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UXデザイン概論 in 名古屋

おつかれさまです。UXteamのmomoです。

業務の都合上(言い訳)、かなり遅くなってしまいましたが6/15に名古屋で開催されたUXデザイン概論セミナー(HCD-Net東海主催)に参加してきました。フレッシュ感ないブログでごめんなさい(._.)

講師は、千葉工業大学の安藤昌也先生。UXという言葉の定義からプロセス、手法など分かりやすく説明してくださいました。

書きたいことはたくさんあるのですが、終わらなさそうなのでひとまず、特に心に残ったことをメモしていきます。

ユーザはシーンの中にいる

Japan taxiの例で、Japan taxiのサイトでは浜や岬の写真が使われているのはなぜか?という話がありました。
これは、呼べそうにないこんな場所でもタクシー呼べます、という意味があったのですが、私は正直分からなくて、イメージがいいから?ぐらいしかその時思いつきませんでした。ユーザはシーン(状況)の中にいる。そのシーンの中にユーザの嬉しい価値が潜んでいる。
だからシーンを考えてサービスをデザインする、そしてそのシーンの中での嬉しいを正しく伝えることが重要なんだなと思いました。

UXの期間モデル

ユーザの体験を期間で分類して整理したもので、これについてはお化け屋敷の例が分かりやすかったです。(累積的UXは聞き逃したので、こんな感じかなと思って当てはめてみました)

■お化け屋敷の前に並んで待っているとき:予期的UX
■お化け屋敷の中に入るとドキドキしたり驚いたりする:瞬間的UX
■あそこで急に出てきたのは怖かった。また行こう!:エピソード的UX
■やっぱり夏はお化け屋敷だよなー/お化け屋敷といえば、〇〇(会社名)のお化け屋敷だよね、やっぱり:累積的UX

ユーザの累積的UXを考えることはブランディングなんだと思います。直接そのサービス、プロダクトに触れていなくても、世間の評価や文化により形成されたイメージも累積的UX。

また、それぞれの職種で見てるところが違うため、社内で話をするときに混乱するという話はなるほど、と思いました。例えば、マーケティングはどのようにユーザに関心を持ってもらうかのような予期的UX(だけじゃない気がするけど)を見ているけど、UIデザイナー、エンジニアは瞬間的UXの部分を見ているという感じでしょうか。確かに、瞬間的UXの部分…ユーザに画面をどう見せるか、どんな部品にするか、そんなところをよく見ていた記憶があります。「自分の仕事はエンジニアとして物を作ること、そこは責任を持たないといけない」、というのと、「予期的UXの部分を考えることはお前の仕事ではない」、そういわれるのではないか、そういう気持ちもあり視野が狭くなっていたんです。

自分の専門分野はもちろん持っていていいと思いますが、見てるところが違うといいものはできない。UXデザインを勉強することで、ユーザの理解だけでなくこのあたりの相互理解も進むのかなと思ったりします。

SEPIA法

製品を使いこなせる自信(自己効力感)と、製品にどれだけ興味・関心を持っているか(製品関与度)の2つの軸でユーザを分けて考える方法です。
ここで、DからBにユーザを移動させるにはどうしたらよいのか?BからAにユーザを移動させるにはどうしたらいいか?のようなことが分かれば
UX改善のヒントになる、という話でした。復習も兼ねてパソコンを例に、図をつくってみました。

まずは、身近な人に身近な製品・サービスについてどう使いこなせるようになったの?と聞くのは面白そうですね。アプリ全般あまり得意でない父が最近LINE使いこなせるようになったばかりなので、今度聞いてみます。


全体を通して、内容の濃かった1日なので消化できていない部分…例えば人間中心設計の定義はまだ腹落ちしていませんが、そこは今後勉強していく中でクリアになっていけばいいなと思います。といいつつ、大事なことはユーザの嬉しいを考えることなので、言葉の定義にあまり引きずられないようにはしたいと思います。(先輩たちにもよく言われてる)

ちなみに、人生初名古屋でした。
加藤珈琲店のモーニングトースト、あんこたっぷりですごくおいしかったです!おすすめです。


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