日本初の3Dプリンターハウスが発売開始!工期24時間、500万円
日本初の3Dプリンター住宅メーカー「セレンディクスは今年3月、
日本第1号となる3Dプリンター住宅「Sphere」を完成させました。
新築の家が、車を1台買うような金額で、わずか24時間の工期で
建設できるというニュース。 住宅選びの常識を覆すこの技術革新が
そんな画期的な住まいを可能にしました。
インフラは電気設備だけで、水道などの設備はついていないが、
グランピング施設や趣味の部屋といった用途・目的で建てるセカンド
ハウス的な使用方法が考えられます。
来年の春には電気、ガス、水道のインフラはもちろん、キッチン、
バス、トイレも完備した49㎡、1LDKの『フジツボ モデル』の販売を
目指しています。
こちらも施工時間は24時間以内、価格は500万円を予定しているとの
こと。
高年齢層で夫婦二人だけで暮らす住宅ローンの必要がない程度の
住宅が安価で短時間で建てられるとすれば、かなり需要が見込まれる
のではないでしょうか?
賃貸の場合、高齢者は特に60歳を過ぎると更新がむずかしくなるという
デメリットがあります。そうなると次の家を借りられなくなる可能性が
高くなります。
そんな、終の住み処を見つけられないという社会的な問題を抱えた
高齢者のために、少し高めの車を買う程度の金額で終の棲家を購入
できるのはかなり住宅の問題を解決できるのではないでしょうか?
格安で工期が24時間というのは最大のメリットですが、耐久性は
どうなのかという素朴が疑問が生まれてきます。
特に地震などの災害が多発傾向にある日本では重大な問題です。
何と、世界一厳しい日本の耐震基準もクリアしているとのこと。
なぜなら、素材がコンクリートに特殊な硬化剤などを混ぜたもので
できており、しっかりと鉄筋の入ったRC造なので、普通に暮らせば
70年は持つとのこと。
データ上のシミュレーションでは震度7の揺れでも問題ないという
結果が出ています。
また、耐熱性に関しても壁面を二重構造にすることで断熱性を高め、
厳しいヨーロッパの断熱基準もクリアしているという優れもの。
将来的には100㎡で3LDKで300万円の価格を目標しているということ
なので、これが実現されると住宅建設業界に激震が走るのではなで
しょうか?
上物の建設費が格安でも土地代が高いところに建てる場合は、コストが
かさみます。これからは土地代の安い地方都市に土地を購入して建てる
必要があるでしょう。