-Man』
60年代の最盛期には(…)『Amazing Spider-Man』
(他では正しく表記されている事から省略と思われるが、Amazing Spider-Man誌とSpider-Man誌は別のコミック)
[代表作]『Creepy Worlds』
(Creepy Worlds Vol.1誌はAlan Class社が発行したイギリスのコミック誌で、マーベル・コミックスの名作を順不同に再録していた。その中にはローゼンが担当したコミックもあるが、再録を代表作の中に含めるのは不適切)
[代表作]『Mighty Thor』
○『Thor』

(当時からThor Vol.1誌は表紙に「The Mighty Thor」と書かれていたが書誌によればこれは装飾的なもので、後に表紙ロゴも「Thor」に変更される)
✕50年代にハーベイ・コミックスで仕事をはじめ、その後、DCやフォーセット・コミックスで働いた。
○40年代にフォーセット・コミックス
で仕事をはじめ、その後、DCやハーベイ・コミックスで働いた。
(ジョー・ローゼンのキャリアは40年代初頭のフォーセットに始まり、DCに移ってからは50年代半ばまで続いた。ハーベイでのキャリアはそれから50年代末までの事)
Girls Love Stories』
Girls' Love Stories』
(Girls' Love Stories誌のタイトルには所有を示す’が付く)
※『Superman and Spider-Man』
→『Marvel Treasury Edition』#28「Superman and Spider-Man」

(ここでは作品タイトルとして書かれていると思しいし有名無実化している事でもあるが、厳密にはSuperman and Spider-Manは誌名ではない。表紙に大きく書かれたそのロゴの横にごく小さく書かれているMarvel Treasury Edition #28が本来の誌名である。Marvel Treasury Edition Vol.1誌は本来は再録誌であり当時休刊状態だったが、DCコミックスから発行されたクロスオーバーの前作Superman vs The Amazing Spider-Man誌が大判サイズだった兼ね合いで、同じサイズの同誌の体裁が流用されたものと思われる)

クリエイター SB-01 サル・ビュッセマ
[マーベル初作品]『Silver Surfer』#4(1969年2月)
○『Rawhide Kid』#68(1969年2月)
(同月刊だが、リリースデイト上は後者が2週間早い)
✕『Hulk』の連載
○『Incredible Hulk』の連載
(省略と思われるが、Hulk Vol.1とは別のコミック)
▵『シークレット・エンパイア』の長編コミック
○シークレット・エンパイアを題材にした長編コミック
(当時のストーリーに特定の「Secret Empire」というタイトルが付けられていた訳ではない)
[図版P1中央]1993年5月、『Spectacular Spider-Man』#200
○1992年6月、『Spectacular Spider-Man』#189
(誤記)
『Spectacular Spider-Man』の立ち上げ
『Spectacular Spider-Man』のリニューアル
(同誌はそもそもPeter Parker, The Spectacular Spider-Man Vol.1として1976年に始まり、この立ち上げにもサル・ビュッセマは参加していた。しかしここで「1980代後半」とあるのは誌名をSpectacular Spider-Man Vol.1に変更したリニューアルを指す)
✕『Batman』
○『Batman Chronicles』

(正式題)

クリエイター SD-01 スティーブ・ディッコ
✕『Spider-Man』
第38号
○『Amazing Spider-Man』第38号
[図版P1中央]『Spider-Man』#33
○『Amazing Spider-Man』#33
(別のコミック誌。Spider-Man Vol.1 #33も#38も実在するため相応しくない記述)
[図版P1右]『Spider-Man』#3
○『Amazing Spider-Man』#4

(上記に加え、サンドマンが初登場したのは#4)
✕1953年までにディッコはアトラスで働くようになった。
○1955年までにディッコはアトラスで働くようになった。
(1953年はディッコのプロデビューの年(キー・パブリケーションズ)。アトラスで働きはじめたのは1955年以降)
[マーベル初作品]『Amazing Adventures』#1
○『Journey into Mystery』#33

(Amazing Adventures Vol.1 #1 (1961年6月) にディッコが携わったのは事実だが、マーベルデビュー作はJourney into Mystery Vol.1 #33 (1956年4月) に掲載された"There'll Be Some Changes Made"で、巻頭話の作画に限ってもJourney Into Unknown Worlds Vol.1 #45 (同年5月)。マーベルデビューからAmazing Adventures Vol.1 #1までの5年間にディッコが描いた号数は約100号近くになる)
✕これまでカービーが描いてきた
○この時期
カービーが描いていた
(ここで指すソーはスパイダーマンと同期デビュー、アベンジャーズとX-メンの登場はスパイダーマンより遅い)
『Strange Tales』第137号でデビューしたドクター・ストレンジ
『Strange Tales』第110号でデビューしたドクター・ストレンジ
(誤記)
▵『ROM: Spaceknight』
○『ROM』

(Rom Vol.1の表紙からしばしばSpaceknightの字が消えたように、厳密な誌名は単にRom)
「ニューユニバース」シリーズが立ち上がると、
「ニューユニバース」シリーズが立ち上がった頃、
(ここで指すスピードボールはニューユニバース自体とは無関係)
✕『Marvel Super Heroes Winter Special』
○『Marvel Super-Heroes Vol.2』#8

(季刊誌Marvel Super-Heroes Vol.2は毎号Spring Special、Summer Special等の季節が表紙ロゴに書かれており、Winter Specialは3号存在するため記述としては不正確。なお厳密にはSuperとHeroesの間は空白ではなくハイフン)
[コラム]『The Creeper』
○『Beware the Creeper』

(後のCreeper Vol.1とは別のコミック誌)

クリエイター SE-01 スティーブ・エングルハート
[主な作品]『Shang-Chi: Master of Kung Fu』
『Master of Kung Fu』
(奥付による。表紙ロゴではHands of Shang-Chi, Master of Kung Fuでありいずれにせよ誤り)
『Marvel Premiere』のために、
『Marvel Preview』のために、
(誤記。別のコミック誌)
Luke Cage: Hero For Hire』
○『Hero For Hire』
(奥付による。表紙ロゴでは区切り記号がカンマのLuke Cage, Hero For Hireでありどちらとも異なる)
『Coyote』を同レーベルに連れてきた。
『Coyote』をエピック・コミックス・レーベルに連れてきた。
(「同レーベル」がどこにも書かれていない)
[コラム:セレスティアル・マドンナ]スティーブ・エングルハートがソーズマンのガールフレンドという立場から地球最強ヒーローの一員へと立派に成長したマンティスを読者に紹介したときは、編集者たちは大いに驚いただろう。
スティーブ・エングルハートがマンティスを初めて読者に紹介した。彼女がソーズマンの相棒という立場から地球最強ヒーローの一員へと立派に成長したときは、編集者たちは大いに驚いただろう。
(エングルハートが既存のキャラクターをこの号で大きく変更したように書いてあるが、この号はマンティスの初登場号。当時はソーズマン(とは読者に明かされない謎の人物)の協力者という何の変哲もないキャラクターであり、編集者が驚いたとは考えがたい)

クリエイター SG-01 スティーブ・ガーバー
1971年に発売された『Man-Thing』
1971年に発売されたマンシングの物語
(アンソロジー誌Savage Tales Vol.1 #1に掲載されたマンシングの短編のこと。後述されるように『Man-Thing』はガーバー自身が手がけるシリーズ)
▵『Adventure into Fear』
○『Fear』
(奥付による。表紙でも過去#1~10までは単に「Fear」だったが、ここで指す#19時点の表紙ロゴは「Adventure into Fear with the Man-Thing」だったため誤りではない)
▵デス・ストーカーとシルバー・サムライを生み出した
○デス・ストーカーを再生しシルバー・サムライ
を生み出した
(デス・ストーカーの正体であるフィリップ・スターリング自体はスタン・リーとジーン・コーランが生んだキャラクター。通称エクスターミネーターとして3話のみの登場に終わっていたこの人物を新たにデス・ストーカーとして蘇らせ新たな設定を与えたのはガーバーらの功績で間違いない)
※『Plastic Man』のアニメ番組
→『The Plastic Man Comedy/Adventure Show』
(番組名。コミック誌Plastic Manのアニメ化なので誤りではない)
▵『Transformers』
○『The Transformers』
(番組名)
✕『Eclipse』誌
○エクリプス社
(エクリプス・コミックスまたはエクリプス・エンタープライズ社。Stewart the RatもDestoryer Duckも単独タイトルであって、Eclipseという雑誌に掲載されたのではない)
✕インプリントのエピックで物議を醸した『Void Indigo』
○エピックのインプリントで物議を醸した『Void Indigo』
(エピックというレーベル名(インプリント)という意)
✕全12部の『Man-Thing』
○『Marvel Comics Presents』で全12話のマンシングの物語
(アンソロジー誌Marvel Comics Presents Vol.1 #1~12でウルヴァリンやコロッサスの巻頭話と共に併載されたマンシングのシリーズを指す)

クリエイター SI-01 ジョー・シノット
▵戦記『Doom Under the Deep』
○『Battle』第69号に収録された戦記『Doom Under the Deep』
(戦記オムニバス誌Battle Vol.1 #69。「Doom Under the Deep」はこのうち2作目に掲載された)
▵『Untold Tales of Spider-Man Annual』#1
○『Untold Tales of Spider-Man Annual 1996』
(年刊のUntold~Annual誌はナンバリングの代わりに刊行年がタイトルとして記されている。通巻第1号なのは間違いではない)

クリエイター SL-01 スタン・リー
『Captain America Comics』第5号の第2特集
『Captain America Comics』第5号の収録作
(スタンによる作品は巻頭から5話目で、ページ数も特集と呼ぶには少ないものだった)
▵ジャスティス・リーグ
○ジャスティス・リーグ・オブ・アメリカ

(当時のタイトルとチーム名はJustice League of America)
✕2000年には、自身の制作会社POW!エンタテインメントを設立。
○2001年には、自身の制作会社POW!エンタテインメントを設立。
(誤記)
✕「POW!エンタテインメント提供 スタン・リーズ・コミカゼ」に手を加えたポップカルチャーの一大イベント「コミカゼ・エキスポ」の創設者レジーナ・カルピネッリともタッグを組んだ。
○ポップカルチャーの一大イベント「コミカゼ・エキスポ」の創設者レジーナ・カルピネッリともタッグを組み、「POW!エンタテインメント提供 スタン・リーズ・コミカゼ」を主催した。
(順序が逆。元々コミカゼ・エキスポはカルピネッリ主催のイベントだった。後にコミカゼはLAコミコンとなる)
✕彼を解放しろとドクター・ドゥームを説得し、
○拉致から解放しろとドクター・ドゥームを説得し、
(代名詞の対象と状況があいまいだが、これは(劇中の)スタン・リー自身の拉致状態を示している。スタンはドゥームによってラトベリアに攫われ、ヴィラン呼ばわりされている事の不満をぶつけられる。スタンが映画『ファンタスティック・フォー/超能力ユニット』のDVDを見せると、ドゥームはスタンが配達夫のウィリー・ランプキン役しか与えられない小物にすぎないと誤解し、呆れ果ててスタンを家に帰すのだった)

クリエイター SL-02 スタンズ・ソープボックス
1967年6月、(…)新連載がはじまった。
1967年5月、(…)新連載がはじまった。
(GCDで確認したかぎりカバーデイト5月のAvengers Vol.1 #40、X-Men Vol.1 #32等に掲載されているようだ)
1967年6月の第1回のソープボックスは、わずか130語の文章を掲載した、文字通り石けん箱サイズのコラム記事であり、マーベルファンに、彼らの感想や意見で作品が決まることを訴えた。
1967年5月の第1回のソープボックスは、わずか212語の文章を掲載した、文字通り石けん箱サイズのコラム記事であり、マーベルファンに、彼らスタッフの真摯な感性や意見で作品が作られることを訴えた。
(最初のソープボックスとされる画像による。日付は前記)
[図版P2右上]1975年
○1976年
(誤記)

クリエイター SP-01 サラ・ピチェリ
[主な作品]『All-New All-Different Spider-Man』
○『Spider-Man Vol.2』

(Spider-Man Vol.2は長らく休刊状態にあったピーター・パーカー主役誌Spider-Man Vol.1の誌名を引き継いで新創刊されたマイルズ・モラレス主役誌。これは2015~16年にかけて展開されたリニューアルキャンペーン「All-New, All-Different Marvel」の一貫だったが、誌名やタイトルにAll-New~の文字があった訳ではない)
[コラム]“マーベル・ウィメン”プロジェクト
○“マーベルな女性たち”のプロジェクト

(本文中のアメリカ女性史プロジェクト National Women’s History Projectにちなみ女性キャラクターを中心にしたバリアントカバー等が展開されたが、これに具体的な「マーベル・ウィメン」というプロジェクト名が付いていた訳ではない)

クリエイター SV-01 サルバドール・ラロッカ
[リード文]『Iron Man』
○『Invincible Iron Man』
(ラロッカもごくわずかにIron Man誌を担当してはいるが、主要なキャリアはInvincible Iron Man Vol.2およびその後に号数を通巻に統合したInvincible Iron Man Vol.1。ただしこのInvincible Iron Man Vol.1自体が元はIron Man Vol.4誌から誌名変更したものであり、その意味でまったくの誤りとも言えない)
『Age of Apocalypse: The Chosen』第1号
○読切
『Age of Apocalypse: The Chosen』
(同誌は1号完結のワンショット誌で、「第×号」という区別は無い)
[主な作品]『Gambit』(…)『X-Ternals』
○『Gambit & X-Ternals』
(ラロッカはGambit Vol.3でカバーを描いているものの、X-Ternalsというコミック誌は存在しないため、Gambit & X-Ternals Vol.1を誤って2誌に分解したと思われる)
ラロッカが担当したX-メンのタイトルには、(…) があり、その後は別の限定シリーズを担当して、より多くの読者の目に留まるようになった。
ラロッカが担当したX-メンのタイトルには、(…) がある。そしてその後に担当した別タイトルの限定シリーズで、より多くの読者の目に留まることになる。
(この文章の後半は次のHeroes Reborn: The Return Vol.1の解説に接続されるため、前半のX-メン関連誌とは切り離さなければならない。ラロッカは前半で示されるPsylocke and Archangel Crimson Dawn Vol.1の直後に後段のHeroes Reborn: The Return Vol.1を手がけており、時系列的に「別の限定シリーズ」はX-タイトルではあり得ない)
※シリーズには初参加
(実質的にはこの通りだが、クリス・クレアモントはこれ以前Fantastic Four Vol.1 #286もあくまで部分的に担当したとされている。この号はジョン・バーンによる、死んだと思われていたX-メンのジーン・グレイが再び発見されるストーリーだが、回想シーンに関してバーンの脚本から大幅に手が入れられた。不服に感じたバーンはこの号にクレジットされる事を拒否し、ライター/ペンシラーの欄には「You know who(諸君はご存知のはず)」とだけ記された。バーンによればこの再編集に携わったのがクレアモントとジャクソン・ガイスだという)
担当期間は第34号(2000年10月)まで
担当期間は第34号(2000年12月)まで
(誤記)
『Ultimate Daredevil and Elektra』と『Ultimate Elektra』で描いたアルティメットユニバースだ。その後『Uncanny X-Men』に復帰し、
『Ultimate Daredevil and Elektra』と『Ultimate Elektra』で描いたアルティメットユニバースだ。その間にも『Uncanny X-Men』に復帰し、
(ラロッカはミニシリーズUltimate Daredevil and Elektra Vol.1完結後にUncanny X-Men Vol.1に復帰、その後連載をX-Men Vol.2に移すかたわら、やや遅れてミニシリーズUltimate Elektra Vol.1も並行して手がけた)

リエイター SW-01 スコッティ・ヤング
[主な作品]『Fortunately』
○『Fortunately, the Milk』

(P2本文にある通りこれが正しい題)
『Venom』の『Twis』
『Venom』の「Twist」ストーリーアーク
(Twisは脱字。Venom Vol.1 #14~18のストーリーアークを指す)
✕『Runaways』の担当
○『Free Comic Book Day 2006』の担当
(毎年無償配布される特別号、Free Comic Book Dayの2006年版で表題作であるランナウェイズとX-メンの共演を描いた)
[図版P2右上]『Iron Man: Armour Wars』(2009〜10年
『Iron Man & the Armor Wars』(2009年
(「& the」は表紙ロゴには記載されていないためこれだけで誤りではないものの、Armourはイギリス英語で、正しくはアメリカ英語のArmor。
 同誌でヤングが担当したのは2009年に限られている。これ自体はシリーズの刊行期間を書いたとも取れるが、だとしても直後のVenomはヤングの担当期間のみ書いているため不統一)
[図版P2右上]『Rocket Raccoon』(2004年
『Rocket Raccoon』(2004〜05年
(誤記。ヤングはRocket Raccoon Vol.2の創刊から最終号#11までを担当した)
[コラム:クレイ・マン]『Fantastic Four』
○『Marvel Adventures Fantastic Four』

(省略にせよ紛らわしい。若年層のマーベル入門向けにアレンジされたMarvel Adventuresシリーズの、ファンタスティック・フォーを扱ったもので、本編と異なるアース-20051を舞台とする)

クリエイター TM-01 トッド・マクファーレン
[マーベル初作品]『Coyote』#13(1985年7月
『Coyote』#11(1985年5月
(誤記)
[主な作品]ハルク、(…)、バットマン
○インクレディブル・ハルク、(…)、ディテクティブ・コミックス
(この欄はスポーン/バットマン Spawn/Batmanのような作品名と上記のようなキャラクター名が混在している。誌名としてのHulkやBatmanにマクファーレンは関わっていない)
『Coyote』の予備の原稿
『Coyote』の併載作
(Backup Storyの誤訳)
[図版P2上]1987年から1990年にかけてマクファーレン(…)描いた印象的なカバーイラスト。
○1987年から1990年にかけてマクファーレン(…)印象的なカバーイラストを描いた。
(図版は1988年以降の作しか掲載されていない)
[コラム:カナダとマーベル]
※カナダの漫画家として殿堂入りを果たした。

(曖昧な記述になっているが、これはカナダの漫画家に与えられる「カナダ漫画家殿堂賞 The Canadian Cartoonist Hall of Fame」、通称ジャイアンツ・オブ・ノース賞 Giants of the Northを指す)
ジョン・バーンはイギリスのウェスト・ブロムウィッチで生まれたが、
ジョン・バーンはイギリスのウォルソールで生まれたが、
(ウェスト・ブロムウィッチで幼少期を過ごしたのは事実だが、出生はウォルソール)
彼はウルヴァリンやアルファフライトといったマーベルの古典キャラクターを1979年、『Uncanny X-Men』#120に登場させた。
○彼はウルヴァリンやアルファフライトといったマーベルのカナダ人キャラクターを描き、1979年『X-Men』#120でアルファフライトを初登場させた。
(この時点ではアルファフライトは初登場で、ウルヴァリンもまだ登場5年目に過ぎず、逆にバーンがウルヴァリンを描くのもこれが初めてではない。この#120は表紙にはThe Uncanny X-Menとあるものの奥付の書誌上はX-Men Vol.1のままだった。またこの文章からはウルヴァリンとアルファフライトが共にカナダのキャラクターだというポイントが抜けている)

クリエイター WA-01 ウォーレン・エリス
※『Counter-X』シリーズ

(特に説明が無いが、X-Man/X-Force/Generation X 各Vol.1の3誌を指す)
[主な作品]『Batman』
○『The Batman's Grave』

(エリスが主に担当したバットマン関連誌はThe Batman's Grave Vol.1、読切Planetary/Batman: Night on Earth等)
✕アルティメッツの作品
○アルティメットユニバースの作品

(エリスはUltimatesシリーズ自体には関わっていない)
偽者の導師としてのビクター・フォン・ドゥーム
偽者の導師としてのドクター・ドゥーム
(アルティメットユニバースでのドクター・ドゥームの本名はビクター・ファン・ダム)
▵『Nextwave: Agents of H.A.T.E.』
○『Nextwave』
(Nextwave Vol.1は#3以降表紙ロゴにサブタイトルとしてAgents of H.A.T.E.の文字が入ったが、正規のタイトルではない)
『Trees』『Ocean』や小説『Gun Machine』などが映画化される
『Trees』『Ocean』や小説『Gun Machine』などの映画化/TVドラマ化が決定する
(TreesとGun MachineはTVドラマ化が、Oceanは映画化が告知されているが数年来クランクインには至っていない(2022年4月現在))

クリエイター WP-01  ウィルス・ポータシオ
✕『X-Men』
○『Uncanny X-Men』
(X-Men Vol.1誌は1981年にUncanny X-Men Vol.1誌に改名するが、ポータシオが担当したのはこの改名後)
✕『Hulk』
○『Incredible Hulk Vol.3』

(ポータシオはHulk Vol.2 #18でもペンシラーを務めているが、文脈上ここでは計5号を務めたIncredible Hulk Vol.3誌か、あるいはハルク主役誌全般を指していると思われる)

クリエイター WS-01 ウォルト・シモンソン
[マーベル初作品]『Haunt of Horror Vol.2#1
『Haunt of Horror』#2
(誤記)
[キャプション、本文]『Mighty Thor』
○『Thor』

(表紙ロゴはThe Mighty Thor、奥付では単にThor)
[キャプション、本文]『Avengers Vs. X-Men』
○Avengers Vs. X-Menイベント

(シモンソンがこの時描いたのはAvengers Vol.4で、Avengers Vs. X-Men Vol.1誌ではない)
✕DCコミックスの『Manhunter』
○DCコミックスで描いたマンハンター

(この場合のマンハンターはキャラクター名。シモンソンはバットマンを主役にしたDetective Comics Vol.1で併載作としてマンハンターを描いた)
✕ジョン・ビュッセマ
○サル・ビュッセマ
(ビュッセマ兄弟の混同)