知ることで増える楽しみ
私は、本を読むのが割と好きで、休日はコーヒーを飲みながら本を読むことができる某書店で過ごすことも多い。
今週も行こうと思ったのですが、いかんせんその書店までは片道70kmの道のりを運転していかなければならず、ガソリン代もバカにならないので、あきらめて住居近くの図書館に行くことにしました。
普段、書店では主にビジネス書を購入したり、読んだりしているのですが、図書館にはそのような本も少ないので、とりあえずジャンルを問わずぶらぶら眺めてみました。
そんななかで、ふと、「雑草の名前」という図鑑が目に止まり、何気なく手にとってパラパラめくってみました。
すると、普段、道ばたでよく見かける雑草がたくさん載っています。
「へえ~、この雑草って、こんな名前だったんだ⁉️」
「名前は聞いたことあったけど、この雑草のことだったんだ」
など、静まりかえっている図書館のなかで思わず声を出してしまうくらい、気が付くと読み耽っていました。
そして、読み終わった後、無性に道ばたの雑草を観察してみたくなりました。
これまでは、見向きもしなかった雑草でしたが、この図鑑を見たことで、急に興味が湧いてきたのです。
思い起こせば、このように、知っているからこそ楽しめるものはたくさんあるような気がします。
例えば、お店の中で、自分の好きな曲が流れてきたらテンションがあがりますし、テレビで行ったことのある場所や知っている人が映ると、嬉しくなったりします。
また、美術館や博物館などは、ただなんとなく作品を眺めているだけでも十分楽しいのですが、その展示品に対する知識があると、より深く堪能することができます。
そういう意味では、「何かを学ぶ」ということは、「自分の楽しみを増やす」ことなのかもしれません。
図書館で偶然見つけた本から、そんなことを学んだ一日でした。