見出し画像

Ringwanderungに出会うまで

 元々、アイドルというものには一切興味がなかった。中でも「地下アイドル」となれば尚更だ。しかし、友達付き合いがきっかけで1つのアイドルグループを応援することになる。

 さて、どこから話し始めればいいのだろうか。ある程度割愛しながら書いていくこととする。

アイドルのライブを初めて観に行く

 2019年12月、友人Cイチオシのアイドルグループが名古屋で無銭ライブをやるというので一緒に見に行くことにした。自分が「知らないこと」をお金をかけずに体験できるとなれば、行かない手はない。我ながら、好奇心は旺盛な方である。

 「アイドル」と聞いてイメージするのは「パステルカラー、フリフリ衣装、可愛い曲。」苦手な分野だ。そして彼女らはまさにイメージ通りで、生でパフォーマンスを見てみたものの、対して興味は湧かなかった。

思ってたんと違う!「定義」から外れたグループ

 2020年3月21日、用事で既に東京には居るが、夜まで予定がない。某アイドルグループのライブへ赴く友人Cに付き合うことにした。相変わらずアイドルには興味がないが、暇つぶしにはなる。そんなテンションだ。そして、そこでパフォーマンスをしていたのがRingwanderungだった。

 紺のワンピース、スカートには赤いライン、腰には黒いコルセットという統一された軍服風の衣装を着た6人組(当時)が登場し、鍵盤ロックな楽曲を披露していた。

 思わず見入ってしまった。「――アイドルらしくない。」なぜなら僕の中でアイドルの定義は「パステルカラーのフリフリ衣装で可愛い曲を歌う」からだ。僕の中で彼女らは全て真逆だった。

 「――興味深い。」初めてアイドルに興味を持った瞬間だった。以前はメンバー各々にイメージカラーがあり、それに関連した衣装だったらしいが、もし当時そうであったとすればここまで興味は湧かなかっただろう。

スクリーンショット 2020-12-17 20.51.31

 今では年に数回、彼女らのライブに顔を出している。アイドル業界、売り出し方や戦略といったビジネス面にも興味が出てきたが未だによく分からない。そのへんメンバーやプロデューサーから深く話を聞いてみたいものだが、それは叶わぬことだろう。

 言いたいことはまだあるが、それはまたいつかーー。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?