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老いと闘えるうちは闘え!終末期に近づいたらできないことは静かに受け入れてできることを慈しむ。
老いと闘うことと、老いを受け入れることは、二項対立ではなく
移行と考えると楽になります。
ただし、定年後に何もしない生活をしている人が、一気に
老け込んだりするのはよくある話です。現役時代は仕事一筋で
定年後に何にもやることがない人が陥る傾向にあります。
老いと闘えるうちは、無駄な抵抗と諦めずにアンチエイジングでも
規則正しい運動習慣、食生活に十分気をつけて生活習慣病を予防する
ことはたいせつです。
何より、定年後は今までやっていた趣味や嗜好をとことんやるだけの
時間ができるので、打ち込むことで結果的に老いと闘うことに
なります。
また、好奇心をもって今までやったことがないことにチャレンジすると
ますます、脳が活性化します。
小生も還暦を過ぎてしばらくしてからウクレレの個人レッスンを
受けて日々、練習に励んでいます。今まで楽器は触ったことが
なかっただけに、さすがに若い人たちよりは上達のスピードは
遅いですが、左手、右手と歌声など同時にやらなければならない
のでほんとうに認知症の予防になっていると実感しています。
また、英語の読解力をブラッシュアップするためにNHKの
ラジオ講座を聴いて勉強をはじめています。英語圏のWebからの
情報が日本語よりかなり先を行っているので情報収集のために
やっています。
認知機能があまりにも急に衰えると、本も読めなくなるし、
人との会話もままならなくなるので、なるべく頭を使いつづける
ようにしたほうがいいようです。
終末期が近づいてくると、何もやる気が起らないばかりか、できない
状態になってきますが、それまではできないことは増えても、
できることは残っていると考えるのが重要で、できなくなったことを
悲観するのではなく、できることを大切にして、それを活かしていく
ことで人生を楽しむことが必要です。
絵や音楽、運動など、これまでやってきたことがあれば、できるかぎり
続けていくことで、さらに新しい境地にいたるものです。あの巨匠と
呼ばれる画家のピカソでも、歳をとってからの作品のほうが高い評価を
得ていることを考えると年齢にあらがう必要はないのでしょう。
晩年は、歳にあらがうのではなく、ある程度受け入れて平穏な気持ちを
保つことで静かに人生を楽しむ姿勢が重要になってきます。
老いを受け入れることで、できなことは諦め、できることを慈しむ
ことで、それをもっとやってみようという意欲が湧いてきます。
そのことで、老いの時間を豊かに過ごすことができるようになる
のです。
それでも、小生は新しいことにチャレンジしていきたい!
生涯現役を貫くつもりです。