ロシアの劣勢がますます鮮明になってきた原因を包括してみた!(その2)
その1から読む
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本日、14日の朝鮮日報の記事で、ロシアにとって衝撃的な
事実が報じられました。
前回お伝えしたロシアの戦況の劣勢が具体的な戦禍として、
誰がみても明らかになってしまいました。
ロシア軍は現在、ウクライナのドンバス地方占領を目標として
東部地域へ攻勢を集中している最中に起りました。
川を渡っていたロシア軍がウクライナ軍の攻撃を受けて大隊クラスの
兵力、戦車70台、兵力1000人を喪失したという衝撃的な戦果が
伝えられてきました。
場所は、ロシア南部とウクライナ東部を結ぶ川、シヴェルスキー
ドネツ川の渡河中に起った戦闘とのこと。
12日(現地時間)に英紙「タイムズ」が報じたところによれば、
ウクライナ軍は、砲弾に当たって炎上した車両およそ50台の残骸を
捉えた写真を公開するとともに、このような戦果推定を行ったと
いうことです。
「今回の戦争で最も激烈な戦闘の一つ。ドンバスで意味のある成果を
得ようとしていたロシア軍に致命的な打撃を与えた」と評価しました。
今年2月にロシアのウクライナ侵攻が始まった後、たった一日で
ロシア軍兵士1000人が死亡したのははじめてのことでしょう。
驚いたことに、予想外の苦戦が続いたことで、ワレリー・ゲラシモフ
参謀総長など軍首脳部の粛清説まで漏れてきました。
英国の日刊紙「インディペンデント」によると、
ゲラシモフ参謀総長は事実上懲戒処分をうけており、プーチン大統領
と彼の側近らは、引き続きゲラシモフ参謀総長に軍の指揮権を任せる
べきかどうかを評価していると語っています。
たいへんなことになってました。軍の参謀総長と言えば、国防大臣の
セルゲイ・ショイグ氏と同格、もしくはプーチン大統領の直下の
軍の最高指揮権者である人物です。
今月9日に開かれた第2次世界大戦戦勝記念日の軍事パレードにも
ゲラシモフ参謀総長は姿を現さなかったことから、こうした見方が
有力になりつつありました。
また、戦力の損失を理由にロシア黒海艦隊の司令官イゴール・オシポフ
提督など2人の指揮官が解任されたということのようで、ロシア軍の
指揮系統が壊滅状態になっている証拠ではないでしょうか?
ちなみに、ゲラシモフ参謀総長の甥っ子、ヴィタリー・ゲラシモフ
少将はハリコフ近郊での戦闘で、ウクライナのスナイパーよって
殺害されました。
こんな戦況になってきました。多くの専門家もこのウクライナ戦争が
長期化すると予想していますが、どうでしょうか?
あなたは、どう思いますか?
※画像はあるロシア軍の過去の渡河作戦の失敗のもの。
(実際の戦闘のものではありません)