【2Dで歴史俯瞰】石器時代、青銅器時代、鉄器時代
歴史を俯瞰することでいろいろと見えてくるものがあります。
wikipediaの記載をオンラインホワイトボードにマッピングすることで理解が深まり、発見がどんどんと出てきます。
今回は旧石器時代、新石器時代、青銅器時代、鉄器時代についてまとめてみます。
俯瞰
まず世界地図です。
次に、概ねこの配置に沿って表現した、世界史全図です。
画像で見ると文字が小さくて潰れちゃってますが、ここでは引きでとらえます。
まず目立つところから、
一番右の水色に長いのが、縄文文明。
その左の赤の長いのが、長江文明。
真ん中あたりの紫のが、エジプト文明。
左端はマヤ文明です。
(補足)実際の地域の面積と線の幅は異なっています。中国やロシアなどをそのままの面積で表現するととんでもない幅を取ってしまうのと、日本やイタリアなど記載事項が多くなる地域は広めにしているためです。
さて、もうちょっとクローズアップしてみましょう。
石器時代
旧石器時代、新石器時代という区分を聞いたことがあるかなと思います。
簡単な打製石器が旧石器時代、磨いたり工夫が入ってくると新石器時代。
じゃあそれぞれが何万年前かというと・・?
俯瞰でまとめてみて初めて知りました。
地域によって年代が違う上、日本には新石器時代がない!
全世界共通で旧石器時代、新石器時代、青銅器時代がそれぞれ何年頃、と決まっているのだとばかり思っていました・・!
長江地域、日本地域とも紀元前14,000年頃までが旧石器時代。
長江地域は紀元前14,000年頃から新石器時代に移行します。
ところが日本地域は新石器時代の定義にあった痕跡が見られないことから、それと足並みが揃わず、縄文時代と呼ばれる時代に移行します。
青銅器時代
青銅器とは、銅を主成分として錫(すず)を含む合金。
それを原料に作られた道具や武器を青銅器と呼びます。
出来立てのときは十円玉のようないわゆる銅色なのですが時間と共に酸化し、青緑色になることから青銅と呼ばれるそうです。現役で利用しているときは青くないんですね。
現中国地域は紀元前3,000年頃にその青銅器時代に入ります。
が、日本地域には伝来しない。そのため縄文時代が継続します。
鉄器時代
紀元前600年頃に、鉄器が伝わってくると中国地域は鉄器時代に入ります。
その頃日本地域にも伝わるのですが、鉄器と青銅器がほぼ同時期に伝わったことで日本は青銅器時代を経ずに鉄器時代に入ります。
俯瞰で見る、青銅器、鉄器の広がり
こうなってくると、青銅器や鉄器はどこから始まり、どう伝わってきたのかが気になってきますね。
そこが俯瞰の強み。見てみましょう。
青銅器時代(緑枠)の発祥はエジプト地域、メソポタミア地域(現イラン、イラク)あたりから世界へ広がっていったことがわかります。
拡大するとこう。
鉄器(黒枠)は現トルコのヒッタイトという国が発祥とされています。
そこから広がり、青銅器を塗り替えていっています。
こんなふうに俯瞰で見ることで、
つながりがわかり、
理解が深まり、
さらに興味が湧いてきます。
miroというオンラインホワイトボードにまとめていますので、どうぞご覧ください。自在に拡大縮小し、じっくりと世界史を眺め、つながりを堪能ください。
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リンク先は
【限定公開】2Dwiki 全世界史 概要24.06
です。
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情報デザインを仕事にして独立したいと考えています。世のため人のためになるはず!と思い活動していますがまだ生計を立てるまでには至らず。自分の発信する情報にどれだけ価値があるのか、測りかねているのが正直なところです。この記事にどれだけ価値があると思われたか、どうぞ教えてください。