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やる気やモチベーションを高める記憶のメカニズムと細分化
東洋経済のニュース記事から気になるタイトルがあったので考察
してみたい。「やる気がすぐしぼむ人」が知るべきただ1つのコツ
やる気が出ず、モチベーションがなかなか湧かない場合には、
二つの記憶の仕組みが関与しているとのこと。
一般的に記憶とは暗記に必要な能力として理解している人が
ほとんどです。
しかし、記憶にはもう一つの種類があるとのこと。
それは、「遅い記憶」「速い記憶」と定義しています。
「遅い記憶」とは、
記憶を長期間保管しておく機能のことで、長期にわたって頭に
残しておく必要があるもの。
「速い記憶」とは、
情報を効率よく覚えたり、すでに頭の中にある記憶と連携させたり
する機能。遅い記憶と連携をとり、考えること、あるいは理解する
ために働く記憶。
意志決定の能力、自分を戒める力が不足しているとやる気や
モチベーションを高めることができません。
そもそも意思決定には、そのときの状況や思考や目標などを総合し、
さまざまな選択肢の中から行動を選ぶことで養われます。
それには、「速い記憶」が大きく関わっています。
「速い記憶」が「今すぐはじめるべきだ」とすぐさま判断を下し、
ゼロから一を動かす。そして物理学における慣性の法則に従って、
それを動かし続けることでやる気がでてきます。
そのため、5分でいいからまずはやってみるということが重要なの
です。そうすると自然とエンジンがかかってくるという仕組みに
なっているとのこと。
その後、そのモチベーションを保つためには「遅い記憶」が役に
立ちます。想像上の出来事をイメージに変えることによって記憶が
可能になるということを利用して、未来の記憶を目標達成のための
原動力として利用するのです。
そのときのイメージは喜びよりも失敗のほうが危機感を感じて強く
作用する効果があるようです。
そして最後にボリュームが多く、長時間を要する作業や仕事に対しては、
細分化することで達成感を味わうことができます。そうすれば、やる気を
維持することが可能です。
働き方改革で、自身の裁量が大きいリモートワークやおうち時間を
充実させるためには、モチベーションを操るスキルが必要不可欠です。
そんな時代にこれらを活用して仕事をしていくことで充実した人生を
送ることができます。
あなたも今日からやる気やモチベーションを上げていきませんか?
ゼロから一がいちばん動かすのがたいへんですが、動かす、つまり
行動してしまえば、慣性の法則が働き続けることができます。