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クトゥルフの呼び声

「実はやんごとなき理由で休職していて…」とDiscord通話に向かってエイヤッと友人にカミングのアウトをしてみたところ「あっ私も去年やったやった〜」「実はそれがしも〜」「おれは明日からだぜ!」みたいに割とみんな経験済みだったので今日も今日とて雌伏の時を過ごすとする。働くって大変だね!

そんな相手の1人からクトゥルフTRPGに誘われた。キーパーの練習に付き合ってくれというのだ。TRPG。その魅力は古くから聞き及んでいたが、今までまったくやっていない。いや、なんかすごく小さい頃、年の離れた親戚のお兄さんが見たこともないボードゲームを開陳してなんか色々教えてくれたような記憶がある。思い返せばあれはD&Dだったのではないか。そのお兄さんの本棚を観て「わぁ、仮面ライダーだ!」と手に取ったらゴリゴリの原作で何が何だかわからなかったな。その後音信不通ですけど元気にしておりますかお兄さん。たしか石川賢のゲッターロボも置いてあったと思うけど取り込まれてませんか。

話が大幅に逸れた。そう、クトゥルフだ。キーパー練習をしたいから付き合ってくれと言われたので、生まれて初めてダイスを振ってキャラシートを埋めた。なんか楽しくなってきたのでキャラクターの背景もぼんやり考えた。若い女医にした。キーパーに提出したら「医者になる場合医大とか研修で◯年かかるから年齢は◯◯ぐらいがいいんじゃない?」と返って来た。なんということだ。キャラシはそこまで考えねばならなかったとは。たしかに重要だ。リアリティ。その他いくつか訂正を加えてキャラシを提出し、ボイスセッションに臨んだ。メンツは全て身内とはいえ緊張する。

「ーあなたたちはいずれも初対面のようだ。」
「ドーモ、女医をしてます」
「ドーモ、大学生です」
「ドーモ、陸上自衛隊に務める女性士官です」

キャラ画像を見ると陸上自衛隊というか完全に戦国武将が女体化したかのような刀持ちの凛とした女がそこにいた。

「KP、なんかリアリティのスイッチズレてない?」「ん〜〜。かわいいから、よし!」いいんだ。

僕らは女性自衛官にいちいち扉を開けさせながらセッションを進め、辛くもグッドエンディングを迎えることに成功した。うれしい。ダイスに運を任せて危機を乗り越えるハラハラ感はすごい。あとロールプレイがんばると没入感も強い。初回の準備が大変だけど、それさえ乗り切れば誰でもやれるのが嬉しい。という事で身内が少しずつそのKPに誘われてクトゥルフに参加していっている。今月もまた開催されるので楽しみだ。絶対ろくなことにならないけど初手でスマホ通話を試みて無駄にターン消費してやる。(だいたいなんか変な声が聞こえてSAN値削られる)

しかし実際にやってみるとSAN値チェックの恐ろしさと理不尽さがとんでもないし、ニンジャリアリティショックの自然さもよくわかった。発狂、するよね。何もない壁に目星使って致命的失敗して発狂しても仕方ないよね(どうでもいいところで足を引っ張るPL)

ニンジャTRPGのルールもそろそろ揃うようだし、こっちもやってみたいものだ。ニンジャヘッズの皆さん、その時は是非。

#日記 #njslyr #ニンジャスレイヤー #クトゥルフの呼び声 #クトゥルフ #TRPG

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