2度二度見 途端に首が寒くなる
突然ですが、皆さんは脳という臓器がいかに私たちをコントロールしているか、考えたことがありますか?
そんなことを考えさせられる出来事がありました。
日本海側を中心に大雪を降らせている寒波の影響で、大阪淀屋橋にある電光掲示板の気温が2℃に。
御堂筋を淀屋橋駅に向かって歩いて行くと、みんなが目にするこの電光掲示板。
ここに大阪では滅多に見ないような温度が掲示されていたら、さあどうでしょう。
え???
かく言うわたくしも二度見、三度見いたしました!
子どもの頃は大阪でも氷が張り、水道管破裂やつららが軒からぶら下がっているのを見たこともありましたが、いつの頃からか亜熱帯になった大阪。
氷も雪も見ない年もしばしば。
そんな街で最低気温2度!!
これはかなり寒い、、、、と思いきや、そんなに寒くないんですよ!!
風も凍てついているわけではなく、下から底冷えする感じでもなく。
体感、まだ5度以上な感じ。
でも信号待ちしていると、ちらほら会話で
「2度!」「2度やって〜。寒い〜!」
「さっぶ!、今2度らしいで。」
それを聞いて、見るとはなしに周りの人もチラッと電光掲示板を見て、首をすくめて歩き出しちゃう。
いやいや待って!!
私、体感的にまだそんな寒くないよ???
みんな2度って確認した途端に寒くなったんじゃね?
と。
それって脳が、2度=寒い、というすり込みをあなたに提供しているだけかもなのです。
本当に身体で感じましたか???
身体が寒いと感じたなら、それは自分にとって本当に寒いけれど、頭が2度だから寒い!と感じた寒さは、本当の意味での「寒い!」じゃないのです。
この違い、分かります???
こんなふうに脳にやられちゃってることに気付いていない人が世の中、多数。
私のクライアントさんにはいつもいつも伝えているのですが、脳は身体の機能のひとつ、臓器の一部なのです。
みんな脳=自分であるかのようにアタマに錯覚させられてしまっていて、脳に自分の大事な部分をあけ渡しちゃっているのです。
ホントの自分は脳の中にいるのではなくて、「こころ」の中にいるんですよね……。
「こころ」は、身体の感覚に根差します。
私たちが物事を感じ、決断していくとき、本来はこの身体から来る感覚、フィーリングを大切にしないといけないのです。
その違いがわかるようになると、思考の呪縛から解放されます。
2度、と聞いた途端に、感じるより前に寒い、と思ったアナタ!
貴方もアタマにやられてしまっているひとりかもしれません。
この脳の呪縛のメカニズム、実はBG5を通して理解することができるのです。
自分にとって何かを決断していくときに本当に必要なことがわかります。
目から鱗の世界が広がるのですが、こう言うことを少しでも多くの人に気付いてもらえたなら、嬉しいなあと思いますね〜。