雨水の次候、第5候「霞始めてたなびく」時季に突入!
関東地方も三寒四温で、ここのところ暖かい日と寒の戻りを体感する
寒さが交互に来ているような気温です。
季節はぼんやり霞がかかる春の情景になってきています。春に向けて
大気中の水滴や細かな塵が増えて霞がかかったようにぼんやりと見える
状態を表わしています。
人は、このような自然現象から季節の移ろいを敏感に感じているのに
感心いたします。やがて訪れる季節に向かって農耕の準備をはじめる頃
になります。
何かと不調になるこの時期ですが、その原因は体にたまった余分な水が
原因です。冷えの原因にもなりますので、特に花粉症の人は水っぽい
鼻水が出たり、くしゃみが止まらなくなったりしますので身体を温める
食薬で症状を改善していきましょう。
季節の野菜としてはスーパーの店頭に菜の花が並ぶ頃です。油彩、花菜の
名称を略して菜と呼び、その花を菜の花といい、食用や観賞用にした
ものが菜の花です。
良質なタンパク質やミネラル、ビタミンを豊富に含み、旬の野菜として
この時季でないと食べられない野菜です。和え物や炒めものにして
食べると美味しい。
ただし、野菜としては足が早いので、購入したらすぐに食べるように
してください。
毎年、2月から3月にかけて静岡県賀茂郡で行われる河津桜祭りは有名
です。河津桜は花が散るまで1ヶ月程度と長いので観賞するには
もってこいの緋寒桜と言えます。6~8分咲きの頃がいちばん見頃なので
おすすめです。
河津駅近辺の河口から河津川沿いに約3km続く河津桜並木は「桜まつり」
の期間中は全国から観光客がたくさん訪れる名所になっています。
周辺の河津七滝も見所になっているので、瀧の音を聞きながら桜を
愛でるのも一興です。
この時季おすすめの飲み物は、シンプルに白湯がベターです。白湯は
身体を温めて血液の循環が良くなり、新陳代謝を促すのでバカにできま
せん。冷えたと思ったら白湯を飲むようにしましょう。
青じそも全身に水を巡らせる肺の機能を高め、同時に免疫力も高めて
くれる優れものです。爽やかな香りは気分をスッキリさせるとともに
胃腸の働きを回復させる効果も期待できるので、積極的に摂るように
しましょう。
今カボチャが高値ですが、水っぽい鼻水や身体を温める効果がある
カボチャを食べるといいでしょう。疲れがたまったときにもカボチャ
は最適です。
カボチャと青じそとチーズでグラタン風のチーズ焼きなどをレシピ
にするといいでしょう。