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ゼレンスキー氏の演説があなたの胸に刺さるのはなぜか?

ゼレンスキー氏のSNSを駆使した広報活動の優秀さが
際立っています。

そのIT戦略を立案しているのがミハイル・フェドロフ副首相兼
デジタル担当大臣(31)なんです。
コロナ対策で台湾のIT担当大臣であるオードリー・タン氏は
有名ですね。ウクライナ侵攻では、このデジタル大臣の活躍が
大統領の右腕になってロシアのプロパガンダ攻撃を撃破しています。

そして、演説の内容が秀逸です。
古くからのことわざにある「ペンは剣よりも強し」を実践して、
それが真実であることを証明しています。

人々に影響を与える3つのポイント

1 シンプルであること

2 記憶に残ること

3 インパクトの強いメッセージの発信

大統領はツイッターへの投稿やメディアとのインタビュー、
他国の議会でのビデオ演説を通じて、上記のポイントを
すべて満たしています。

また同氏は単に過去の明言を再利用するだけではなく、記憶に
残るフレーズを自ら作り出しています。

そして、見た目の外見にも戦略が隠れています。服装は作業用の
グリーンのTシャツとミリタリースタイルのジャケットをいつも
着て、メッセージを発信しています。

その姿は勇敢で大胆な反乱軍的イメージを具現化しています。
プーチン大統領の見た目とことごとく対照的ではありませんか?

プーチン氏が登場する画面は演出が施された、時代遅れの感じが
するのは私だけでしょうか?
政治家らしい服装に身を包み、巨大な会議用テーブルの端に
離れて座っている姿を見ると非常に違和感を感じるとともに、
滑稽ですらあります。

これは、私のあくまで想像ですが、ゼレンスキー氏の奥さん、
オレナ・ゼレンスカさんの仕事が脚本家であることに関係して
いるのではないでしょうか?

つまり、演説の原稿を書いているスピーチライターが奥さんで
ある可能性が高い。

なぜなら、本人も吐露しているとおり、ロシアの暗殺リストの
一番手が大統領自身で、2番手が家族、奥さんであることから
想像できます。

最後にチャーチルの有名な言葉を引用して終わりとします。
どんなに強力で最終兵器(リーサル・ウェポン)を持っていても
雄弁に勝るものはない。

人間に与えられるあらゆる才能のうち、雄弁に語る能力ほど貴重なものはない。その才能に恵まれた者が及ぼす影響力は、偉大な王が振るう権力よりも長く持ちこたえる。

ウィンストン・チャーチルの名言

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