見出し画像

日本ではいまだ、専業主婦という職業の選択肢が好まれるようだ!

あなたは、2021年の日本の男女平等指数が153カ国中120位。
先進国の中で最低レベル、アジア諸国の中で韓国や中国、
ASEAN諸国より低いということをご存じでしたか?

日本の女子大生に「将来の夢を何か?」聞いたところ、一部に
専業主婦という回答がありました。これはヨーロッパの女子大
生には見られない現象です。

なぜなら、ヨーロッパでは性別に関係なく自分の足で立つこと、
つまり主体的に生きることを優先した教育で育ったためです。
専業主婦はいわばその逆を行くわけですから、なりたいと考える
人が少ないのは納得がいきます。

主婦も大変な仕事で職業選択の多様性のひとつだと主張する人も
いますが、ヨーロッパではこの多様性の考え方が日本とはずいぶん
違っているようです。

コロナ禍で、日本では女性の貧困問題が顕著になってきました。
その背景には、働く女性の多くが非正規雇用であり、安定した
働き方ではないことが原因になっています。

正規の職業に就けないことで、スキルやキャリアが磨けないために
選択肢として専業主婦を選ぶのも多様化した生き方のひとつだと
言えなくはありませんが、決して自立しているとは言えません。

男性に依存する女性の生き方としては、専業主婦を選ぶのは
リスクが大きいのではないでしょうか?

ヨーロッパでは「多様性を認めること」というの、LGBTQへの
理解を深めたり、これまで女性が就いてこなかった職業に女性が
就きやすくなったり、今までしてこなかったものやできないと
思われていたことを積極的に進めること意味します。

いっぽう、日本では昔ながらのシステムのもと、古風な生き方を
する女性も多様性の一部だと考える人がかなりいます。これが
日本とヨーロッパの圧倒的な違いのようです。

従来の古風な生き方や保守的な考え方に固執してしまうと、
かえって多様性のある社会への変化を妨げることになって
しまいます。

やはり日本では、もう少し女性が活躍できる職業の選択肢を
増やしていかないとこれらの問題を解決することはむずかしい
のではないでしょうか?

政府もようやく、スタートアップ振興の政策に本腰を入れ始めた
ようですから、女性起業家という選択肢もどんどん間口が
広がってきています。

雇われ従業員になるのではなく、創業してビジネスオーナーに
なって、ぜひとも活躍してもらいたいものです。

あと、高齢者もアイデア次第では、これらの政策を活用できます。
なぜなら、個人補償や不動産担保ではなく、新規事業自体を担保と
して資金調達できる仕組みの整備などを盛り込んでいるからです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?