ブレークスルー感染が起っているのに政府の専門家会議の面々はなぜ、ブースター接種をすすめているか?
オミクロン株の陽性者がピークを迎えていますが、依然高止まりの
傾向にあります。これは、2回以上ワクチン接種したのにも関わらず
新型コロナウイルス感染症にかかる「ブレークスルー感染」が
起こっているからに違いありません。。
そのため、政府の専門家会議の面々はワクチンの3回目の接種、
ブースター接種をすすめています。
ブースター接種とは「ワクチンの効果を高め、持続させるための
追加接種」のことです。新型コロナワクチンではファイザー・モデルナ
ともに「2回接種」が基本だったので現在では、「3回目接種」のことを
指します。
人口100万人当たりの主要国の感染者数
これを見ると、デンマークがリバウンドしていて、アジアでは
シンガポールが一旦減少に転じた後、再び上昇しています。
韓国も急増してきました。直近では10万人を突破したという
ニュースが飛び込んできました。感染が激増しているのは、
いずれもブースター接種率の高い国ばかりです。
一方、接種率6割未満の国々の状況では、感染急増後1カ月以内で
ピークアウトしているのが見てとれます。
日本では、ブースター率が低いまま約40日でピークアウトの傾向を
示していますが、ワクチン低接種率の国に比べるとピークアウトまで
時間がかかっているのが気になります。
韓国では、感染拡大が始まった1/13の接種率は、既に2回 84%、
ブースター43%とかなり高かったのですが、感染の急増しているのが
現状です。
現在接種率は、それぞれ86%、56%ですが感染者は現在すでに
デルタの山の8倍の高さになっています。ピークアウトの兆しどころか、
直近では前述の通り悪化しています。
イスラエルの現状がたいへんなことになっています。急拡大が始まった12/24時点の接種率は2回 64%、ブースター46%でした。直近1/13はそれぞれ66%、56%。
1月25日にピークアウトしましたが、山の高さはデルタの11倍、形は
ガタガタ。結論として、ブースター接種で感染拡大を防げませんでした。
なお、4回目接種も行われていますが、死亡者も急増し、さすがに
ワクチンに対する不信感が高まっているからでしょうか、2回接種率は
6割台で止まっています。
専門家は抗体価が何倍になるなどを効果の根拠としていますが、
接種しても感染は抑えられていません。
あちこちで3回目接種者のブレイクスルー感染が起きています。
実際、2月1日に静岡市立静岡病院ではクラスターが発生し、
3回目接種を終えた職員の感染も確認されています。
なぜ、政府の専門家会議の連中が感染を予防するためにと称して
ブースター接種を急ぎぐのでしょうか?
そもそも、オミクロン株には、感染予防効果は期待できないと
言われてきたのに甚だ疑問です。
さらに、重症化しない子供たちにまで型落ちワクチンを、急いで
接種させようとしている政府の方針にも納得がいきません。
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