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日本でアフタヌーンティーが流行りだしている。要因のひとつがウイルスの予防効果?


日本で今、アフタヌーンティーがブームになっています。

アフタヌーンティーとは、ヴィクトリア朝の英国で、侯爵夫人が
午後の空腹を癒やすためにはじめたものです。それがやがて人を
もてなす場になり、社交の目的で広がっていきました。

日本のホテルが「ヌン活」の名称でコロナ禍の中でアフタヌーンティーの
場を提供するようになりました。

ホテルという非日常感や、ソーシャルディスタンスが確保されている
安心感があるほか、ノンアルコールで夜になる前に集まれるよい口実に
なっているようです。

日本特有のフルーツなどを充実させた多彩なサービスとお食事よりは
リーズナブルな価格帯が魅力的なのでしょう。

ホテル側の目論見とお客様のニーズがうまく合致してwin&winで
あることがブームの要因なのでしょう。

こういった、庶民でも贅沢さを味わえるものがこれからも
流行っていきます。

もう一つの要因として、これは少しうがった見方かもしれませんが、
紅茶のウイルスへの予防効果が新型コロナにもあるというニュースが
影響しているのでしょうか?

紅茶に含まれるポリフェノールがインフルエンザウイルスの感染力を
減少させる」という研究結果が以前から注目されていたところ、
2020年10月に大阪大学、大阪府立大学、三井農林の三者共同による、
新型コロナウイルスに対する紅茶の抗ウイルス活性の研究を
スタートさせました。

紅茶に含まれるポリフェノールが新型コロナの感染力を減少させる
実験の結果、紅茶の飲用濃度にかかわらず、新型コロナウイルスを
処理すると、わずか10秒でウイルスの感染力が10万分の1に
激減したのです。つまり、ウイルスを不活化することわかりました。

この効果は緑茶でも同様の効果がありましたが、感染力が
10万分の1に激減に要した時間が10分間必要でした。

また、免疫力アップの観点からも、紅茶は注目されています。
紅茶を継続的に飲むことで、ウイルスに侵された細胞を攻撃する
NK(ナチュラルキラー)細胞の活性が高まり、唾液中の抗体(SlgA)濃度が
増加する、つまり免疫力が高まるという研究結果があります。

このことから、紅茶を飲むことで口腔内のウイルスを減少させることが
期待できます。紅茶をちょこちょこ飲むことで、マスクや手洗いなどの
基本的な感染対策との組み合わせるながら、口腔内から入ってくる
ウィルスの侵入を防ぐことができます。

ただし、鼻から上気道に入ってくるウイルスを防ぐことはできません
ので、くれぐれも過信することのないようにしましょう。

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