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最上川沿いのおすすめドライブインと松尾芭蕉

山形県の最上地方と庄内地方を結ぶ国道47号線。

途中、戸沢村辺りからは、最上川を横目に眺めながら走ることができます。

最上川と言えば、あの松尾芭蕉の有名な俳句を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

「五月雨を 集めて早し 最上川」

松尾芭蕉 奥の細道

学校で習った俳句の中で、私が覚えている数少ない句の一つです。

それ故に、初めて最上川を見た時は、「これが、かの有名な最上川か・・・」と感動したものです。

そんな最上川を堪能できるオススメの場所が、戸沢村にある「白糸の滝ドライブイン」です。

川沿いにあるドライブインからは、日本三大急流とも言われる最上川の流れや舟下りをしている様子を間近で見ることができます。

また、その名のとおり、日本の滝百選にも選ばれている「白糸の滝」も眺めることができます。

白糸の滝

まるで一本の生糸のような、落差120mのこの滝は、かつて、松尾芭蕉も舟下りをしながら眺めたと言われており、春夏秋冬それぞれ趣ある姿で、私たちを楽しませてくれます。

ちなみに、松尾芭蕉がこの地を訪れたのは、旧暦の5月末から6月始め(現在の暦だと7月中旬頃)と言われており、ちょうど梅雨末期にあたります。

そのため、舟下りの際には川の水量が多かったのか、奥の細道の中で、松尾芭蕉は、

「白糸の滝は青葉の隙々に落て、仙人堂、岸に臨て立。水みなぎつて舟あやうし。」

松尾芭蕉 奥の細道

と、記しています。

そんな松尾芭蕉の句にも浸れる白糸の滝ドライブインには、お土産屋さんやパーラー、食事処などもあり、ひと息着くのには、ちょうど良い所です。

なお、この最上川沿いの道は、平坦ですがカーブが多いので、運転の際はお気をつけください。

最後まで、ご覧いただき、ありがとうございました。

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