今の時代だからこそ、中村哲氏の言葉が胸にグッサッと刺さる。
連日のコロナ禍におけるマスコミ、特にテレビの番組で
感染者数の垂れ流し、危機を煽っている大人たち。
ロシアとウクライナの紛争で欧米諸国が戦々恐々の報道が
毎日のようにすわ、第三次世界大戦の勃発、間近みたいな煽り方を
しています。
中国の台湾への軍事侵略の危機も隣国である日本としても対岸の
火事では済まされない状況ですが・・・
相変わらず、日本は付和雷同、同調圧力の極みで明らかに重症化が
減っているオミクロン株の感染に一喜一憂しています。ワクチンの
ブースター接種を急いでいる現状もどう大人は子どもたちに正しい
情報を伝えていったらいいのか、悩ましいところです。
欧米の先進国のオミクロン対策はすでにほとんど感染拡大前の状態に
戻っていて経済優先にシフトしているというのに未だ、日本は
コロナウイルスに翻弄されて戦々恐々している始末です。
小さい子どもたちは重症化している現実がないにも関わらず、
ワクチン接種を半ば強要しているともとれる発言が目立っています。
こんな時代にこそ、アフガニスタンで地元の人たちに愛され、
実際に多大な貢献をした中村哲氏の言葉が胸に響きます。
次代を担う若い人たちに未来への提言は、ほんとうにすばらしいの
一語に尽きます。「世界を研ぎすました目で見る目を養っていただきたい」
という言葉に自分のようにもっと世界に飛び出して百聞は一見にしかず
という精神で見聞を広めてほしいと言っています。
ところが、日本の若者の留学率がODA諸国に比べて、昔よりかなり
落ちていることが気になります。2010年に日本のGDP世界2位の座から
引きずり下ろした中国の留学率は断トツでトップです。
2019年の世界の海外留学生数 国別ランキングを見ると、日本は40位です。
コロナ禍の影響で2020年と2021年はさらに落ち込んでいるでしょう。
こうした現状は、世界を研ぎすました目で見る目を養う機会を喪失して
いるようでほんとうに憂うべきことです。