小規模事業者持続化補助金、悪戦苦闘の顛末とその闇を暴く(その1)
あなたは、2020年にはじまった小規模事業者持続化補助金を
ご存じですか?
新型コロナウイルスが事業環境に与える影響を乗り越えるために、
地域の商工会の助言等を受けて経営計画を作成し、その計画に
沿って地道な販路開拓等に取り組む費用の2/3を補助する補助金です。
法人には上限150万円、自営業者には100万円までの経費を負担して
くれるということではじまりました。現在は予算の関係で100万円の
上限になっているようです。
予算の大本は中小企業基盤整備機構で採択や審査をするのが
日本商工会議所になっています。日本商工会議所が採択から審査を
すべて請け負っています。
給付金関係は、民間委託でスピーディーに処理していますが、
この補助金は半官半民の組織が牛耳っていますが、最終的なお金の
出所は、中小企業基盤整備機構が予算を握っています。
そもそも、この補助金の趣旨はコロナ特別対応型ということで
小規模事業者がコロナ禍の中で、事業を継続的に営むために
コロナ関連の経費や経営革新のために新しい事業計画を支援する
ために創設されたものでした。
私自身も早速、2020年5月に第一回の募集に応募いたしました。
コロナ禍で既存の事業では収益が見込めないと判断しましたので新しい
事業計画書を作成して補助金をゲットしようと思ったのです。
今思えば、ここから、悪戦苦闘の日々がはじまったと言えます。
まず、補助金申請に当たり、公募要領を読み込むことにかなりの
労力が必要でした。たぶん、ほとんどの人がここで自分で申請書を
作成することを諦めてしまうのではないかというほどのボリューム
でした。正直何度もくじけそうになりました。
当初、作成した事業計画書は、地元、横浜の商工会議所の職員の
方にダメだしされ、A4版4枚で書き直ししました。その方のご尽力と
アドバイスのおかげで、何とか提出書類を完成させることができ、
晴れて補助金申請の端緒を切ることができました。
ここから補助金が採択されて、実際に自身の口座に振り込まれる
までの悪戦苦闘の闘争がはじまるとは夢にも思いませんでした。
長くなりますので、このあとの顛末は続編でお伝えしたいと
思っています。ここから補助金申請と審査の闇がはじまります。
その2に続く~