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マーベル・ファクト・ファイル 訂正メモ(7.リアルマーベル①オーバービュー)

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リアルマーベル①オーバービュー

オーバービュー

オーバービュー AA-01 エイジ・オブ・アポカリプス
[X-MEN: ALPHA]『X-Men』の『Legion Quest』
○X-メン系誌の『Legion Quest』
(Legion QuestはX-Factor Vol.1、Uncanny X-Men Vol.1、X-Men Vol.2の三誌で展開したイベント)
[ピンナップP]『TALES FROM THE AOA
『TALES FROM THE AGE OF APOCALYPSEシリーズ
(タイトルは略記と思われるが、念のため。実際にはこのシリーズはTales from the Age of Apocalypse Vol.1 #1と、後発のTales from the Age of Apocalypse: Sinister Bloodlines Vol.1 #1の、それぞれ読切の2誌で構成されている。もっともこれらをまとめて「TALES FROM THE AGE OF APOCALYPSE」と呼んで間違いではないだろう)
[TALES FROM THE AOA]前日譚。サイクロップスと
前日譚。後編の号ではサイクロップスと
(上記の通りシリーズはそれぞれ別の物語を描いており、前半の号にはサイクロップスらは登場しない)
[X-UNIVERSE]『X-Men Limited』を引き継ぎ、
○イベント中のミニシリーズ特別号には、
(X-Men Limitedというコミックは存在しない。「通常時のX-メン系の期間限定誌Limitedにあたる」と言いたいのだろうか?)
✕『X-Men』の4部作『Legion Quest』
○X-メン系誌の4部作『Legion Quest』
(前記の通り)
[本文2回]ジェネレーション
ジェネレーション・ネクスト
(対応する存在だが、アース-295ではジェネレーション・ネクスト)
10周年記念の読み切り作品
10周年記念のミニシリーズ
(X-Men: Age of Apocalypse Vol.1の事だが、全6号である)
『X-Force』の新『AOA』ストーリー
Uncanny X-Force』の特別号に始まる新シリーズ
(Age of Apocalypse Vol.1の事。Uncanny X-Force Vol.1 #19.1(#19と20の間)という特別号で連載ストーリーとは異なるアース-295の物語が始まり、新シリーズAge of Apocalypse Vol.1 #1~14に続いた)
▵アース-295は、のちのイベント『Secret Wars』の一部にもなったが、
○この世界観は、のちのイベント『Secret Wars』の一部にもなったが、
(設定上はこの「アポカリプス領」はアース-51518)

オーバービュー AI-01 記念号
ピーター・パーカーがいつにも増してクモそのものになってしまう
ピーター・パーカーの腕が増えてクモのような6本腕になってしまう
(実験の失敗で人間の体のまま、腕の下から4本の腕が生えてしまった)
スタン・リーが脚本を書いた最初の『Captain America』
スタン・リーが脚本を書いた最初の『Captain America Comics
(Captain Amrica Comics Vol.1 #3の3話目"Captain America Foils the Traitor's Revenge"を示す。Captain America Vol.1でスタン・リーが最初に担当したのは#100だが、このストーリーとは関係無い)

オーバービュー AP-01 マーベルのエイプたち
[スピードボール]アース-616へと連れ戻された。
○アース-616へと連れてこられた。

(このスピードボールは元はアース-8101の住人)
[プライム・エイト]ニック・フューリー
○ニック・ファーリー

(スペルはNick Furryで、元ネタであるNick Furyより1文字多い。Furyが「怒り」を意味するのに対し、Furryは「毛だらけ」の意)
▵『King Kong』『Bride of the Gorilla』『Planet of the Apes』
○『キング・コング』『Bride of the Gorilla(日本未公開)』『猿の惑星』
(マーベル・ファクト・ファイルでは映画タイトルは原則的に邦題で記述されている)
※マーク・ブレナン
(この人物はしばしばマーク・ウォルシュ Mark Walshとして伝えられているが、IGNによるスティーブン・ワッカーのインタビューによればマーク・ウォルシュ・ブレナン Mark Walsh Brennanでありこれで正しい)
▵『Speedball Special』
○『Marvel Apes: Speedball Special』
▵『Amazing Spider-Monkey Special』
○『Marvel Apes: Amazing Spider-Monkey Special』
▵『Grunt Line』
○『Marvel Apes: Grunt Line Special』
▵『Prime Eight』
○『Marvel Apes: Prime Eight Special』

(単に省略と思われるが、正式題)
✕エイプベンジャーズがエージェント・オブ・アトラスと衝突する
○エイプベンジャーズがスパイダーモンキーと衝突する
(このMarvel Apes: Amazing Spider-Monkey Special Vol.1 #1にはエージェント・オブ・アトラスやそのエイプ版は登場しない)
✕アース-616のエイプXに尋問する
○アース-616由来のエイプXに尋問する
(Marvel Apes: Speedball SpecialからMarvel Zombies: Evil Evolutionまでは一続きのサーガとしてマルチバースをまたぐタイムパラドックスを扱っており、ここで登場するエイプXは正確にはアース-38831のエイプX。以下に簡単に物語の流れを説明する。
・Marvel Apes Vol.1 #1~4 (2008.11~12)
……マーベルユニバース(アース-616)のギボンとフィオナ・フィッツヒュー博士は実験の失敗でエイプバースに転移してしまう。2人はエイプ・キャプテン・アメリカ(を騙るエイプ・バロン・ブラッド)の欺瞞を暴き、戦いで傷付いたエイプ・スピードボールと共に元の世界に帰還した。エイプバースのエイプXの魔法のマスクも偶然一緒にアース-616に流れ着き、この世界の人間ロイ・レイナの手に渡る。
・Marvel Apes: Speedball Special Vol.1 #1 (2009.5)
……スピードボール・エイプはアース-616のイニシアティブに加入する。彼とこの世界の新たなエイプX(ロイ・レイナ)、レッドゴーストらが戦いになった時、スピードボールとレッドゴーストはなぜか数秒の間エイプバースに転移した。かいま見た猿の世界こそ征服するにふさわしいと信じたレッドゴーストはエイプXを人質にとり、スピードボールを使ってエイプバースに転移する。一方その頃、ゾンビバースのハンク・ピムもこの現象に気付いていた……。
・Marvel Apes: Amazing Spider-Monkey Special Vol.1 #1 (2009.6)
……エイプバースではスーザン・ストームの外見を猿に戻すため、鍵となるアース-616とのポータルを再び開こうとエイプベンジャーズの努力が続いていた。ポータルの橋渡し役にスピードボール・エイプを使うというアイデアはしかし、その時彼と対戦中だったレッドゴーストまでエイプバースに呼び込んでしまう(Speedball Special中盤)。危機を察知したスパイダーモンキーはとっさにポータルを破壊するが、それを裏切り行為と誤解したエイプベンジャーズと対立してしまう。スパイダーモンキーの抵抗むなしくレッドゴーストとスポードボールは自力で再びエイプバースにやって来たが(Speedball Special終盤)そこにゾンビバースからもゾンビ・ヒーローが来襲して……?
・Marvel Apes: Grunt Line Special Vol.1 #1 (2009.7)
……再び人間界では、エイプXはエイプバースの存在を嗅ぎつけたHAMMERに逮捕され過剰な尋問にかけられてしまう。これを知ったフロント・ライン紙の新人記者ジェーン・ポッターはギボンとイニシアティブのゴリラ・ガールと共にエイプXを脱獄させる。レッドゴーストに取り残されていたスーパーエイプスやHAMMERに囚われていたオークトロン(エイプバース版ウルトロン)までもが脱獄に参加するが、土壇場でオークトロンが裏切り彼らはゾンビバースに転移させられてしまう。
・Marvel Apes: Prime Eight Special Vol.1 #1~3 (2009.9~10)
……エイプバース。未来からやって来たニック・ファーリー2099はゾンビ襲来に備え、最強の8猿プライム・エイトを召集する。予知通り現われたゾンビ(Spider-Monkey Special終盤)を見事ゾンビバースに追放したプライム・エイトだが、ファーリー2099は《自分がまだ存在するということは、この時代に誰かがゾンビに感染し、感染を広めているはず》という事実を突きつける。感染が発覚したファーリーは殺されたが、アイアンマンドリルもマスクの下で密かにゾンビ・ウイルスに感染していた……!
・Marvel Zombies: Evil Evolution Vol.1 #1 (2010.1)
……エイプバースに出現したゾンビ(Spider-Monkey Special終盤)から逃げたスピードボールはアイアンマンドリルの態度を不審に感じ跡を追うと、ゾンビ化した彼(Prime Eight Special終盤)を発見する。スピードボールの通報でエイプベンジャーズがゾンビ・エイプ・トニーを殺害。さらにラボに残されたポータル装置でゾンビバースを襲撃する。
 ゾンビバースに転移されていたギボン達(Grunt Line Special終盤)はエイプ軍団とゾンビ軍団の激しい戦いに巻き込まれる。大混戦の中、ゾンビバースのマグニートー(ゾンビに感染していない)とゾンビ・リード・リチャーズは、事態を収束するためにはタイムマシンでゾンビ禍の発生を未然に防ぐしかないと結論した。
 猿たちの死の復讐に燃えるレッドゴーストが援護する中、マグニートーとゾンビ・リード、ギボン達マーベルユニバース組は協力してラボに向かう。感染したギボンとスピードボールは死に、マグニートーもリードに殺される。リードはゾンビ化を喜ばしい進化と捉えており、彼の狙いはゾンビ化より後のマルチバースの混乱が起きるきっかけ、すなわちスピードボールとレッドゴーストのエイプバース召喚(Speedball Special中盤)の阻止にあったのだ。そのリードも、装置の完成とともにエイプXに葬られた。
 エイプバースでポータルを破壊すれば二度と元の世界には戻れないだろう。決死任務にエイプXが手を上げるが、彼を気絶させたゴリラ・ガールがエイプバースに転移しポータルを破壊、エイプバースを救う。
 世界は元に戻った。マーベルユニバースでは、ジェーン・ポッターだけがマーベルエイプvsマーベルゾンビーズの記憶を持ち、彼女は荒唐無稽に見える新聞記事よりはコミックで彼らの戦いを残そうと考える──
 ……以上が約1年にわたるマーベルエイプ・サーガの概要である。Speedball Special中盤で、世界は「スピードボールらがゾンビバースに検知された世界」と「検知されなかった世界」に分岐しており、後者がそれぞれアース-616(マーベルユニバース)、アース-8101(エイプバース)、アース-2190(ゾンビバース)として読者のよく知る歴史を重ねていく(つまりこのシリーズはMarvel Zombies Vol.1の《歴史上は起こらなかった前日譚》も兼ねていることになる)。ちなみに改変前の世界にはアース-38831(マーベルユニバース)、アース-95019(エイプバース)、アース-21050(ゾンビバース)とナンバーが振られている。これを言い換えれば、「エイプ・スピードボールがエイプバースに召喚された時点で、アース-616はアース-38831へと分岐した」となるだろう。
 そこでようやく最初に戻るが、Grunt Line SpecialでHAMMERに尋問されたエイプXがどのアースの存在かと言えば、アース-616が分岐したアース-38831のエイプXという事になるのだ)

オーバービュー CC-10 名作カバー『Amazing Spider-Man』#50
✕このカバーの構図
○このカバーと、クライマックスシーンの構図
(一目瞭然だが、隣のページのギャラリーのうち半数以上はカバーの構図とは関係無い。「捨てられたコスチュームを背に、振り返らず去って行くヒーロー」の構図は同号の8ページ目からの引用である。スパイダーマン:オーバービュー SM-44の図版参照)

オーバービュー CC-11 名作カバー『UNCANNY X-MEN』#141
▵『UNCANNY X-MEN』#141
○『X-MEN』#141
▵『Uncanny X-Men』第141号
○『X-Men』第141号
(X-Men Vol.1誌の表題は創刊当時The X-Menだったが、#50以降Theが取れてX-Menに、リニューアルした#94からはThe All-New, All-Different X-Menに変更、月刊化を機に#112でX-Menに戻したもののすぐ#114からはThe Uncanny X-Menへと変化した。この間、奥付の書誌は一貫してX-Men Vol.1で、#142以降表題に合わせる形でUncanny X-Men Vol.1に改題される。
 表題に従えばこの#141もUncanny X-Menではあるが、厳密に表題を採るならThe Uncanny X-Menとなる)
▵『Uncanny X-Men』の連載は近く終了予定だった
○『Uncanny X-Men』のバーンによる執筆は近く終了予定だった
(これが示すのはジョン・バーンの連載期間(~#143)であって、コミックはその後も存続する)

オーバービュー CC-13 名作カバー『Mavel Super Heroes Secret Wars』#1
[項目ナンバー]CC-13
○CC-08

デアゴスティーニ社の訂正による。
 なお、この訂正ページでは当初CC-12が正しいとされていたが、既にCC-12にはページが割り振られていた。つまり訂正そのものが間違っていたのだが、これは早くとも2022年5月4日以降にサイレントにCC-08へ修正された。従ってこの訂正ページの見出し「2022/04/28」は「2022/05/04」の誤りである)

オーバービュー DM-02 ディッコが生み出した領域
※[魔のドルマムゥのダーク・ディメンション]
(この図版だけ出典が示されていないが、Strange Tales Vol.1 #126 (1964年11月) である)
第120号(1964年5月)では、ディッコはパープル・ディメンションを
第119号(1964年4月)では、ディッコはパープル・ディメンションを
(誤記。#120にパープル・ディメンションは出て来ない)
[コラム]
Dr. Strange, Sorcerer Supreme』#22
Doctor Strange, Sorcerer Supreme』#22
Dr. Strange, Sorcerer Supreme』#44
Doctor Strange, Sorcerer Supreme』#44
(奥付による。この#22, 44はDoctor Strange, Sorcerer Supreme Vol.1誌が一時的に表紙ロゴで「Dr. Strange, ~」と表記していた時期にあたり、その意味では誤りではない)
✕ヴィシャンティの領域
○ヴィシャンティの姿

(この号でストレンジが迷い込んだのは悪魔スリッグス Sligguthの地下迷宮で、ヴィシャンティはストレンジの召喚に応じて初めて読者に顔を見せた)
クリムゾン・ディメンション
クリムゾン・コスモス
(クリムゾン・コスモスとしてよく知られる。コラムの他の事物と違って、ここで紹介されるDoctor Strange, Sorcerer Supreme Vol.1 #44がクリムゾン・コスモスの初登場という訳ではない。これ以前X-Men Vol.1 #33や#46などに数コマ描かれてはいたが、冒険の舞台としてより具体的に描写されたのがDoctor~ #44という事)
▵[図版]
(コラムの図版はDoctor Strange, Sorcerer Supreme Vol.1 #43のアガモットの姿だが、本文とあまり関係が無い)

オーバービュー GA-01 ゴールデンエイジのレジェンドたち
[ケイザー]初登場: 『KA-ZAR』#1(1936年10月)
○『MARVEL COMICS』#1(1936年10月)
(誤記。Ka-Zar Vol.1 #1は別のケイザーが主役の1970年のコミック)
[ケイザー]コンゴ出身
○コンゴ
(このケイザーの出身は南アフリカ。コンゴは飛行機事故で不時着したというオリジンの地で、主な本拠地)
[オール・ウィナーズ・スクワッド]オール・ウィナーズはもともと、アンソロジー作品のタイトルだった。
(誤りではないが、ここで指すのはAll Winners Comics Vol.1であり、戦後に創刊されたAll Winners Vol.1とは異なる事に注意)
[キャプテン・アメリカ]『CAPTAIN AMERICA COMICS』#1(1940年12月
『CAPTAIN AMERICA COMICS』#1(1941年3月
▵40年12月、サイモンとカービーは
○41年3月、サイモンとカービーは
(1940年12月はリリースデイトで、他のコミックのカバーデイトと不統一)
ファイアリー・マスクやファントム・バレットといった、あまり有名でないヒーローを主人公にした。この3作品は
○主人公としてファイアリー・マスクやファントム・バレット、トロジャックといった、今となってはあまり有名でないヒーローを生み出した。この3作品は
(2作しか紹介していない。この時期の同誌でジョー・サイモン作のヒーローといえばトロジャック Torojakが挙げられる。既出のヒーローを新たに主人公に据えたようにも読める文章だが、どれもこの時初めて登場したキャラクターである)
✕『Blonde Phantom』といった女性重視の作品
○『Blonde Phantom Comics』といった女性重視の作品
(表紙の中にも小さくComicsの字がある)
▵最後の『Captain America Comics』50年に打ち切られた。
○最後まで残った『Captain America Comics』の系譜も50年に打ち切られた。
(当時は路線変更によりCaptain Captain America's Weird Talesに改題していた)
[コラム:現代との出会い]
『Avengers』第71号(1969年12月)にインベーダーズを登場させた。このストーリーでは、キャプテン・アメリカ、(…) が、ナチス勢力と戦うために力を合わせる。『Invaders』シリーズはその後も続いた。
『Avengers』第71号(1969年12月)にインベーダーズを登場させた。その後に続いた『Invaders』シリーズのストーリーでは、キャプテン・アメリカ、(…) が、ナチス勢力と戦うために力を合わせる。
(Avengers Vol.1 #71にバッキーとトロは登場せず、ナチスと戦う訳でもない)
『Twelve』は2007年から12年にかけて、
『Twelve』は2008年から12年にかけて、
(誤記)
ヒーローのブルー・ブレイズ
ヒーローのブルー・ブレイド
(Blue Bladeの誤記)

オーバービュー GN-01 マーベルのグラフィックノベル
[図版P1上]『The Silver Surfer』
○『Fireside Book Series』#11「The Silver Surfer」

[図版P1上]『The Inhumans』
○『Inhumans - A Marvel Graphic Novel』
▵『The Silver Surfer: The Ultimate Cosmic Experience』
○『Fireside Book Series』#11「The Silver Surfer」
▵『Dreadstar』
○『Marvel Graphic Novel』#3「Dreadstar」
▵『The New Mutants』
○『Marvel Graphic Novel』#4「The New Mutants」
▵『Daredevil Love and War』
○『Marvel Graphic Novel: Daredevil Love and War』
▵『Big Change』
○『Marvel Graphic Novel: The Big Change』
▵『Judgement Day』
○『Silver Surfer: Judgment Day』
▵『Enslavers』
○『Silver Surfer: The Enslavers』
▵『Abattoir』
○『Daredevil/Black Widow: Abattoir』

[図版P2上]『God Loves, Man Kills』
○『Marvel Graphic Novel』#5「God Loves, Man Kills」

(全て奥付の書誌による。表紙の書名からの抜粋とすれば誤りとは言えない。補足するとP1キャプションのThe Silver Surferと本文のThe Silver Surfer: The Ultimate Cosmic Experienceは同一の号を指している)
✕マーベルのグラフィックノベル第22弾には、バーニー・ライトソンが描く『Hooky』シリーズでスパイダーマンが登場する。
○『Marvel Graphic Novel』#22、バーニー・ライトソンが描く「Hooky」にはスパイダーマンが登場する。
(誌名を棒訳している。Hookyはこの号のエピソード名であってシリーズ名ではない。この号は主役がスパイダーマンであり、表紙ロゴはThe Amazing Spider-Man: Hookyである)
▵同シリーズは、第24弾『Daredevil Love and War』
○号数制をやめたものの実質的な同シリーズの第24弾となる『Marvel Graphic Novel: Daredevil Love and War』では
(正確な誌名については前述。本誌はMarvel Graphic Novel Vol.1 #23の実質的な続刊ではあるものの、ナンバリングは引き継がなかった)
✕マーベルは、スタンとジョン・ビュッセマが生み出したシルバーサーファーの物語の第38号『Judgement Day』で、号数制をやめた。この号は全編、
○第38弾であるスタンとジョン・ビュッセマが生み出したシルバーサーファーの物語『Silver Surfer: Judgment Day』は全編、
(正確な誌名については前述。なお前述の通り号数制は#23で終わっていたものの、#31、#33〜38、#40と散発的に号数制が復活しており、この#38は「あらためて号数制をやめた」号とは言えるかもしれない)
✕単発ものが多く刊行された。
○刊行は散発的になっていった。

(意味不明。グラフィックノベルは読み切りとして刊行されるもので、最初から全て「単発もの」である。時期的に考えれば、往時は年10号以上刊行されたシリーズが季刊ペース以下に落ち込んだ事を指しているのか)
最近の作品には、ジム・スターリンによるX-メンの物語や新しいサノスの物語がある。
○最近の作品には、『X-Men: No More Humans』やジム・スターリンによる新しいサノスの物語『Thanos: The Infinity Revelation』がある。
(誌名を書かないのは字数の問題か。時期的にX-Men: No More Humansを指していると思われるが、これはスターリンではなくマイク・カーリー Mike Carey の作。なおスターリンはこのシリーズで他に4作の「Thanos: The Infinity~」を上梓しているが、マーベル・ファクト・ファイル原書の刊行時には最初の1作であるThanos: The Infinity Revelationしか刊行されていなかった)

オーバービュー HC-01 ユーモアコミック
[サンクマリナー]ホアリー・ハルシオン・ヒーローズはハッピー・ヘブン・ホームに隠居した。
○「楽隠居せし英雄らのハッピー・ヘブン・老人ホーム」に隠居した。

(原語はハッピー・ヘブン・ホーム・フォー・ホアリー・ハルシオン・ヒーローズ The Happy Haven Home for Hoary Halcyon Heroesで、ひと続きの固有名詞である。これが「エグゼビアの恵まれし子らの学園Xavier's School for Gifted Youngsters」のパロディである事は言うまでもない。サンクマリナーはヒューマン・スコーチと激闘を繰り広げた(Marvel Mystery Comics Vol.1 #9におけるサブマリナーとヒューマン・トーチ(ジム・ハモンド)の対決のパロディ)が、チャーリー・アメリカにもう若くないと諭され、二人で老人ホームに隠居する)
[オブノキシオ]『Crazy』誌
○『Crazy Magazine』誌

(Crazy Vol.2の後継誌がCrazy Magazine Vol.1で、オブノキシオは後者の#65でデビューした。もっとも当時のCrazy MagazineのタイトルロゴからはMagazineの文字が消えており、その意味で誤りではない)
?キャプテン・チャーリー
○チャーリー・アメリカ

(誤記と思われるが、作中でこう呼ばれた場面があったのかもしれない。ご存じの方には御一報頂ければ幸いである)
[マーベルのクレイジー]『Crazy』
○『Crazy Magazine』

(前記の通り)
✕『Crazy』は第94号まで続いた。その後の数年間で、『Spoof』(…)や『Arrgh!』(…)といった、
○『Crazy Magazine』は第94号まで続いた。その創刊前後の数年間には、『Spoof』(…)や『Arrgh!』(…)といった、
(Crazy Magazine Vol.1は1973~83年刊。Spoof Vol.1は1970~73年、Arrgh! Vol.1は1974~75年刊である)
✕短命で終わった『Marvel Humour』シリーズも発行し(すぐに『Marvel Absurd』というタイトルに変更された)、認可タイトル(…)とオリジナル作品(…)の両方を取り込んだ。
○『Marvel Humor』インプリントも発行したが短命で終わった。後に『Marvel Absurd』という名称でよみがえり、これらを冠した作品にはコミカライズ(…)とオリジナル作品(…)の両方がある。
(Humourはイギリス英語で、正しくはアメリカ英語のHumor。Marvel Humorはインプリント(レーベル)で、例えばBeavis and Butt-Head Vol.1全26号中#9~11のみMarvel Humorインプリントを冠するといった運用がされたため、シリーズと呼ぶのは差し支えがある。Marvel Humorはわずか3ヶ月で消失し、その約1年後にMarvel Absurdが創設された(このインプリントはまだしも長続きしたとはいえ、1年足らずでやはり消失している)。「認可タイトル」と書くと分かりにくいがコミカライズの事で、Beavis and Butt-Head Vol.1とThe Ren & Stimpy Show Vol.1はアニメ『ビーバス&バットヘッド』『レンとスティンピー』が元、Earthworm Jim Vol.1はゲーム『アースワーム・ジム』が原作である)
What…Huh?』
Wha…Huh?』
(誤記。同ページの右上端参照)

オーバービュー HF-01 ジョナサン・ヒックマンのファンタスティック・フォー
✕FF #1「WELCOME TO THE FUTURE FOUNDATION」
○FF #1~5「WELCOME TO THE FUTURE FOUNDATION」
✕#1››››#11
○#1››››#5

(号数が食い違っている。なお、「WELCOME~」の副題は#1のみに書かれたもので、他項にある副題とは位置付けが微妙に異なる)
✕#600››››#604
○#6››››#11 #600››››#604

(見出しからFF Vol.1 #6~11が抜けている。
 なお、一見Fantastic Four Vol.1 #589~599が飛ばされているように見えるが、これで正しい。解説にある通りFantastic Four Vol.1は#588で一旦完結し、FF Vol.1 #1~11がその後を継いだ。この11号分をFantastic Four Vol.1としてカウントすれば#589~599になり、これに続く巻として始まったのが#600~である。
 ただしFantastic Four Vol.1 #600と同時にFF Vol.1 #12も発行され、今度はこの2誌が別々のシリーズとして並行に刊行されている。複雑な展開だが、「FF #11(=実質的なFantastic Four #599)の後に、Fantastic Four誌とFF誌に分岐した」ととらえれば分かりやすいだろう)
✕『FF』#6~11「THE WAR OF FOUR CITIES」
○『FF』#6~11

(他項と違い、#6~11にこの副題が付いたことはない)
✕「The Return of Nathaniel Richards」
○ナサニエル・リチャーズの復帰
✕「Return of Torch」
○トーチの帰還

(特定の副題ではない)

オーバービュー HU-01 闇の軍団
[サタニッシュ]作:スタン・リー、スティーブ・ディッコ
作:ロイ・トーマス、ジーン・コーラン
(誤記)
▵『Tales of the Zombie』
○『Zombie』

(同誌は奥付の書誌上では一部を除いてZombie Vol.1。表紙ロゴは一貫してTales of the Zombieだったため誤りではないが、約30年後にMAXレーベルで創刊された後継誌の表紙ロゴはZombieである)
『Monsters Unleashed』では、フランケンシュタインの怪物を主役とする短命のシリーズが、この雑誌の巻頭を飾った。最初の6号はマイク・プルーグによって描かれた。
『Monsters Unleashed』では、最初の6号をマイク・プルーグが描いた『Frankenstein』のフランケンシュタインの怪物を主役とする短命のシリーズが、この雑誌の巻頭を飾った。
(プルーグが描いたのはMonsters Unleashed Vol.1より約半年先立って創刊されたFrankenstein Vol.1)
✕当初はジョン・ビュッセマがペン入れを担当した
○最初期にはジョン・ビュッセマが作画を担当した
(ビュッセマはガース「復活」の最初の号であるZombie Vol.1 #1でトム・パーマーと共同で作画したが、他の号は主にパブロ・マルコスが作画とペン入れを兼任している。同誌でビュッセマがペン入れを担当した事は無い)
[コラム:ズベンビー]1997年まで
(文章は1997年という年について説明が無いが、おそらく大手コミックで最後にズベンビーが登場した例として知られるWonder Woman Annual Vol.2 #6の刊行年を指すと思われる。もっとも例えば2007年のCable & Deadpool #48の中に言及があるなど、厳密に1997年が最後という訳ではない)

オーバービュー KF-01 カンフーコミック
ブルース・リーの死から6週間後に公開された
ブルース・リーの死から4週間後に公開された
(『燃えよドラゴン』の全米公開日は8月19日、リーの命日は7月20日)
『Deadly Hands of Kung Fu』は1977年に計33号と『Deadliest Heroes of Kung Fu』特別号
『Deadly Hands of Kung Fu』は1977年に計33号と『Kung Fu Special』特別号、および『Deadliest Heroes of Kung Fu』特別号
(奥付のタイトルはKung Fu Specialだが、表紙上はDeadly Hands of Kung Fu Special Album Editionで、Deadly~の特別号なのは明らか)
▵『Marvel Now』のコミック
○「All-New Marvel NOW!」のコミック
(正式題。たびたび行なわれたMarvel NOW!系キャンペーンの一環という意味では誤りではない。これらは誌名ではなくリニューアルキャンペーンの名前であり、一般に商品名に使われる二重かぎ括弧で囲むのは疑問がある)

オーバービュー MA-01 マーベルの神秘
[ウィッチズ]作: マイク・デオダート、ブロンウィン・カールトン
作: マイク・デオダート、ブライアン・パトリック・ウォルシュ
(初めてウィッチズが結成されるWitches Vol.1 #1の作家はブライアン・パトリック・ウォルシュ)
『Strange Tales』は1968年6月の第164号から、
『Strange Tales』は1968年1月の第164号から
(誤記)
マーベルは1973年まで、ふたり目の魔術師ヒーローを主役に据えることはなかった。同年、
マーベルは1973年まで、ふたり目の魔術師ヒーローを主役に据えることはなかった。この年、
(文法的誤り)

オーバービュー MC-01 MC2ユニバース
✕限定シリーズ『The End!』
○読切『Spider-Girl: The End!』
(「The End」を冠した作品はX-Men: The EndやPunisher: The Endなど幾つも刊行されており、スパイダーガールの場合『Spider-Girl: The End!』が正式タイトルとなる。このコミックはミニシリーズではなく、1巻完結のワンショット誌)

オーバービュー MG-01 『Marvel Age』
✕それからすぐに「お便りページ」が設けられ、そのタイトルは毎号異なった!
○そして以前から設けられていた「お便りページ」のタイトルが毎号変わるようになった!

(お便りページ「Letters」の発足は#4から。見開き裏の右手にある通り、#7以降からコーナータイトルが毎号月替わりになる)
✕奥付には、(…) フォーブッシュマンのイラストも掲載された。
○コーナーボックスには、(…) フォーブッシュマンのイラストも掲載された。
(コーナーボックスとはアメコミ表紙の主に左上隅にある、号数や刊行月を示す長方形の図版。この文の右手の図版参照)
✕12ページにわたるこの談話
○11ページ
にわたるこの談話
(誤記)
※クリス・クレアモントによる『X-Men』
(Marvel Age創刊当時すでにX-Men Vol.1はUncanny X-Men Vol.1に改名していたが、クレアモントは改名より前から担当していたので誤りではない)
※同氏とスタン、そしてグリーン・ゴブリンが、
(この「グリーン・ゴブリン」とは着ぐるみのアクターのこと。見開き裏の上段中央参照)
マーベル社内の様子を伝える記事「A Day in the Life of Marvel Comics」
マーベル社内の様子を伝える特集「A Day in the Life of Marvel Comics」
(「A Day〜」は#33の特集記事で、様々な編集者が持ち回りで担当した連載記事「Behind the Lines」の拡大版)
『X-Men』のリブート
『X-Men』のリニューアル
(初代X-ファクターのX-メンへの合流、従来のUncanny X-Men Vol.1と別ラインでジム・リーを看板作家に迎えたX-Men Vol.2の新創刊といった大幅なリニューアルが行なわれたものの、世界観が一新された訳ではない)

オーバービュー MN-01 マーベルユニバースの動物たち
✕ヴァリノール
○アラゴーン

(ヴァリノール Valinorもブラックナイトの愛馬だがその姿は黒くコウモリの翼を持ち、ここで指す白いペガサスのアラゴーンとは異なる)
※ジャイアントマンを脅威にさらすブラックナイトが乗る、翼の生えた馬
(特に説明が無いが、このブラックナイトは前段で紹介されたデーン・ウィットマンとは別人のネイサン・ギャレット。この愛馬ヘルホース(本名エレンディルと後に設定された)はヴァリノールとも違いまさに黒いペガサスという姿だったが、ギャレットの死後ドレッドナイトに受け継がれ、ドラゴンのような姿に変異している)

オーバービュー MT-01 マーベル年表:1939~46年
[RRC #1]ジャック・カービー最初期に手がけた、レッド・レイブンマーキュリーが主役の作品だ。
○ジャック・カービー最初期に手がけた、レッド・レイブンマーキュリーが主役のコミック誌だ。
(Red Raven Comics Vol.1 #1はオムニバス誌で、レッド・レイブンとマーキュリーはそれぞれ別の作品の主役。同誌はカービーのタイムリーデビュー作ではあるが、レッド・レイブンはルイス・カズヌーヴ Louis Cazeneuveによるもの)
[DMC #6]この号に登場した新キャラクターは、
○このコミック誌に登場した新キャラクターは、
(ここで挙げられるうち、フィンとサンダラーは#7が初登場)
[CAC #3]散文的な短い物語
○小説形式の短編

(誤記)
[KID #1]若い読者向けのヒーロー・アクション・コミックスという大胆な実験作品。
→幼年向けのカートゥーンとヒーロー・アクション・コミックスの併録という大胆な実験誌。
(当時のヒーローコミックは概ね「若い読者向け」であって、何が実験作品なのか不明。恐らくヒーロー物とカートゥーンをオムニバスでパックした事を指すのではないか)

オーバービュー MT-02 マーベル年表:1946~49年
[略称一覧]ICC = IDEAL: A CLASSICAL COMIC
ICC = IDEAL
(#1~3の表紙にこそA Classical Comicの副題があったが、#4ではThe World's Greatest Stories!に、#5ではLove and Romanceに代わっており、修飾的な意味合いが強かったようだ)
[略称一覧]AWW = ALL WESTERN WINNERS
AWW = ALL WINNERS
(#1の時点ではAll Winners、#2で表紙ロゴがAll Western Winnersとなり、#3以降奥付でも表紙に追随してAll Western Winnersと称された)
[MR #1]アメリカで2番目となるロマンスアンソロジー
(ここに書かれるサイモン&カービーによるコミックでもYoung RomanceとYoung Loveの2誌が、他社からも数誌が既に刊行されており、順序として2番目とは考えにくい。確認できなかったが、売上が史上2位だったのだろうか?)
[LL #1]わんぱくデニスとヘンリーのような子どもが主役の作品
わんぱくデニスとヘンリーのような子どもと家族が主役の作品
(「わんぱくデニス」は新聞漫画Dennis the Menaceの邦題で、他にも映像化作品が多数この題で輸入された。ヘンリーはこの主人公デニスの父親の名)
[CAW #74]『Captain America』から
○『Captain America Comics』から
(当時の正式題)
[SUS #1]2冊目のラジオ連動コミック
(Suspense Vol.1はラジオドラマ番組Suspenseのエピソードのコミック化を中心としていたアンソロジー。これ以前にラジオ番組とのタイアップ作品があったかは確認が取れていない。ご存知の方はご一報下されば有難い)

オーバービュー MT-03 マーベル年表:1950~54年
[略称一覧]CAC = CAPTAIN AMERICA COMICS
CAC = CAPTAIN AMERICA
(この一時的な復活期#76~78にあたって、Captain America ComicsはCaptain Americaに改題された)

オーバービュー MT-04 マーベル年表:1955~60年
[MIA #1]ゴシップ・ステイシー
〇スカットルバット・ステイシー
(Scuttlebutt Stacy。Scuttlebuttは「ゴシップ」という意味で、意訳ではあろうがキャラクターのニックネームを意訳するのは適切とは言えない)

オーバービュー MT-05 マーベル年表:1960~65年
▵[略称一覧]SGF = SGT. FURY AND HIS HOWLING COMMANDOS
SGF = SGT. FURY
[略称一覧]MT ANN = MARVEL TALES ANNUAL
MT ANN = MARVEL TALES VOL.2
(ともに奥付による。表紙のタイトルロゴとしては誤りではない)
MT ANN #1(64年1月
MT ANN #1(64年)
(Marvel Tales Vol.2はこの時点では年刊誌という体裁だったため、カバーデイトに月表記は無かった。リリースデイトでは64年6月だったため、カバーデイトがそれより早いというのは考えにくい)
[JIT #62]モンスターの外見は『Marvel Feature』でゼムヌに再利用された。
○ゼムヌというモンスターの設定は『Marvel Feature』で再利用された。
(Journey Into Mystery Vol.1 #62・66に登場した「ハルク」ことゼムヌと、Marvel Feature Vol.1 #3に登場したゼムヌは同一人物。
 時系列順に書くと、ゼムヌはJourney Into Mystery Vol.1 #62 (1960年11月) で初登場し、「ハルク」「リビング・ハルク」という二つ名を得た。#66 (1961年3月) で再登場したゼムヌは再び地球を脅かしたが、最終的に文字通り塵と消える。
 一方、翌1962年におなじみのハルクがIncredible Hulk Vol.1 #1 (1962年5月) でデビュー。当初グレイで塗られていた肌は、#2で有名な緑色に再設定された(当時は単に彩色の都合で、理由付けは考えられていなかった)。ハルクは#6 (1963年3月) で旗艦誌の打ち切りを経験したものの、他誌のゲスト出演(その中にはAvengers Vol.1も含まれる)を続け生き長らえ、Tales to Astonish Vol.1 #59 (1964年9月) 以降同誌の「2枚看板」レギュラーの座を勝ち取った。同誌は#102で休刊久しいIncredible Hulk Vol.1の名に改題 (1968年4月) 、ハルクは再び個人誌の主役に返り咲く。
 こうしてハルクが人気タイトルとなった影で、モンスター系再録誌Monsters on the Prowl Vol.1の#11・#14 (1971年6・12月) にゼムヌのエピソードがそれぞれ再掲載された。しかし当時人気者となっていたハルクとの混同を避けたのか、ゼムヌの体色は茶色から純白に、「ハルク」の名も「タイタン(巨人)」に書き換えられた。これ以降、ゼムヌは常に白色で描かれており、こちらが「正史」と位置づけられているようだ。
 翌年Marvel Feature Vol.1 #3 (1972年6月) で、このタイタンことゼムヌが再び地球に現われ、マーベルユニバースのヒーロー達と激突。かつての「ハルク」対現ハルクの夢の対決が演出された)

オーバービュー MT-06 マーベル年表:1966~70年
▵[MLO (VOL.2) #1]1950年代のベストセラーが復活する。
1950年代のベストセラージャンルが復活する。
(My Love Vol.1自体は恋愛コミックブームの最中1950年に#4で打ち切られており、ベストセラー誌とは言い難い。しかし「ベストセラー」が恋愛ジャンルそのものを意味するのであれば誤りではない)

オーバービュー MT-07 マーベル年表:1971~75年
[略称一覧]LCH = LUKE CAGE, HERO FOR HIRE
 LCH = HERO FOR HIRE
(奥付による。表紙ロゴとしては誤りではない)
[略称一覧]CRA = CRAZY
CRA = CRAZY MAGAZINE
CRA Vol.3 #1
CRA #1
(表紙にも小さくMAGAZINEの文字がある通り、Crazy Magazine Vol.1。Crazy Vol.3は(マーベル・ファクト・ファイル原書の発売の後ではあるが)2019年に発行されたワンショット誌になる)

オーバービュー MT-08 マーベル年表:1976~80年
[略称一覧]MCC = MARVEL CLASSICS COMICS
MCC = MARVEL CLASSICS COMICS SERIES FEATURING: DR. JEKYLL AND MR. HYDE
(奥付によれば、このシリーズは毎号フィーチャリングする作品名を含める形で誌名を変えていた(つまり毎号が「第1号」という体裁だった)。もっとも表紙では号数がカウントされており、共通のMarvel Classics Comicsが誌名と考えるのも自然である。マーベル公式サイトでは折衷的に、Marvel Classics Comics Series Featuringという誌名とされている)
▵[略称一覧]KCC = KID COLT, OUTLAW
KCC = KID COLT OUTLAW
(文法としては自然だが、実際には「,」記号は使われていない。マーベル公式サイトではKid Colt: Outlawと(一般に「:」記号はロゴ等で省略される事を前提として)表記している)
[CABB #1]全84ページの同作は、
77ページの同作は、
(イラストページを含めたカウントと思われるが、表題作は77ページ)
[MSM #1]マーベルは、男性ヒーローの女性版を開発するために、著作権を保護しはじめた。
マーベルは、商標を先行保護するために、男性ヒーローの女性版を登場させた。
(意味不明。恐らく原文は、キャプテン・マーベルの類似ヒーローを他社から登場させないために商標保護の目的でミズ・マーベルが生まれた、という説を紹介していると思われる。
 ただし、この説はCBRのコミック情報ライターであるブライアン・クローニン Brian Croninによれば疑わしいという(記事)。
 当時、バットマンが主役のTVアニメ『Tarzan/Batman Adventure Hour』にいわば女性版スパイダーマン「スパイダーウーマン」が登場する計画があると知ったマーベルがライバル社に商標を与えまいと、急遽Marvel Spotlight Vol.1 #32にスパイダーウーマンを登場させたり(結果的にアニメには「ウェブ・ウーマン Web-Woman」が登場した)、似た例ではTV特撮『超人ハルク The Incredible Hulk』でCBS放送局/ユニバーサル・テレビジョン社に女性版ハルクを創作させないがためにシーハルクを登場させたりといったケースは存在した。
 一方、この当時他社が「女性版キャプテン・マーベル」を登場させようとした形跡は無く、またそもそもキャプテン・マーベル自体が商標で複雑な問題を孕んでいた事もあり、あえて火中の栗を拾おうとする会社があったとは考えにくい。クローニンはスタン・リーやジェリー・コンウェイの談話を引用し、当時ミズ・マーベルはあくまでも魅力的な女性新ヒーローの登場を意図して作られたもので、商標保護は二の次であったと(一概に否定できないとはしながらも)結論づけている)
[HK! #10]同誌はモノクロだったが、
○モノクロ誌Rampaging Hulkが、

(モノクロ時代はRampaging Hulkというタイトルだったが、カラー誌に変更されるのに合わせてタイトルもHulk!に変わった)
[MSS #11]「マーベルカラー」プロセス
(特に説明が無いが、当時のマーベル高級誌で使われた印刷技術の事。古いアメコミのイメージに顕著な(リキテンスタインのポップアートでも知られる)4色印刷、いわゆる「網点」を意識させない、絵画調のカラー表現。もっともマーベルで最初に使われた例がこの号という訳ではなく、代表的な号として挙げられていると思われる)
✕[図版TOD Vol.2 #1下]
○[削除]

(この図版はHoward the Duck Vol.1 #1からの引用で、解説の誌名とも白黒誌という説明とも合っていない)
[EPI #1]大人の読者向けレーベル
大人の読者向けの同名レーベル
(説明が欠けているが、Epic Comicsの事)

オーバービュー MT-09 マーベル年表:1981~85年
[略称一覧]MGN = MARVEL GRAPHIC NOVEL
○MGN = DEATH OF CAPTAIN MARVEL

(この号がMarvel Graphic Novelシリーズの最初の号ではあり表紙にもその字があるが、奥付によれば(以後の号と違って)誌名はDeath of Captain Marvel)

オーバービュー MT-10 マーベル年表:1986~90年
[略称一覧]MMK = MARVEL MASTERWORKS
MMK = MARVEL MASTERWORKS: AMAZING SPIDER-MAN
(Marvel Masterworksシリーズはキャラクター別や掲載誌別に分けられており、ここで紹介されるのはAmazing Spider-Man誌を中心に収録したMarvel Masterworks: Amazing Spider-Man Vol.1)
 [略称一覧]IMC = IRON MAN GRAPHIC NOVEL: CRASH
IMC = IRON MAN: CRASH
(確かにグラフィックノベルとして刊行されたもので表紙にもEPIC GRAPHIC NOVELとはあるが、この位置にGRAPHIC NOVELと入れる必然性は無い)
[NAM #1]毎回入れ替わる、ごく普通の兵士たち
○代替わりしていく、ごく普通の兵士たち
('Namの主人公はしばらく固定された後にそれまでの脇役のストーリーに、と緩やかに切り替わっていった。例えば#1の主人公エドワード・マークスは#13まで主人公を務め、#14からは(#1では脇役だった)ロブ・リトルが新たな主役となった)
[DRZ #1]『Critical Mass』
○『A Shadowline Saga: "Critical Mass"』

(正式題)
[NTM #1]『Ultimate Ninja』
○「アルティメット・ニンジャ」
(エヌスマンの異名であってタイトルではない)

オーバービュー MT-11 マーベル年表:1991~95年
[略称一覧]DPCC = DEADPOOL: THE CIRCLE CHASE
(このシリーズは表紙にこう書かれているものの、#1の奥付では単にDEADPOOLとされていた。しかし#2以降は奥付も表紙と一致していることから、編集部のミスと思われる)
[略称一覧]MIS = MARVEL ILLUSTRATED: SWIMSUIT SPECIAL
MIS = MARVEL ILLUSTRATED: THE SWIMSUIT ISSUE
MIS(92年6月)
MIS(91年1月)
[MIS書影]
(91年のMarvel Illustrated: The Swimsuit Issueと翌92年のMarvel Swimsuit Specialとを混同している。解説の「新たな」雑誌という表現、Marvel Comics Presents Vol.1 #72の前に配置されている事からMarvel Illustrated~を指しているのは明らか。書影はMarvel Swimsuit Specialのもので誤り)
MCP #72(91年1月
MCP #72(91年3月
(誤記)
[CA #383]3倍サイズの特大コミック
3倍ボリュームの特大コミック
(表紙のキャッチにはTriple-Sizedとあるものの、これは日本語で用いられる「サイズ」の事ではなくページ数の意味)
[DEA]パニッシャーの物語は、マーベルが彼のために共通シリーズを立ち上げたことで継続した。
○パニッシャーの物語は、マーベルが彼のために立ち上げた連続イベントによって継続した。
(連続性が分かりづらい文章だが、ページ下部でパニッシャー関連誌が一律最終回を迎えた事を受けている。一時的に個人誌を失ったパニッシャーだが、このDouble Edge Alpha Vol.1 #1から始まるオーバー・ザ・エッジイベントで各誌を渡り歩き、直接の続編である新たな個人誌Punisher Vol.3 #1が始まった)
[ASM #400]「クローン・サガ」が、メイおばさんの死とともにはじまる。
「クローン・サガ」が、メイおばさんの死という一大転機を迎える。
(厳密にはクローン・サガというイベント名は実在せず、広く一連のベン・ライリーの交代劇に便宜的に名付けられた呼称にすぎないが、この#400は本来サガの結末として予定されていた号であり、ここから始まったという解釈には無理がある。なお、ここで死亡したメイ・パーカーはノーマン・オズボーンが用意した偽者だったと後付けされた)
[XMA #1]「エイジ・オブ・アポカリプス」にX-世界の並行世界を丸ごと持ち込んだ、象徴的な読み切り作品
○並行世界「エイジ・オブ・アポカリプス」にX-世界を丸ごと持ち込んだ、象徴的な一冊
(エイジ・オブ・アポカリプスが並行世界の名称である。あるいはここでは慣用句としての「黙示録の世エイジ・オブ・アポカリプス」を指しているのかもしれないが、分かりやすいとは言えない。この号はワンショット=読切誌の形態ではあるが、イベント各誌の導入部でもあり「読み切り」という語は適切ではない)
[TGK #1]マーベルは西部劇にあるルーツを、時空をねじ曲げて爆発的な成功を収めた、世界規模の政治的陰謀の物語で再考した。
マーベルは自身のルーツである西部劇を、世界規模かつ時空を飛び越えた政治的陰謀の物語で再考し、大成功を収めた。
(洗練された文章とは呼べない)

オーバービュー MT-12 マーベル年表:1996〜2000年
[略称一覧]OMU = ONSLAUGHT: MARVEL UNIVERSE
OMU = ONSLAUGHT: MARVEL
(奥付による。表紙ロゴでは誤りではない)
[略称一覧]WI? = WHAT IF?
WI? = WHAT IF?
(この第二シリーズではIfの後にリーダー記号「…」が付く)
[略称一覧]BGL = BEN GRIMM AND LOGAN
BGL = BEFORE THE FANTASTIC FOUR: BEN GRIMM AND LOGAN
(表紙・奥付ともにこの題だが、他にBen Grimm and Loganがある訳ではないため省略としては理解できる。しかし略称に対する正式題として略称を紹介するべきではない)
※DP #1
(初期のDeadpool誌のナンバリングは混沌としており、最初のシリーズであるDeadpool: The Circle Chase(表紙ロゴによる)は#1のみ奥付で単にDeadpoolとされ、次号以降は表紙ロゴと一致していた。これは単純に編集ミスと思われるが、次シリーズは表紙ロゴが単にDeadpoolだった一方、奥付ではDeadpool: Sins of the Pastとされた(奇妙だが、表紙と奥付が一致しない事自体は珍しくはない)。
 そこでこのマーベル年表で紹介されるこの第3シリーズだが、これがDeadpoolのVol.1なのかVol.2なのか、はたまたVol.3なのかは前シリーズの「数え方」によって変わってしまう。恐らくここではVol.1と見て「DP Vol.*」ではなく単に「DP」と書かれたのだろう)
※WI Vol.2 #105
(前記の通りWhat Ifシリーズには第一シリーズWhat If?と第二シリーズWhat If…?がある。奥付に従えば後者はWhat If…? Vol.2であるが、厳密な意味では「What If…? Vol.1」が存在しないため、第二シリーズをVol.2と呼ぶべきかは諸説ある)
[MUN #1]新アンソロジーシリーズ
新シリーズ
(Marvel Universe Vol.1 #1にはインベーダーズが主役を務める「The Spoils of War!」しか掲載されていないので、広義の競作集アンソロジーではない。またこのストーリーは次号に連続する続き物だったため、このページで説明される「短編や読み切り」でもない)
※「マーベルナイツ」ブランドには『Black Panther』『Punisher』も登場した。
(この1998年に創刊されたのはBlack Panther Vol.3とPunisher Vol.4だが、後にやはりマーベルナイツからBlack Panther Vol.4及びPunisher Vol.5~6がリリースされたため、誤解を避けるためここではボリューム数に言及していないと思われる)
『Peter Parker: Spider-Man Vol.2
『Peter Parker: Spider-Man』
(直前までPeter Parker: Spider-Manと題されたシリーズが刊行されていはいたが、それはSpider-Man Vol.1誌が一時的に(主人公がベン・ライリーからピーター・パーカーに戻った事を示すため)表紙ロゴにPeter Parkerと添えていたものであって、正式題は依然Spider-Manだった。従って、このとき新創刊されたPeter Parker: Spider-Man誌は実際にはVol.1になる)
『Black Widow:Web of Intrigue』(99年6月)の普及版
○過去作を収録した普及版『Black Widow:Web of Intrigue』(99年6月)
(誤訳か)
※MLG #3(00年12月)
(Marvel: The Lost Generation誌は全12号で、#12から始まって (2000年3月) ストーリーが過去に遡り続けると同時に号数は順に減り、#1で完結する (2001年1月) 趣向になっていた。なぜここで特筆すべきとも考えられない#3を採り上げたのかは理解に苦しむ)

オーバービュー MT-13 マーベル年表:2001〜2005年
[略称一覧]UMT = ULTIMATE MARVEL TEAM-UP
UMT = ULTIMATE SPIDER-MAN AND WOLVERINE
(奇妙な事に、奥付によればMarvel Team Up Vol.1誌(※#2を除きTeamとUpの間にハイフンは入らない)は創刊号のみUltimate Spider-Man And Wolverine #1という誌名だった。次号Marvel Team-Up Vol.1 #2が翌月に出ている事を考えれば「様子見」の刊行とも考えにくく、その時点では毎号誌名を変えるシリーズという認識だったのだろうか)
[略称一覧]ORI = ORIGIN
ORI = WOLVERINE: THE ORIGIN
[略称一覧]UNM = UNSTABLE MOLECULES
UNM = STARTLING STORIES: FANTASTIC FOUR - UNSTABLE MOLECULES
(ともに奥付による)
✕[図版]ASX #1
(この図は2004年12月に刊行された単行本Astonishing X-Men TPB Vol.1 #1のもので異なる)
[ORI #1]壮大な限定シリーズ
○叙事詩的な限定シリーズ
(同作は1880年代のある地主家庭を描いており、「壮大」と呼ぶには疑問が残る)
ASX #1
ASX Vol.3 #1
(他欄との記法の揺れ)
[ASX #1]ミュータント国家
ミュータント種族
(nationの誤訳か。当時のミュータント国家と呼べるものではジェノーシャが挙げられるが、Astonishing X-Men Vol.3の特に初期においてジェノーシャは大きく採り上げられなかった)
[M02 #1]『Age of Heroes』と『Age of Discovery』が衝撃的に衝突する
○「ヒーローの時代」が大航海時代に激突する
(二つのAgeは作品名ではない)
[AV #503]正式に解散した。
○ついに解散する。

(アベンジャーズの解散が描かれるのは翌月に刊行された読切Avengers: Finale Vol.1 #1での事で、Avengers Vol.1 #503ではスカーレット・ウィッチによるディスアセンブルド事件の結末が描かれている)
[HOM #8]現実を書き換えた。
○書き換えた現実が元に戻る。

(House of M Vol.1 #8は最終号で、それまで描かれたハウス・オブ・M世界の崩壊が描かれている)

オーバービュー MT-15 マーベル年表:2011〜2015年
[リード文]『Marvel NOW!』レーベル
『Marvel NOW!』キャンペーン
(2012年のMarvel NOW!で#1から再始動したコミックスは、表紙に「Marvel NOW!」のロゴと特徴的な赤い帯が付けられた。その意味でこれらコミック誌は「Marvel NOW!レーベル」に組み込まれたと表現できなくもないが、多くで表紙のMarvel NOW!ロゴは早々に失われるためこれが従来の意味でのレーベル(インプリント)だったとは言い難い。キャンペーン等と呼ぶ方が実態に即しているだろう)
[UCS #1]UCS Vol. 2 #1
UCS #1
(ここでUltimate Comics Spider-Man Vol.2とされるのは、約二年前Ultimate Spider-Man Vol.2 #1が奥付上はUltimate Comics Spider-Manとされていた事(恐らくミス。現在のマーベル公式サイトではUltimate Spider-Man (2009-2012) として扱われている)に基づき、Ultimate Comics Spider-Man Vol.1 #1と重複しないVol.2 #1として書かれていると思われる。
 これ自体は(ミスとして訂正すべきか史料的記述として受け入れるべきか、解釈の余地はあるが)妥当な措置に見える……が、この奥付のミスを受け入れるとすれば、ここで指すマイルズを主役にしたコミックをUltimate Comics Spider-Manと考える事はできない。この#1および#2~3は奥付ではUltimate Spider-Manとして扱われていたからで、これも現在のマーベル公式サイトではUltimate Comics Spider-Manとされる事から同様のミスプリントと思われる。このミスを受け入れるなら、この号はUltimate Spider-Man Vol.3 #1である)
✕[AVX #0 書影]
(この図版は同イベントのAVX: Vs Vol.1 #1の表紙であり誤り。右手の図版が正しいAvengers vs. X-Men Vol.1 #0の表紙に使われたイラストだが、ロゴの位置が異なっており、恐らく当時の広告カットと思われる)

オーバービュー MT-16 マーベル年表:2016〜2020年
[略称一覧]DNMC = DEAD NO MORE: THE CLONE CONSPIRACY
DNMC = CLONE CONSPIRACY
[略称一覧]IVX = INHUMANS VS X-MEN
IVX = IVX
(それぞれ奥付によるが、表紙ロゴとしては誤りではない)
[略称一覧]THR = THOR
THR = MIGHTY THOR
[略称一覧]RTE = ROAD TO EMPYRE
RTE = ROAD TO EMPYRE: THE KREE/SKRULL WAR
(表紙・奥付ともこの通り)
[CAS #1]16年5月
16年7月
(リリースデイトとの混同)
[THR #700]ソーの死のエピソードに合わせて、
ソー(ジェーン)の死のエピソードを前に、
(この号はストーリーアーク「Death of the Mighty Thor」の開始号だが、ソー(ジェーン・フォスター)が死ぬのは#705)
[IWP #1]映画ではサノスが勝利したが、続きとなるインフィニティ・ウォー
映画ではサノスが勝利したが、よく似た名前のインフィニティ・ウォーズ
(Infinity Warsイベントは映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』と直接は無関係)
[IM20 vol.2 #1]『Machine Man vol.2』シリーズの続編
『Machine Man vol.2』シリーズの精神的後継
(Iron Man 2020 Vol.2はTony Stark: Iron Man Vol.1の続編であって、Machine Man Vol.2とストーリーが地続きな訳ではない(そもそもMachine Man Vol.2は別世界アース-8410が舞台である)。
 ただしMachine Man Vol.2はこの世界のアーノ・スターク(アイアンマン)が初登場して後の主役誌Iron Man 2020 Vol.1へと繋がった作品であり、してみればIron Man 2020 Vol.2はかつてのマシンマンとアーノ・スタークの二者がアース-616に舞台を変えて再び相まみえたシリーズとは言える(もっともここに登場するマシンマンはアーロン・スタック本人ではなく偽者だとMarvel Comics Vol.1 #1001で設定されて当時間もない)。
 また二誌は機械の生命というテーマで共通していたり、Machine Man Vol.2の表紙をオマージュしたバリアントカバーが描かれたりと、意図的な参照があるのは事実のようだ)

オーバービュー MT-17 マーベルUK年表
[略称一覧]CBM = CAPTAIN BRITAIN MONTHLY
CBM = CAPTAIN BRITAIN VOL.2
(区別のためにMonthly(月刊)と付けられる事はあるが、正式題はCaptain Britain (Vol.2))
[略称一覧]RWA = REVOLUTIONARY WAR
RWA = REVOLUTIONARY WAR: ALPHA
(Revolutionary Warはイベントタイトルで、単にRevolutionary Warというコミックは存在しない。ここで挙げられているのはイベントのプロローグにあたるRevolutionary War: Alpha Vol.1 #1)
SCW #1(73年2月12日
SCW #1(73年2月17日
CB #1(76年10月1日
CB #1(76年10月13日
RWA(2014年2月
RWA(2014年3月
(誤記)
[FUR #1]編集者のニール・テナントが
○当時編集者だった、あのニール・テナントが
(この人物は後のペット・ショップ・ボーイズのボーカル)
[HC #1]スティーブ・パークハウス、デビッド・ロイド、ジョン・ボルトンが考案したナイトレイブン
スティーブ・パークハウス、デビッド・ロイドが考案したナイトレイブン
(ジョン・ボルトンが中期のナイトレイブンを多く担当したのは事実だが、考案に携わっていたかというと疑わしい)
[MSH #353]8年間、週刊誌として出版されたマーベルUKの主力タイトル
○7年間、週刊誌として出版されたマーベルUKの主力タイトル『Mighty World of Marvel』が改題を経て
(Mighty World of Marvel Vol.1は1972年10月に創刊され、1979年1月にMarvel Comic Vol.1に改題(#330)。同年7月の#352を最後に、同9月にMarvel Super-Heroes (UK) Vol.1として月刊誌にリニューアルされた)
[RWA]18年を経て、
○20年を経て、
(誤記)

オーバービュー MT-14 マーベル年表:2006〜2010年
[略称一覧]WWH = WORLD WAR HULK PROLOGUE: WORLD BREAKER
WWH = WORLD WAR HULK
(World War Hulkイベントのプロローグにあたるのは前者だが、表紙と発行年月は後者を示している)
[略称一覧]SHU = SUPER HERO SQUAD
SHU = MARVEL SUPER HERO SQUAD
(表紙ロゴの通り)
✕[図版CAR #1]
(ブライアン・ヒッチ画の同じイラストを使っているものの、この図は単行本Captain America: Rebornの表紙であり異なる)
▵[図版SGE #1]
(この図は前月発売のOrigins of Siege Vol.1 #1の表紙イラスト。Siegeイベント全体のイメージ図としては誤りではない)

オーバービュー MU-01 マーベルUK
[ウォーヘッズ]原作: スティーブ・ホワイト
(ホワイトはWarheads Vol.1誌ではカラリストであり、原作に関わっていたかは疑わしい。ただしホワイトはマーベルUKで編集者を兼任していたため、原案レベルで関与していた可能性はある)
[モーターマウスとキルパワー]原作: ポール・ニアリー
原作: グラハム・マークス
(誤記。Graham Marks)
パルプ・フィクション『Night Raven』もあった。
パルプ・フィクションの主役ナイトレイブンもいた。
(ナイトレイブンは当時単独誌を持たず、Hulk Comic等の併載作として掲載されていた)
最初は『Hulk』と『Spider-Man』がイギリスで描かれ、
最初は『Hulk Comic』がイギリスで描かれ、
(当時ハルクのUKオリジナルエピソードのコミック誌としてHulk Comicが創刊されたが、スパイダーマンの方はマーベルUKがパニーニに買収されてしばらく経つまではアメリカ版の再録にとどまり、この文脈のデズ・スキン時代にはあたらない)
▵コミック版『Doctor Who』も作られた。
○コミック誌『Doctor Who Weekly』も作られた。
(正式題。ただし、Doctor Whoは番組タイトルであり、そのコミック版という意味で間違いではない)
『Captain Britain』は全12号の月刊シリーズに
『Captain Britain』は全14号の月刊シリーズに
(誤記。Captain Britain Vol.2 #1~14)
近年、『MI:13』
近年、『Captain Britain and MI-13』
(正式題)
[コラム:デスヘッドが多すぎる]『Doctor Who』の単独誌に活躍の場を移した。
○『Doctor Who Magazine』に、そしてデスヘッドの単独誌に活躍の場を移した。
(ドクター・フーの単独誌であるDoctor Who Magazine Vol.1(正式題)にゲスト出演したのは事実だが、直後のDeath's Head Vol.1を無視するとも考えにくい)

オーバービュー MU-02 革命の呼び声
ALPHA #1
○REVOLUTIONARY WAR: ALPHA #1
DARK ANGEL #1
○REVOLUTIONARY WAR: DARK ANGEL #1
KNIGHTS OF PENDRAGON #1
○REVOLUTIONARY WAR: KNIGHTS OF PENDRAGON #1
DEATH'S HEAD Ⅱ #1
○REVOLUTIONARY WAR: DEATH'S HEAD Ⅱ #1
SUPERSOLDIERS #1
○REVOLUTIONARY WAR: SUPERSOLDIERS #1
MOTORMOUTH #1
○REVOLUTIONARY WAR: MOTORMOUTH #1
WARHEADS #1
○REVOLUTIONARY WAR: WARHEADS #1
OMEGA #1
○REVOLUTIONARY WAR: OMEGA #1
(省略なのは明らかだが、AlphaとOmegaを除いて各々はマーベルUK全盛期に同名のコミックが存在している。事実、本文では当時の誌名とRevolutionary War版の誌名が混在して紛らわしい。AlphaとOmegaについては、同名の誌名こそ存在しないものの、マーベルでは大型イベントのイントロと最終号に「〜: Alpha」「〜: Omega」と付けるのが定例化しておりこれも紛らわしい)
[ALPHA #1]2014年1月
2014年3月
[DARK ANGEL #1]2014年2月
2014年3月
(誤記。~Alphaに関してはリリースデイトでは正しいが、他が全てカバーデイトで記されており不統一)
※カウシルは『Super Soldiers』の派生作品を執筆したが、印刷間際で発売中止になった
(Roid Rage Vol.1の事)
✕スティーブ・ワッカー
○スティーブン
・ワッカー
(Stephen Wackerの脱字)
マーベルUKのヒーローたちが再び世界を席巻するのは時間の問題にすぎなかった。
マーベルUKのヒーローたちが再び世界を席巻するのは時間の問題にすぎないのかもしれない。
(原著ではこの項はRevolutinary Warから1年足らずで出版されており、この後のマーベルUKキャラの展開の見通しは不透明だった。Revolutinary Warから10年が過ぎた現在の目で見れば、マーベルUKキャラはその大半が相変わらず不遇のままである)

オーバービュー MU-04 マーベルUK
✕『Red Mist:2020』
○『Red Mist 20-20』

✕『Blood Rush』
○『Bloodrush』
✕『Heavy Weapon』
○『Heavy Weapon 911』
✕『Tymestryke』
○『Timestryke』
(実際には刊行されていないが、当時の予告などによる)
✕『Death’s Head II/Killpower』
○デスヘッドⅡとキルパワーが共演する『Battletide』シリーズの新作
(この以前にやはりデスヘッドⅡとキルパワーの共演誌Battletide Vol.1およびBattletide II Vol.1が刊行されていた。これらの表紙には「Death’s Head II & Killpower:  Battletide」というように2者の名前も書かれていたが正式題には含まれず、Battletide Vol.1 #3-4では「Death’s Head II vs. Killpower: Battletide」と書かれていた)
✕『Dark Guard Gold: Old Friends』
○『Dark Guard: Old Friends』『Dark Guard Gold』

(おそらく企画上ではDark Guard Vol.1で未刊に終わった#5・6に相当するDark Guard: Old Friends誌と、新作であるDark Guard Gold誌の2誌があったと思しい)
Doctor Who: Age of Chaos
Doctor Who: The Age of Chaos
(脱字)

オーバービュー NO-01 マーベルのノワール作品
X-MEN NOIR』
X MEN NOIR』
✕X-メン
○Xメン

(ノワール・ユニバース版X-メンはおそらく科学的イメージより世俗のミステリアスなイメージを強調するため「X-Men」ではなく「X Men」と表記された。)
X-MEN NOIR: THE MARK OF CAIN
X MEN NOIR: MARK OF CAIN
(上記に加えて、このタイトルにはTHEが無い)
▵スパイダーマン
○ザ・スパイダーマン
(スパイダーマン・ノワールは劇中では「ザ・スパイダー The Spider」や「ザ・スパイダーマン The Spider-Man」と呼ばれた。日本語訳においてTheを省略する事は珍しくないが、この場合は他の「スパイダーマン」との違いを失う事になる)
フランク・キャッスル
フランク・カステリオーネ
(Punisher Noir Vol.1の主人公パニッシャーはイタリア系アメリカ人フランク・カステリオーネ・ジュニア。なお殺される父はフランク・カステリオーネ・シニア)

オーバービュー NU-01 ニューユニバース
[DP7]ビタ
○ビバ

(Vivaの誤字)
[コラム:ニューユニバーサル]ホワイトイベントで多数の超人が誕生する代わりに、(…)出現のきっかけとなる。
ホワイトイベントは多数の超人を誕生させる代わりに、(…)出現のきっかけとなる。
(文法の誤り)

オーバービュー RC-01 ロマンス作品
[愛の力]『MY LOVE』(1949年):初期のロマンス作品で1976年に最後の号が刊行された。同作に
『MY LOVE』(1949年):初期のロマンス作品で短命に終わったが1969年に復刊、1976年に最後の号が刊行された。復刊後の同作に
(1949年に創刊されたMy Love Vol.1自体は#4で休刊している。ここで解説されているのは1969年に新創刊されたVol.2)
[愛の力]『ROMANCE REDUX』
MARVEL ROMANCE REDUX』
(正式題。本文ではMarvel Romance Reduxとして表記されている)
『Captain America』を手がけた
『Captain America Comics』を手がけた
(当時はCaptain America Comics Vol.1)
西部劇とロマンスのクロスオーバー『Cowgirl Romance
西部劇とロマンスのクロスオーバー『Cowgirl Romances
(脱字)
『Crush on a Croone』や
『Crush on a Crooner』や
(脱字。なお、この題は表紙に記載されたものだが、コミックの頭に記載されたタイトルは「Love For A Crooner!」)
✕2005年のマーク・ミラーによる『Trouble』
○2003年のマーク・ミラーによる『Trouble』
(誤記)
後者はビーストからブンブンまで、
後者はウルヴァリンからスクイレルガールまで、
(甚だしい誤り。このシリーズにはビーストもブンブンも登場しない)

オーバービュー RI-01 レトコン
[グレイゾーン]『Uncanny X-Men』#137
[本文]『Uncanny X-Men』#137
○『X-Men』#137
(当時X-Men Vol.1誌はしばしば表紙に「The Uncanny X-Men」の題が書かれていたがそれは装飾的なものであり、事実この#137の表題は「Special Double-Size Issue! X-Men」だった)
[マグニートーはもういない]『New X-Men』#150(2004年2月)で死んだマグニートーは、本物ではなかった。このマグニートーはミュータントのゾーンのふりをしていたため、ゾーンもゾーンではなかった!
○ミュータントのゾーンのふりをしていたマグニートーは『New X-Men』#150(2004年2月)で死んだが、このマグニートーも本物ではなかった。やはりゾーンはゾーンだったのだ!

(解説の示す画はNew X-Men Vol.1 #146 (2003年11月)でゾーンの正体がマグニートーだと明かされた場面。この“マグニートー”は同#150 (2004年2月)でウルヴァリンに殺されるが、ほどなくこれは偽のマグニートーだったとレトコンされExcalibur Vol.3 #1 (2004年7月)で本物のマグニートーが再登場する。死んだ偽マグニートーの正体は曖昧なままにされていたが、New Avengers Vol.1 #20 (2006年8月)でやはりゾーン自身がマグニートーを装っていたと判明した)
✕『X-Men』#42の後づけ設定により、プロフェッサーXは死んでいなかったことが判明する。
○『X-Men』#42で死んだプロフェッサーXは後づけ設定により、
死んでいなかったことが判明する。
(本文にある通り、プロフェッサーXが生きていたと後付けされるのはX-Men Vol.1 #65での事。#42は死亡した回であり後付けは起きていない)
▵『Planet X』
○『New X-Men』での「Planet X」

(「Planet X」はNew X-Men Vol.1 #146~150のエピソードを示す)
※彼は「未知の力」に取り憑かれた
(ゾーンを凶行に走らせた「未知の力」は直接的にはパワー増強ドラッグ「キック」の作用と思われるが、厳密な種明かしがされた訳ではない。メタ的に言うなら確かに本文が示す通りレトコンの力と言える)

オーバービュー TC-01 クロスオーバーイベント
「THE AGE OF APOCALYPSE」(1995〜96年)
「THE AGE OF APOCALYPSE」(1995年)
(完結巻X-Men Omega Vol.1 #1は1995年6月刊(カバーデイト))
「KREE-SKRULL WAR」(1971〜72年) 全9号の紛争には、
「KREE-SKRULL WAR」(1971〜72年) 全8号の紛争には、
(次ページにある通り、Avengers Vol.1 #89~97の計8号)
▵『Uncanny X-Men』第141~142号
○『X-Men』141号・『Uncanny X-Men』142号
(このDays of Future PastストーリーアークはちょうどX-Men Vol.1誌からUncanny X-Men Vol.1への改名の時期をまたいでいる。とは言え表題では#141以前からThe Uncanny X-Menと書かれており、間違いという訳ではない)

オーバービュー TI-01 ねじれた時間
✕37世紀(アース-811)
○37世紀(アース-4935)
(ケーブルとストライフのいた37世紀はアース-4935。アース-811はデイズ・オブ・フューチャー・パストの時間軸で、コラム中に登場するレイチェル・サマーズがこのアース-811の出身である)
▵『Uncanny X-Men』#141
○『X-Men』#141
▵『Uncanny X-Men』#141~142
○『X-Men』#141・『Uncanny X-Men』#142

(X-Men Vol.1誌は#142からUncanny X-Men Vol.1誌に改題する。もっとも表紙上ではそれ以前の#114から「The Uncanny X-Men」と書かれているので、それに沿えば誤りでもない)

オーバービュー UU-01 アルティメットユニバース
[アルティメット・ソー]『Ultimate Comics: Thor』
『Ultimate Thor』
(当時アルティメット系誌はすべて(広告などで)タイトル先頭にUltimate Comicsを付けてブランディングされていたが、一方で表紙・奥付ともにComicsの字は無かった。現在でもマーベル公式サイトではUltimate Comicsとして扱われており、誤りではない)
[アルティメット・デアデビル]2本の限定シリーズ
限定シリーズ
(デアデビルはUltimate Daredevil and Elektra Vol.1全4号ではダブル主役の一人を務めたが、他にアルティメット・デアデビルを誌名に冠したシリーズは無い。ただし、Ultimate Elektra Vol.1はエレクトラが主役とはいえ実質的にはデアデビルも共演しておりこれを含めて「2本」と呼んで不自然とも言えない)
シリーズ第一弾から1年あまりで、『Ultimate X-Men』が発売された。
シリーズ第一弾から半年たらずで、『Ultimate X-Men』が発売された。
(最初のアルティメットタイトルUltimate Spider-Man Vol.1 #1が2000年10月刊、Ultimate X-Men Vol.1 #1は翌年2月刊である)
アルティメットな究極の成功]
『Ultimate Team-Up』
『Ultimate Marvel Team-Up』
(誤記)
『Ultimate Iron Man』や『Ultimate Vision』の限定シリーズも含む『アルティメット』シリーズの第一弾は、『Ultimatum』で、マグニートーが地球に壊滅的な攻撃を加える場面で完結した。
『Ultimate Iron Man』や『Ultimate Vision』の限定シリーズに続く『アルティメット』シリーズの大型イベントは、『Ultimatum』で、マグニートーが地球に壊滅的な攻撃を加えた。
(甚だしい誤り。Ultimate Iron ManシリーズもUltimate Vision Vol.1もUltimatumイベントとは無関係。文章からはUltimatumが何の第一弾かも不明(少なくともシリーズの第一弾でも、ユニバースにおけるイベントの第一弾でもない)で、その結末は自らの思想の誤謬を知ったマグニートーが攻撃を中止し、後に息子クイックシルバーがその後を継ぐ場面で終わる)
『Miles Morales: Spider-Man』
『Miles Morales: Ultimate Spider-Man』
(誤記)

オーバービュー WE-01 ウエスタン作品
[ツーガンキッド]マット・ホークがハーダーのマントを引き継いだ。
マット・ホークがハーダーの衣鉢を継いだ。
(比喩表現take up the mantleの誤訳。ハーダーはマントを着ていないし、ホークはハーダーと面識はなく、ハーダーを描いた小説を読んでそのスタイルを継いだとされている)
✕40年代後半だ。このころ、タイムリーは『All-Western Winners』や『Gunsmoke Western』『Two-Gun Western』といった
○50年前後だ。このころ、タイムリーは『All Western Winners』(のちの『Gunsmoke Western』)や『Two Gun Western』といった
(この内Two Gun Western Vol.1(TwoとGunの間はハイフンではなくスペース)は1950年創刊(※厳密には犯罪カメラマン、ケーシーを描いた小説Casey Crime Photographerとそのメディア化作品群のコミカライズCasey Crime Photographer Vol.1 #1~4を改称する形で始まったのがTwo Gun Western Vol.1 #5である)。
 All Western Winners Vol.1(同様にハイフンはスペース)は元々はブロンド・ファントムらをフィーチャーしたヒーロー誌All Winners Vol.1として創刊されたものの、#2にして早くも西部コミックに転向。この時表紙ロゴに添えられたWesternの字をそのまま誌名に採り入れ、#3からはAll Western Winners Vol.1に改名された。さらに#5でWestern Winners Vol.1に、#8では好調のブラック・ライダーを主役に定めBlack Rider Vol.1にと立て続けに改称。その人気に翳りが見え始めた#28でWestern Tales of Black Rider Vol.1に改名した後、#32でブラック・ライダーは降板し誌名はGunsmoke Western Vol.1と改められた (1955年)。これ以降は改名を挟むことなく最終号#77まで続くことになる。
 従って、Gunsmoke Westernをここで改名前のAll Western Winnersと同列に書く事は甚だしい誤りである)
※同コミックは79年まで続き、
(正確にはKid Colt Vol.1は(#3からの表紙ロゴに追随する形で)#5からKid Colt Outlaw Vol.1に誌名変更している(※#6のみKid Coltに戻っているが、これはミスプリントと思われる)。しかし文脈が示す通り、Kid Coltとして創刊されたコミックが'79年の#229まで続いたという点では何ら誤りではない)
ローハイド・キッドと同じく、スパイダーマンはベンおじさんが殺されたことで、
ローハイド・キッドスパイダーマンも、「ベンおじさん」が殺されたことで、
(恐らく原文にあった、二者ともが親代わりの「ベン」を殺されたという符合のニュアンスが抜けている)
[コラム]限定シリーズ『Marvel Westerns Presents
○全5号の『Marvel Westerns』シリーズ
(誌名にPresentsの字は無い。このシリーズはMarvel Westerns Outlaw Files、Marvel Westerns: The Two-Gun Kid、Marvel Westerns: Kid Colt and the Arizona Girl、Marvel Westerns: Western Legends、Marvel Westerns: Strange Westerns Starring the Black Rider(刊行順)の計5号が刊行され、表紙ロゴ上は最初の1号を除いてThe Mighty Marvel Western featuring ~という形式(Western Legends誌のみfeaturingの字が無い)で書かれた)

オーバービュー WI-01 What If…?
✕アース-928
○アース-982
(ここで指すMC2ユニバースはアース-982で、アース-928は西暦2099年を舞台にした一連の『2099』シリーズで知られるマーベル2099ユニバース)

オーバービュー ZO-01 マーベルゾンビーズ
▵『MARVEL ZOMBIES: BATTLEWORLD』
○『MARVEL ZOMBIES Vol.2』
(表紙上はそのように記載されているが、実際の奥付ではMarvel Zombies Vol.2)
『ウォーキング・デッド』や、『Captain America』『Ultimate X-Men』でゾンビ作品を何度も扱ってきた
『ウォーキング・デッド』や、『Captain America』『Marvel Team-Up』でゾンビ作品もヒーロー作品も扱ってきた
(Captain America Vol.4やUltiate X-Men Vol.1でカークマンが担当したストーリーにゾンビは登場しない。ゾンビを抜きにしてもカークマンによるUltimate X-Men自体がMarvel Zombies Vol.1よりも後の刊行である。時期的にはMarvel Team-Up Vol.3等を指すのではないか)
『Marvel Zombies Vs. The Army of Darkness』
『Marvel Zombies / Army of Darkness』
『Marvel Zombies: The Return』
『Marvel Zombies Return』
(それぞれ奥付によるが、表紙でも「The」は書かれていない)