カタルシス リターン0
部屋をでて。
まるで幻影みたいな高輪プリンスホテルのイルミネーション
時空が重なってあるままに
帰りの電車に急ぎながら
いつもずっとそこにある
自分の胸から喉へのつまりが
ぽろっと取れていることに気づいたのでした。
(詰まってた水が抜けたんだ・・・・・・)
そのことに驚きながら
わたしをここまで連れて来た異次元が、しゅわしゅわとゆるんでいくのをみていました。
愛されたし愛されなかった。奪われたし奪いもした。順番抜かして生まれてきたし予定にないのに死にもした。
ここは二元性の星
どちらの事象もあらわれる
ときに驚くようなこと。
あのときショックが強すぎて、''切り離された''と感じてしまった。
まわりてめくる輪の中から外れてしまったリフレイン。
これはひかりの白昼夢
ひとりじゃみれない夢だった
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おろかなるもの
人生という名の輪廻