阪大外語、他 ドイツ語受験の記録 ③ 〜高校時代前半〜

無事高校へ進学した私は、だんだんと英語の学習とは縁を切ると心に決め始めていました。
この時期の実力で言うと、独検三級に中3の冬に落ちていたはずなので、その程度なのですが…
高校一年生ですから、そろそろ周りの意識の早い人たちは受験勉強に腰を据え始める時期でした。トップ層の友人の中には鉄緑会に通いはじめる人がいたり、東進に入る人がいたりと、大学受験というものを身近に感じ始め、だんだんと焦りも出てきました。
というもののドイツ語受験を諦めるわけでもなく、私は少しずつではありましたがドイツ語を勉強しました。
私自身、些か暗記力に乏しい人間であるが故に、英語からドイツ語に鞍替えした程度でよくなるはずもなく、ドイツ語の実力についてもそこまで芳しいものでもありませんでした。
とはいえ、この時の第一志望校は、少なくとも夏までは慶應SFCだったように記憶しています。この時はまだ、全教科が苦手科目であったこともあり、英語の一教科を今から本気出して極めていこうと考えたりもしていました。小論文の塾を探したり、AO入試について考えたりもしたように記憶しています。
夏から秋にかけて、徐々に受験の実情というものを理解し始めていました。英語の学習というものについぞ向いていたことなどなかったとよく実感し、私はドイツ語受験を強く意識し始めました。
その結果、独学でしたが、夏か冬の独検では無事3級に合格しました。
冬を越して受験シーズンとなり、センター英語の同日模試で私が壊滅的な点数を叩き出したことで、英語受験の道はポックリと途絶えました。百点満点で30点もなかったと思います。いよいよドイツ語受験のスタートです。

2年生への進級と同時かその前あたりに、ドイツ語受験に対応する塾を探し始めます。Twitterやブログなどを漁りまくり、ドイツ語受験情報を集めまくる中で、ドイツ語受験の経験者である先輩とコンタクトを取らせていただいたりもしました。その後色々と考えた結果、ドイツ語の受験対策塾であるクルト外語のオンラインレッスンを受け始めることになりました。(後で話しますが特別オススメするというわけではないです)

そもそも、ADHD持ちの私にとって、勉強というものはあまり得意ではありません。何度も反復するという動作や、そもそも机に向かって興味のないことをするという行為は全く持ってその特性に反したものでした。オンライン塾の授業も、よくサボってたような記憶があります。その他に、河合塾で数学を勉強し始めたり、地学分野に興味が出たりと、この時期はいろいろな分野に手を出していました。そのため、ドイツ語の学習で言えばあまり効率的に進んでいたとは言えず、英語に換算して考えてみてもあまり偏差値はとれたものでもなかったのではないかと思います。夏休みは殆ど気象学の勉強と数学に使い込んだので、ドイツ語をやった記憶は皆無です。ドイツ語の勉強はここら辺で一時停滞していました。
とはいえ冬ごろになる前には焦り始めていたので、ドイツ語の勉強もスタートしていました。具体的には、中級ドイツ語の仕組みを読んだり(これは高一のころも読んでいました)、ドイツ語練習問題3000をやったり、クラウン単語帳をやったりしていました。その甲斐もあったのか、冬の独検では無事2級に合格しました。

④につづく

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