回想録 17才本当って、一体なに
17才
高校で先生に「ちゃんと戸籍を見たことはある?」と確認された。
絶対に本当の母ではないよと
「あるんだからーーー世の中にはーーー知らないのは自分だけってことが」
ある一定以上の家庭環境に育った人たちの、そのような思考回路は理解できる。
、、、でも実際は、本当だから困っている。だからどこにも逃げ場がない。
本当のことは嘘っぽすぎて、誰にも信じてもらえない。だから誰にも言うわけない。
しかしそうです。凄いよね。
ある意味ではそうではなくて、ある意味ではその通り。
わたしは母を、「お母さん」とは呼べなくて、「しょうこさん」と呼んでいる。
本当の母だけど、本当には母ではない。
本当って、いったい何。
本当って。どこからが?