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わたしの母は、わたしを産んで身体を壊した。 入院して離れていたから、可愛く思えなくなったと言ったけど、本当はそうではない。 嫌だったのだ。わたしが横入りした日から。 実際に、かなりの負担だったとも思う。 母は お腹の子に" 和枝ちゃん" と名前を付けて、それはそれは可愛がっていた。 和枝ちゃん、元気ですか? 和枝ちゃん、暑くないですか? 和枝ちゃん、会いたいです。 大好きな和枝ちゃん。妊娠がわかった日から、群青色の万年筆で、毎日日記を書いていた。 文通みたいに、話し