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Google検索がコンテンツ重視にシフトしたほんとうの理由
今から5年ぐらい前の話ですが、ネット通販事業を生業にしていた
ときですが、IT大手企業のSEO対策の企業に検索上位表示を
かなりの大金(当時)を費やしてやってもらったことがありました。
結果は、確かにアクセス数は多少は伸びたようですが、
コンバージョン率はまったく伸びず、ほとんど費用対効果が
なかったことを思い出しました。
当時のGoogle検索におけるSEO対策は外的SEOで被リンク数を
増やしたり、内的SEOとしてページの文章構造を少しいじる程度の
対策しかなく、高額な費用のわりにはコスパがよくないものでした。
というより、詐欺ではないが何か騙されたような感覚を味わった
のはまったく結果が出ない広告と同じだったから。
その後、Googleはこのような意図的に検索結果の上位表示に対する
対策をすべて排除して、サイトがいかに訪問者のニーズに合った
コンテンツの質に対する評価にシフトしていきました。
つまり、訪問者がほんとうに必要している情報にこそ、価値がある
という本来の検索の趣旨に回帰していったのです。
それは、Googleの危機意識の表れなのです。
なぜなら、現在検索はFacebook、Twitter、InstagramなどのSNSでの
検索にシフトしてきているからです。
文章だけだとわかりづらい場合はYouTube検索がいちばん
ピンポイントで訪問者が求めている情報にたどりつけるようになって
きています。
そのため、Googleはコンテンツのクオリティを重視して読者の
知りたい情報にピンポイントでたどり着けるような検索上位表示に
移行しないとたいへんなことになるとかなり危機意識を持ったのが
要因です。
現在のSEOとしては、以下のような内的SEOと外的SEOに集約されます。
内的SEO
1 サイト設計(サイトマップ)の適切な深度
2 ページの文章構造の適切化
3 サイトに関連した外部URLの表示
4 内部リンクによる目次
5 クローラビリティ(検索ロボットが見つけやすい内容のわかりやすさ)
外的SEO
1 権威性
2 コンテンツの質
3 被リンク(サイトに関連するURL)
そしてサイトを運営する側にとって最も重要なことは、SEOの
マインドセットに尽きます。
それは、SEOは決して検索で上位表示させることが目的ではなと
意識することです。つまり、価値の提供(訪問者のニーズを満たすこと)
にこそ全精力を注入すべきだということ。
そして、検索エンジンを提供するGoogleの目的を把握することを
ほとんどの人は意識していません。
彼らの目的は、たったひとつです。
それは、「検索エンジンを使ってくれる訪問者を増やすこと」
これを意識しないと間違ったSEO対策になってしまうことを肝に
銘じなければいけません。