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インフラ巡礼 in 新潟県 第2弾 インフラ整備の現場で働く人にインタビュー! <万代島ルート線整備事業編 前編>
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きらちゃん、この間の新潟県へのインフラ巡礼は勉強になったね!
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本当に勉強になった!それに、ご飯もおいしかった!
お米が本当においしくて、魚もおいしかった。
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そうだね、お昼に食べた海鮮丼はとてもおい・・・おっと!
今お話をしたいのはご飯の話ではないでしょ(笑)
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そうだった(笑)インフラ巡礼のお話をしないとね!
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そうだよ、きらちゃん!
今回はみんなで3つのインフラ整備の現場を行ってきました!
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そうそう!
信濃川の大河津分水路(おおこうづぶんすいろ)、信濃川やすらぎ堤、
そしてちょうど今工事を行っている万代島(ばんだいじま)ルート線の栗ノ木(くりのき)バイパスという道路と、それぞれのインフラの効果・魅力を
現地で実感してきました。
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今回は、現場で働く人たちへのインタビューもしたんだよね。
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みんなでインタビューした結果をここで紹介していきましょう!
前回の記事では、信濃川やすらぎ堤について、その魅力をお伝えしました。
今回は第2弾として、万代島ルート線の栗ノ木バイパスについて
お伝えしたいと思います!
万代島ルート線とは!?
まずは、そもそも「万代島ルート線」とは何かについて、簡単に説明します。
万代島ルート線は、新潟バイパス紫竹山IC(しちくやまインターチェンジ)から新潟市中央区寄居町(よりいちょう)までの全長約5.6kmの道路です。そのうち、紫竹山ICから万国橋(ばんこくばし)交差点までの区間は、「栗ノ木バイパス(1975年全線供用)」と呼ばれる道路になります。
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万代島ルート線は、平成4年に計画が決定され、高速道路や新潟バイパスといった東西方向を結ぶ道路と新潟市中心部を南北方向に結びます。
柳都大橋(りゅうとおおはし)を含む1.5km区間が先に開通し、現在、栗ノ木バイパスにおいて「栗ノ木道路」と「紫竹山道路」の工事を進めています。また、令和4年度には「沼垂道路」にも事業着手し、現在道路設計を進めています。
今回は、万代島ルート線の栗ノ木バイパスの工事に関わる北陸地方整備局新潟国道事務所の大島工務第一課長、岡田計画課長、水道調査課長、また、新潟市内のまちづくり関連事業に関わる新潟市の都市政策課の稲葉係長にお話をお伺いしつつ、現地を案内してもらいました!
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なぜ道路工事が必要なの?!
今回、なぜこのような大がかりな道路工事が必要なのでしょうか?インタビューを通して見ていきたいと思います。
新潟国道事務所の岡田さんはこう語ります。「栗ノ木バイパスとつながる新潟バイパスは東西に延びる道路で、非常に交通量が多く、一般道の中では全国で2番目※の交通量なのです。」
※令和3年度の交通量調査(道路交通センサス)結果による。なお、全国で
1番目の交通量は神奈川県の保土ケ谷バイパス。
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新潟バイパスはまさに新潟県における自動車交通の大動脈といっても過言ではありません。しかし、「新潟市内の中心部までは、新潟バイパス紫竹山ICから栗ノ木バイパスに乗り換えて行くことができるのですが、中心部を目指す車により栗ノ木バイパスでは渋滞が頻発しています。」(岡田さん)というやや深刻な課題があるようです。
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その原因の一つとして、現状の栗ノ木バイパスの交差点がすべて「平面交差」であることが挙げられます。では平面交差とは何でしょうか?
平面交差とは、複数の道路が同じ平面上で交差することを言います。
平面交差の道路では、様々な方向に行き交う車両同士が互いに入り交じることになるため、特に交通量の多い交差点では信号待ちなどで渋滞が発生しやすくなります。渋滞の発生は円滑な走行環境が損なわれ、例えば、救急車等の緊急車両の走行を妨げてしまうおそれなどがあります。
また、その渋滞を避けようと生活道路に進入する車両が増えれば、交通事故が発生してしまうリスクが高まるだけではなく、騒音や振動などの問題が発生し、生活環境の悪化にもつながってしまうおそれがあるのです。
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さらには、鉄道路線との交差部においては、過去、豪雨の際などに冠水による通行止めも発生していました。
つまり、栗ノ木バイパスは、渋滞の発生という走行環境面での課題、さらには、生活環境面での課題、渋滞に起因する交通事故や豪雨時の冠水などの安全面での課題なども有していました。これらの点を解決するために、現在、栗ノ木バイパスで大規模な道路工事を行っているわけなのです。
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新潟バイパスって、すごい交通量なんだね。
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そんな新潟バイパスから一般道に下りて、新潟中心部に向かおうとする多数の車両が、交通量の多い交差点で信号待ちしたりすることで、栗ノ木バイパスでは頻繁に渋滞が発生している。。。それは大きな課題だね。
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確かに、渋滞が起きて救急車が通れなかったり、円滑に物が運べないと大変だよね。それに交通事故の発生も心配だ。
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そう、渋滞がさらに色々な課題を生んでいるんだね。
では、これらの課題をどうやって解決するのか?!
少し話が長くなってきたので、この続きは次回にしましょう!
後編をお楽しみに!