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CEOが語る「人を整える」DXとは?#2

第二部「プロフェッショナリズムの新定義:Initial Engineが社員に期待する3つの資質」

株式会社Initial Engine 代表取締役CEO 佃松三郎へのインタビュー、第二部です。
第一部では、Initial EngineのDX戦略における「人を整える」という考え方と、その背景にある佃の想いについてお伝えしました。今回はその続きとして、Initial Engineが理想の会社を実現するために、社員に求めることについて3つのVALUEに馳せる思いと共に掘り下げていきます。

▼第一部の記事はこちらからご確認いただけます

■プロフィール
佃 松三郎(つくだ まつさぶろう)
2000年にソフトウェア開発エンジニアとしてキャリアをスタート。2006年にアメリカLAにてスタートアップを起業。帰国後の2015年に株式会社テクロスに入社してゲーム開発に携わり、翌年には取締役CTOに就任。2021年にInitial Engineの前進となる事業部にて、オフショアを使った受託開発を開始。

ーーまず、Initial Engineで設定している3つのVALUEについて教えてください。

私たちが考えるプロフェッショナルは、3つのVALUEで表しています。

1つ目は ”Understand deeply 理解せよ” です。まず自己を深く理解することから始め、そして自己を取りまく環境に深い洞察を持つことを意味しています。自己を取りまく環境、すなわち相手のことを深く理解するという意味も含まれています。
2つ目は ”Be a giver 与えよ” です。他者へ価値を提供するのはもちろん、積極的に関わりを持ち、他者への成長に寄与していくことを意味しています。
3つ目は ”Stay good mood ご機嫌であれ” です。自分の機嫌をどう取るかが、様々な面でポジティブな影響をもたらすという考えから設定しました。自分のコンディションを理解することで、良いパフォーマンスとは何かを考えられるようになります。

自己認識を深め、積極的に価値を提供し、常にポジティブな影響を与える。これがInitial Engineが考えるプロフェッショナルです。


ーー VALUEがどのように「人を整える」DXの実現に貢献すると考えていますか?

”Understand deeply 理解せよ” というVALUEはクライアントへの深い理解に繋がり、それが「人を整える」DXの基盤となります。
たとえば、過去の成功体験から新しい方法に否定的な部長クラスの人材がいて、DX改革を進める障害となることがあります。彼らは過去にガンバリズムで成果をあげてきたため、デジタルでいかに効率よく数字を作るかということに否定的です。理解の対象は、仕事内容や組織の成り立ちだけにとどまらず、このような背景理解まで含まれます。

”Be a giver 与えよ” は、この深めた理解から何が最適な価値かを見極め、提供することにつながっていきます。深い理解のうえに得た情報があるからこそ、相手が納得したうえでDXを推進していけるのです。


ーー「Stay good mood ご機嫌であれ」についてはどうでしょうか?

”Stay good mood ご機嫌であれ” というVALUEは個人のコンディション管理がチーム全体のポジティブな雰囲気につながり、それが「人を整える」DXを推進する環境を作り出します。
「ご機嫌であれ」を実践する人たちが集まれば、会社全体の空気は良くなりますよね。また、自分のご機嫌を取るために行動できる人は、他者に対しても同じように振る舞うことができると思います。

これにより、プロジェクトの進行がスムーズになり、問題解決や新しいアイデアの創出につながります。結果としてDXの取り組みがより効果的に進み、クライアントに対して高い価値を提供できるようになります。


ーーVALUEと「人を整える」DXについての繋がりがよくわかりました。理想の会社を実現するためにはVALUEを体現できる人が求められていると思いますが、具体的には社員一人ひとりにどのような役割を期待していますか?

社員に期待する役割は多岐にわたりますが、まず第一に、クライアントから信頼される存在であってほしいと考えています。これは決して簡単なことではないですが、非常に重要です。

私たちの最大の特徴は、長期的な視点でシステムや関係性を捉える点にあります。単に短絡的なニーズに応えるのではなく、長く使われ、長く付き合っていくことを重視しています。技術やテクノロジーだけでは解決できない課題も多く、そのため、どのように人とテクノロジーを融合させていくかという視点が必要です。これは、CTO経験を持つ経営陣の存在が大きく影響しています。

また、クライアントとはシステム戦略だけでなく、どのように会社を変えていくかという経営課題にまで踏み込んで議論できる関係を築くことが求められます。実際にクライアントから話を聞くと、弊社の社員が同じレイヤーの人たちから信頼されていることがわかり、CEOとして非常に嬉しく思います。


まとめ

私たちInitial Engineは、"Understand deeply 理解せよ"、"Be a giver 与えよ"、"Stay good mood ご機嫌であれ"という3つのVALUEを軸に、「人を整える」DXの実現に取り組んでいます。
私たち一人ひとりは、クライアントから信頼される存在となるべく日々努力しています。長期的な視点でシステムと関係性を捉え、技術とテクノロジーだけでなく、人との融合を重視し、経営課題にまで踏み込んだ議論ができる関係性を築くことを目指しています。
これらのVALUEと期待を体現し、クライアントと共に成長していくことで、DXの枠を超えた「人を整える」プロフェッショナル集団として、私たちは理想の会社を実現していきます。


私たちのミッションや価値観に共感していただける方は、ぜひお話を聞きに来てください。Initial Engineでの新しい挑戦を共に考え、未来を築いていけることを楽しみにしています。皆さんとの出会いを心からお待ちしております。