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約束手形、ようやく廃止へ

先日、約束手形が2026年をめどに配信されると言うニュースを見ました。
それで思い出すのが、設立当初の頃。

不利な取引条件を飲まざるを得ず、120日や150日の約束手形を受け取ることがありました。

経営経験も乏しく、大きな会社と取引する場合は、そんなものかと安易な思いもありました。

しかし、あまりにも不利益すぎる!という思いが募り、取引条件の見直しを交渉したり、約束手形となる企業とは取引しないことにして、何年もかけてようやく手形を無くせたのでした。

それにしても、日本の商慣習は買い手が強すぎて、売り手が弱腰すぎる。

銀行の振込手数料を勝手に引いてくる会社もありますが、あれもおかしい。

法律上は支払うほうが負担するもの。
ただし、絶対的なモノでは無く、両社が合意すればどちらが負担してもよいもの。

「うちの取引条件はこう」
と弱い立場の取引先に、強く条件をのませる企業は、いくら業績が良い会社でも、私は好きになれません。

そんな、少し苦い昔話を思い起こさせるニュースでした。

日本全体でそんな小さなことを手間かけてやるのではなく、もっと価値を生み出す、スケールの大きなことに取り組んでいきましょう!