〜私にしか出来ないこと〜 『虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会2期 第2,3話』感想
はじめに
お久しぶりです。
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会、2期のスタートです。
……
早速ですが、1期で僕が受け取ったものを改めて振り返ってみます。
当然、これを踏まえて2期を観ているのですが、特に今回(第3話)の感想として思い浮かぶのが、人間同士の交わりです。
1期でフォーカスが当たったのが「個人個人」だとすれば、2期でフォーカスを当てようとしているのは「集合体」、つまりQU4RTZなどのユニットです。
……
価値観や考え方が違う者同士が集まれば、当然それらが食い違うこともあるでしょう。
もちろん、ニジガクの物語にもそういった要素は存在します。
ただ、それは決して悪いことではないのです。
1期の総括の部分でこのように書いたわけですが、改めて「ニジガクが大切にしてきたものとは何か?」を考えてみれば、「個性を十分に発揮する」ために、「それぞれの事情や想いを汲み取っていくこと」だったと言えるでしょう。
それは、この第3話でも如実に反映されていたのです。
つまり、ニジガクの根底に流れているものは何も変わっていなかった…
それが、自分にとってたまらなく嬉しかったのです。
僕が1期を通して観て感じたこと、思ったことがある意味正しかったと言ってくれているようでした。
……
そろそろ第3話のお話に移りたいと思います。
しかし、第3話について話すためには第2話のメッセージが必要不可欠ですし、そこに触れないわけにはいきません。
そこで、今回は第2話と第3話をセットにしてお話したいと思います。
ユニットという新しい形式に挑戦する上でのメンバー同士の関わりや想い、それらをできる限り汲み取っていくための試みです。
それでは、どうか最後までお付き合いください。
つながり
第3話の始まりが『Sing&Smile!』の歌詞なのには驚きましたが、まず始めに核心的な言葉をこちらに提示してくるのはある意味で演繹的というか、第3話は「私たちはこういうグループだ」という結論から遡っていく展開なのだろうなと感じました。
では、QU4RTZが大切にしているもの、「大事なもの」とは何なのでしょうか?
それを第2話に戻って考えてみたいと思います。
……
そもそもなぜQU4RTZが結成されたのかといえば、嵐珠が隠しているであろう本音を引き出すためでした。
嵐珠にとってのスクールアイドルとは、集まってくれたファンに最高のパフォーマンスを見せることです。
そして、それは自分自身を証明するためのものです。
だから、同好会のメンバーには感謝しているけれど、同好会には入らない決断を下したのです。
何よりも自分を優先している姿はある意味で自己中心的にも映りますが、個人的にはその部分に関しては全く間違っていないし、フラットに見れば「そういう考え方の人もいるだろうな」と思います。
……
しかし、嵐珠は「ときめいた」のです。
だからこそ、「同好会では自由な活動ができない」と、同好会に対してある意味で誤解しているような、本音を隠しているような嵐珠が気になるのは当然でしょう。
今回のキーワードの1つは「自由」です。
嵐珠にとっての自由とは、自分の力で前に進んでいくことです。
それゆえ、嵐珠が求めている"であろう"スクールアイドル像は必然的に「アイドル→ファン」の一方通行的な関係性になります。
自分自身が作り上げた世界観をファンに提示し、それをファンは受け入れ楽しむ。
それでいいじゃないか、むしろ同好会に入れば「ファン」というしがらみができてしまう。
そのしがらみこそ、嵐珠にとっては足枷そのものなのです。
しかし、同好会にとっての自由とは、自分と仲間で叶えていく物語の過程です。
何よりもまず、自分自身は弱い存在であることを自覚し、その上で周囲の仲間やファンと共に「幸せ」を求めて進んでゆく道のりこそが自由です。
だからこそ、嵐珠が語った「同好会にとっての自由」は、実際のそれとは違うし、本当に「ときめいた」人間が語る言葉ではないとメンバーは考えたのでしょう。
……
それを証明するためにQU4RTZが結成されたわけですが、QU4RTZにとって「大事なもの」は、間違いなく「つながり」です。
ファンと仲間とのつながりがあるからこそ、個人個人は自由でいられるし、その結果「幸せを叶える」ことができるのです。
そして、仲間とつながり、気持ちを揃える一つの形がユニットであるとするならば、ソロで得られる自由や幸せとは別の形で、ユニット活動を通じ、個人個人のそれらが得られるのではないかと思うのです。
そう考えれば、QU4RTZが結成された理由は、嵐珠の本音を引き出すのに加えて、自分たちの自由や幸せを広げていくためではないでしょうか。
それを踏まえてもう一度、第3話を振り返ってみましょう。
焦り
確かにつながっている感覚はあるけれども、それを確かなものにできていないのが、合同ライブ1週間前のQU4RTZでした。
普通、たった1週間でユニットを結成して曲を披露するのは非常に難しい挑戦だと思いますが、相変わらず見守る仲間の姿が印象的です。
そして、「自分たちも頑張ろう」という気持ちに自然となっている。
誰の挑戦も否定せず、糧にしようと考える姿勢は1期から貫かれていますし、とても尊敬できます。
……
ただ、その仲間達を見て、侑は焦りを感じていた。
音楽科に転向した侑が、初めから音楽科にいた周りよりも遅れているのは事実だと思います。
先に言うと、侑は自分のやりたいことが音楽だと分かったわけですが、音楽で何をやりたいのか?までは明確になっていなかったと思います。
音楽とは、自分の中で芽生えた想いを、自分の外に表現していく行為。
同好会はソロ活動ですから、「何をやりたいのか?」を考えることは第一に重要なテーマです。
そうであるならば、「音楽で何をやりたいのか?」はスクールアイドルではない侑だからこその悩みと言えると思います。
そうして悩んでいる間に、仲間は合同ライブに向けてどんどん前に進んでいる。
そのギャップが見えるからこそ、「急がないといけない」と無意識に感じてしまうのでしょう。
それとは別に、侑が弱気な発言をしたのが歩夢と二人きりでいる時なのが、改めて2人の信頼関係というか、証にも思えます。
……
合同ライブまで1週間しかないけれど、まだ何も決まっていない段階では、まず衣装やステージといった「世界観」を作り上げることが最優先です。
しかし、ソロ活動を貫いてきた4人にとって、「自分を表現する方法」はそれぞれにあり、世界観がある意味でぶつかってしまいます。
そうしている間にも時間は経過していくので、当然、人は焦りを感じていき、ユニット活動がぼやけて行ってしまうのです。
その状況に一石を投じたのが璃奈であったのは驚くべきことでしょう。
璃奈の成長については以前書きましたが、まさかそこまで俯瞰的に考えられる人間になっていたとは思いませんでした。
誰かの役に立つ行動ができたのが1期の最終話だったわけですが、それも璃奈にとっては成長でした。
その結果、自分の考え方や行動に自信を持てるようになってきたことの裏付けが2期第3話なのかもしれません。
自分の問題を自分で解決し(1期第6話)、誰かの問題を自分が解決した(1期13話)。
成長の段階を一つずつ踏んできた璃奈だからこそ、自然にこういう発言が出来たのだと思うと僕は涙が止まりません。
しかも、「さすが」とかすみが言ったように、その成長はアニメで描かれていない部分が大半でしょう。
アニメで描かれていない部分でもキャラクターの個性を前進させる製作陣に感謝が止まりません。
……
そして合宿が始まります。
その中でも、それぞれの世界観がぶつかっていきます。
かすみの発言も、ある意味では俯瞰的なのが象徴するように、それぞれのメンバーが自分以外のメンバーについて考えていくことは初めての試みです。
今回のような過程では、もちろんそれぞれの好みなどが合わないことは当然起こり得ます。
それについて悩むのも、きっと成長の1ページだと言えるでしょう。
矛盾
嵐珠と栞子の関係性がいつ構築されたのかは分かりませんが、ここに来ての"この一言"は強烈でした。
言ってしまえば、これが嵐珠の本音です。
自分の力で前に進み、自分で作り上げた世界観を提示するだけなのが嵐珠にとってのスクールアイドルだったはずですが、「来てほしい」と言う言葉はそれと真逆です。
嵐珠からしたら栞子は一番のファンであり、そのファンに来てくれるか?と確認するのは、第2話で同好会に指摘したことである「人のことを気にしている」行為であり、「ファンと一緒」をイメージしていることに他なりません。
(ここからの話はかなり曲解かもしれませんが)ある意味では、かつての歩夢と侑のような関係性です。
歩夢にとっては唯一無二の存在である侑に向けて、かつての歩夢はライブをしていたと言っても過言ではありませんでした。
その時と似た光景に思えるのです。
そう考えると、嵐珠の中のスクールアイドル像は今後きっと変化していきますし、最初に「誰かのためにやる」ことを人前で明らかにしたくないからこそ、「自分のためにやる」という姿勢を堅く見せていったのだと思います。
「栞子が嵐珠のライブ以外にも誘われた」と言う事実も先ほどの話に似ています。
侑が歩夢だけのものではなくなっていったように、栞子は嵐珠だけのものではなくなっていく様が描かれているのが何よりの証拠です。
嵐珠もそのライブ、つまり合同ライブに行くと返答はしたわけですが、それは「QU4RTZの証明を見る場」であると同時に「栞子の変化を見る場」にもなってしまうわけです。
最後の表情はカッコよかったですが、僕には「隠している」ようにしか思えませんでした。
個性
QU4RTZの話に戻りますが、気持ちをつなげることは簡単ではありません。
何度も言いますが、ニジガクのメンバーは皆ソロで活動していたわけですから、自分をどのように表現するか?に活動の時間や体力を注げばよかったわけですが、複数人(今回であれば4人)で表現すると言うのは、「1+1+1+1」ではいけないわけです。
それぞれが持つ個性を足し合わせても、混沌が生まれてしまうだけだからです。
その上、自分だけが良ければいい、と言うのではなくて、周囲の人間を気遣ったり、自分の表現したいものに引き込んだりすることが求められますし、そもそも「対嵐珠」がきっかけで結成されたと考えれば、それに向けた脳内リソースも必要になってきます。
それは、ソロ活動を貫いてきたメンバーにとっては初めての挑戦であり、難しい問題なわけです。
わずか1週間という超短期間でそれを解くための手がかりが見つからないからこそ、全員が思い悩むのだと思います。
……
QU4RTZ同様に侑もまた、作曲の課題に思い悩んでいました。
「楽曲を作る」という挑戦は、前に述べたように、音楽を用いて「自分のやりたいこと」を表現することです。
しかし、侑は音楽を人よりも遅れて始めたわけですから、「課題が終わらない」という問題や周囲とのギャップによる焦りが先行し、「音楽でどう自分を表現するのか?」に至らない状態に陥ってしまいました。
そこで(都合よく)はんぺんとミアが登場するわけですが、ミアは「自分でいいと思えるメロディーが思い浮かばない」という問いに、こう答えます。
「プロだなあ」と思いました。
そもそも侑がミアをプロと認めていたわけですが、この考え方はまさしく「プロ」です。
音楽の歴史を遡って考えてみれば、中世の音楽家などは貴族に雇われていた立場であって、「このイベントに合わせて曲を作ってくれ」と依頼された音楽家は、それに「忠実に応え」たわけです。
企業とのタイアップソングを思い浮かべれば分かりますが、今現在でもプロの作曲家も「求められたものに忠実に応える」ことを仕事にしています(もちろん例外もたくさんありますが)。
元々ミアは嵐珠に曲を提供している、つまり「求められる」立場だからこそ、あのような回答に至ったということです。
しかし、それはニジガクが貫いてきた哲学とは異なるものです。
その哲学が何なのかと言えば、「それぞれがそれぞれの個性を十分に発揮すること」です。
それに対してミアが言っていたことは言ってしまえば没個性的であり、侑がニジガクを見て感じていた想いとも異なると言えるでしょう。
ただ、ミアに頼らざるを得なかった状況において、侑の脳内でミアの回答が正解に映ってしまい、自分の歴史とのギャップに思い悩んでしまうわけです。
そんな中で、歩夢が放った
は、非常に核心を突いた一言です。
まさにニジガクが是としてきた哲学そのものであり、歴史そのものです。
しかも、侑がかつてメンバーに対してしてきたことが逆転している点が重大です。
侑がいたからこそニジガクの歴史が動いてきたことを考えれば、このようにニジガクの歴史が侑を動かしていく逆転シーンは印象的ですし、両者が一つの共同体として(ある意味では)有機的に進んでいくことが裏付けられる瞬間ではないでしょうか。
ただ、侑の問題の根本は小手先で解決できる話ではなく、
という侑自身の言葉に表れています。
確かに、侑はスクールアイドルではないし、むしろ「個性」を意識せずに生きてきた側の人間と言えます。
そのため、自分の「個性」に無自覚なまま「音楽をやってみたい」という衝動のみに突き動かされた。
言い方は良くないですが、それは「やりたいと思った時には始まっている」という1期のメッセージがもたらすマイナスな面と言えます。
そこで、侑にとっての問いは「自分の個性とは何なのか?」に変化していった。
その答えのヒントを与えたのがニジガクのメンバーであることが友情の証でしょう。
常に侑がニジガクを見てきたように、ニジガクもまた侑を見てきたのです。
それは「9+1」という構図では分からないことで、もはや今この時点でのニジガクは「10」であると言えるでしょう。
……
話を戻しますが、ニジガクによれば侑にとっての個性は「よくときめいてる(エマ)」ことであり、「人の気持ちがよく分かる(果林)」ことであり、「私たちの気持ちに寄り添って、いつも応援してくれてる(歩夢)」ことです。
それを見れば結局、個性というのは自覚できる部分だけではなく、他者との交わりによって自覚させられる部分も含まれているということだと考えられます。
その個性を自覚したら、あとはそれを音楽というプラットフォームで発揮するだけです!
……
「侑の個性」というテーマはQU4RTZにも関わってきて、「個性を表現する」ことが重要なスクールアイドルにとって、「他者との交わりによって自覚させられる」個性も見逃せないポイントなのです。
例えば、かすみにとっての個性は「皆のことを考えてくれる(彼方)」ことであり、彼方にとっての個性は「お世話好き(かすみ)」であり、エマにとっての個性は「まっすぐ(彼方)」であり、璃奈にとっての個性は「引っ張る(エマ)」ことです。
そう考えると、スクールアイドルとイコールな「自分の個性を発揮する」こと、その本当は自分だけで達成できるのではなく、周囲の人間との交わりによって初めて達成できるのだと改めて考えられます。
だからこそ、ソロとは違ったユニットを作る意味というのはそこにあるわけです。
……
そうして生まれた新曲ですが、「音叉」や「プリズム」は第3話を象徴するアイテムです。
wikiによれば、音叉とは「正弦波を描く特定の周波数の音または固有の振動数を発するU字状(2又)に別れた金属製の器具」ですが、まさに「特定、固有」といったワードが今まで述べてきた「個性」の話と密接に関わってきます。
またプリズムとは、(これもwikiによりますが)「光を分散・屈折・全反射・複屈折させるための光学素子」です。
一つのユニットという光から更にソロとして分散される活動の中で、混じり合った個性は昇華されて個人個人に落とし込まれると考えれば、「ソロ→ユニット→ソロ」という流れは「個性」という観点から大きな意味を持つと言えるでしょう。
バラバラな個性が混じり合うことで、一つが生まれていく。
その一つの中で、バラバラな個性が更に発揮されていく。
それが、第3話の一つの大きなメッセージであると言えるのではないかと考えられます。
嵐珠の言葉
かくしてライブは成功に終わったわけですが、嵐珠に向けたステージでもあったことを思い出せば、嵐珠の言葉もまた重要になります。
「でも…」と対比させるということは、嵐珠はまだ心の底から「同好会には入らない」というスタンスを崩してはいないように見えます。
「パフォーマンスは素晴らしいものだったけど、同好会に入る理由はない」というところでしょうか。
というよりも、栞子に対しての発言を振り返ってみると、「同好会に入ることで栞子との関係性が変化してしまうのではないか」とも考えられます。
歩夢の前で侑が同好会に入って変わっていったように、嵐珠が同好会に入ることで自分自身が変わっていってしまう、つまり栞子との関係が以前とは変わってしまうのではないか…
あの発言がもし本当に本音だとしたら、その変化を恐れているがために、(人前でそういう姿は見せないけれど)他のスクールアイドルと交わる同好会に入ることには否定的なのではないかと思うのですが、もしかしたら考えすぎかもしれません。
しかし「ファンとの距離が近い方がいい」という考えを持たないはずの嵐珠が栞子というファンに来てほしいというのは僕からしたら明らかに矛盾しているのですが、その解決は恐らく4話以降でなされるのだろうと思います。
幸運
最終シーンが侑の課題発表ですが、そこのセリフの「最終回感」が大変です。
音楽をなぜやりたいと思ったのか?
音楽で何をしたいのか?
自分の個性とは何なのか?
そういった侑自身の問題を自分の中で解決できたからこそ、侑もQU4RTZのように成長することが出来たのかもしれません。
それはとても「幸運」なことだと思います。
かつて璃奈が成長した時のように、です。
そうやって成長した先に、幸せが絶対に待ち受けていると、僕は確信しています。
おわりに
個性を尊重していくことが当たり前に描かれるニジガクにとって、侑の個性というテーマは意外と気づかないものでした。
侑がかつて同好会のメンバーを助けたように、侑もまた同好会に助けられたのです。
同好会という名の有機体の変化、これが1つ目の大きなテーマでした。
そして、QU4RTZのように個性が集まった時に、どのような表現ができるのか?という問いがありました。
その答えは、自分の個性をただ表現するのではなく、人間同士の交わりの中で、他者の個性に気づき、他者にそれを自覚させることにより達成されるのです。
自分の個性とは何か?、これが2つ目の大きなテーマでした。
最後に、嵐珠の内面にもスポットが当たりました。
嵐珠はかつてスクールアイドルフェスティバルを見て日本に来た、その嵐珠の姿を見てQU4RTZが出来た、そのQU4RTZの姿を嵐珠は見た。
この一連の流れの中で、嵐珠の中のスクールアイドル像が浮き彫りになりました。
しかし、先ほども述べたように、嵐珠の考えていることには矛盾があると僕は思っています。
嵐珠の内面をどう解決していくのか?、これが3つ目の大きなテーマでした。
この3つの大きなテーマのうち、3つ目は次話以降に持ち越しです。
恐らくこの流れならDiverDivaやA・ZU・NAが結成されると思いますが、その中で嵐珠の内面がよりハッキリとし、栞子やミアとの関係性などを含め、何かしら決断しなければならなくなるのだろうと思います。
ある意味では楽しみですし、怖くもあります。
この世界に、私は、私しかいない。
侑のこの言葉が、僕が受け取った2期第2,3話の全てです。
それでは、また今度。
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さよなら、さよなら、さよなら。
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