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安売り体質から脱却するためにピカソのエピソードから学ぶ!

実績をつくれば、安売り体質から脱却できる典型をピカソの
エピソードから学ぶことができます。

画家ピカソの有名なエピソード

ピカソがレストランで食事をしていたときのことです。当時、
画家として一流になっていたピカソは、とても有名になって
いました。そんなピカソに気づいたウェイトレスは、食事が
終わるのを待って、こう声をかけました。

「あなたの大ファンです。このナプキンの裏に、私のために
何か書いてもらえませんか?お礼はしますので」ピカソは
ウェイトレスからナプキンを受け取ると、そのままナプキンの
裏にスケッチをしました。そして30秒ほどで描いたそのスケッチを
ウェイトレスに渡しながら、ピカソは、

こう言ったのです、、、

「100万円だ。」

ウェイトレスは驚いて声をあげてしまいました。「あなたの絵が
高いのは知っていますが、30秒もかけずに描いた絵の割には
高すぎます!」

これに対し、ピカソは表情ひとつ変えず、こう答えたのです。

「いや、30秒ではない。30年と30秒だ」

ピカソが14歳のときに描いたデッサンは、驚異的なまでの写実能力で
誰もが凄いと感じるデッサンでした。つまり独創的で自由奔放な
ピカソの絵は圧倒的なまでの基礎能力と30年の鍛錬に裏打ちされた
ものであるという事実に価値があるということなのです。

このエピソードからあなたは何を感じましたか?
あの有名なピカソだからできたことで、自分のビジネスや
商売には関係ないと思いましたか?

否、大いに関係しているのです。

あなたは無意識的に自分を安売りししまっていることは
ありませんか?

それは、商品やサービスの価格をお客さんやライバルの動向を
見て値決めをしてる証拠です。

ここで最も重要な教訓は、あなた自身を安売りしないことです。

いい商品をより安く提供したい、という気持ちはとても素晴らしい。
しかし、それはお客さんの目から見ると、単なる「安売り」に
しか映りません。

「事業の一番元になっているのは価格。成功するかどうかは、
値決めを行った時点で既に決まっている」マーケティングの
カリスマであるダン・ケネディの言葉にあるとおり、
単純に利益が上がらないばかりか、お客様の質の低下を招いてしまいます。

ただし、最初は実績をつくるためには、まず無料で提供することが
重要です。実績ができてきたら、自分や商品・サービスの価格を
安売りしてはいけません。つまり、時給計算したり、原価から
価格設定してはいけません。

その意味では、ピカソは自分を安売りしない天才ですね。

30年間、絵を描いてきたその労力は決して安売りできません。
100万円でも安いぐらいです。


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