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人は腹が減ると怒りっぽくなる!

いつもなら我慢強いひとでも、お腹が空くと、とたんに
怒りっぽくなる人があなたの周りにもいませんか?

現に私自身、イライラして短気になっている自分に気づいたら、
朝から何も食べていなかったと合点がいくことがよくありました。

hangry(hungryとangryをかけた口語表現)という英語のダジャレ
がはやっているとか、いないとか?
そのメカニズムを研究者らが裏づけたのです。

日常生活のなかで空腹が感情にどう作用するかを探る初めての
研究のひとつで、心理学者たちは人が空腹を覚えるほど怒りを
より覚える、あるいはhangryになることを発見しました。

イギリスのアングリア・ラスキン大学の社会心理学者
ヴィレン・スワミ教授の実験では、18〜60歳までの成人64人を
募り、自分の感情と空腹感を1日に5回記録することを3週間続けて
もらいました。

今回の研究ではボランティアたちが日常生活を送りながら自分の
感情を観察しました。この研究は根本的な解決策を何も提示して
いないのですが、その感情を認識して分類できることに意義があると
考えたようです。

なぜ私たちは空腹になると感情を支配されるのか?

仮説のひとつは、
低血糖により衝動性、怒り、攻撃性が増すことを示す複数の研究を
根拠にしたものです。しかし、血糖値が下がっただけで自制心が
それほど奪われるのかという疑問があります。

2つめは、
人が空腹のとき、世界をいら立った目で見がちというものです。

やはりイライラ、カリカリが現実のものになっているのでしょう、
しかし、そのメカニズムは、はっきりと解明されていません。

子どもたちが朝食抜きで学校に行くと、明らかに学習効率が下がり
がちになり、問題行動も起こしやすくなるというのは事実の
ようです。

そのため、子どもたちが適切な食事をしているかどうか、確認
することがたいせつです。

昼食をとりそこねソーシャルスキルが落ちた自覚がある大人たち
や忙しさにお昼を抜こうと考えていたあなたにとって「腹が減って
は戦はできぬ」を肝に銘じるべきでしょう。

かくゆう私は、朝食は摂っていません。仕事柄一日中デスクワーク
が多いので、それほど空腹を覚えないために、ほんとうにお腹が空いて
きたときに食べるようにしています。

一日2食、一食、大量に食べたときは一日一食のときもあります。
まあ、空腹時に人に八つ当たりしないように気をつけたいものです。

あなたも思い当たることはありませんか?




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