歳を重ねると物忘れが激しくなる!あなたはだいじょうぶですか?脳ドックしてわかったこと。
最近、物忘れがひどいので、本格的な脳ドックを実施して
みることにした。手始めに4月11日、最新の脳のMRI検査に行って
来ました。所要時間は20分間でヘッドフォンをつけ、かなり
大きい機械音を聴かされながらMRI検査をやってきました。
MRI検査とは、
強い磁石とラジオに使われているような電波を
用いて体内の状態を画像にする検査です。 体内の水素原子を磁場と
電波の力でゆさぶり、原子の状態を画像にするものです。
脳機能の低下を検査するためにMRIドックに続いて4月19日に
PET陽電子放射断層撮影(Positron Emission Tomography)を
受診してきました。
FDG薬剤を注射器で点滴のように注入しながらCTスキャンします。
この薬剤が放射線を発生させるのですが、被曝量は地球で
1年間日常生活を送って受ける被ばく量(2.4mSv)の1.5倍から
2倍弱の程度なので極めて微量です。
ところで、
秋田県の玉川温泉には、岩盤の下に、微量の放射線を帯びた
「北投石」があり、それがラジウム温泉としてガンに効果がある
として有名です。
岩盤から放出される微量のラジウムによって「放射線ホルミシス」
(免疫機能を向上させ、身体のあらゆる活動を活性化し、老化を抑制、
自然治癒力を高める)が期待できるといわれています。
玉川温泉の岩場では、1.8~2.3μSv/hr(マイクロシーベルト)を
示すそうなので、今回のPET-CT検査で浴びる放射線量が
ちょうど「放射線ホルミシス」効果が期待できるので秋田県の
玉川温泉に行かずともその効果を体験できたようなものです。
MRIドックとは違ってCTスキャンはゴンゴン、ガンガンと工事現場の
ような騒音がすることもなく、ただ寝てるだけで1回目10分、
休憩を30分挟んで、2回目20分で終了。
受付から検査終了まで2時間で済みました。認知症の原因であると
されているアミロイイドβ、脳内で作られるたんぱく質の一種で
通常は分解されて排出されるのですが、異常なアミロイイドβが
脳内に蓄積されると毒素を出すことで、神経細胞が死滅し、情報の
伝達ができなくなるばかりか、徐々に脳が萎縮していまうとのこと。
つまり、異常なアミロイイドβの蓄積がないかどうかをPET-CT検査で
検出するそうです。アルツハイマー型認知症が進行してしまう原因が
このアミロイイドβなんです。
これで、MRI検査とPET-CT検査で異常がないかどうかが1~2週間で
判明いたします。おそらくそれほど問題がないとは思いますが、
最近、異常に物忘れが激しいので一連の検査を受診してきました。