コロナワクチン接種後心筋炎の救済認定及びα評価の現状とChatGPTによる集計
疾病・障害認定審査会 において現在では精力的に審査が行われており、 コロナワクチン副反応の救済認定数は大幅に増加してきています。 手作業による集計は困難となってきましたので、VBAを用いた自動集計システムを開発しました。
集計の結果、2023年5月26日までの公表において、心筋炎・心膜炎の救済認定の合計は、 222件となりました。 一方 副反応検討部会 での報告数は、2023年4月28日までの公表(データとしては3月12日報告分まで)において、 私の自動集計では重複報告例を除去すると、1006件でα評価(因果関係が否定できない)はゼロ件でした。
まだ救済認定は十分とは言えず、未申請の人が申請すれば、更に救済認定数は増えると考えられます。 問題は心筋炎のα評価が未だにゼロ件ということです。 心筋炎は論文でワクチンとの関連性が報告されています。 それにも拘わらず、未だに1件もα評価されていないことは、理解に苦しむ話です。 ギランバレー症候群では既にα評価例が21件認定されていることを考えますと、 極めて不自然と言わざるを得ません。
副反応検討部会で報告されているデータを集計してグラフを作成してみました。重複報告例は削除してあります。
接種後7日以内の報告の割合は78%でした。
10代~20代に多く発症しています。
3回目接種以降は、1~2回目接種の時より報告数がかなり減少しています。 報告率が低下したことが原因の可能性もありますが、 減少した原因は解明されていません。
最後に、ChatGPTで救済認定数を調べることは可能かどうか試してみました。
質問は、 「疾病・障害認定審査会において2023年5月までに、新型コロナワクチンの副反応の心筋炎で、予防接種健康被害救済制度において救済認定されている件数を調べてください。」 としました。
ChatGPTでは最新のデータは学習していないとされていましので、 今回の質問には答えられないはずです。 そのため、何か無理矢理もっともらしい返答をするのではないかと想像していましたが、 まともな返答でした。 返答できないものは、きちんと返答できないと答えるように改良されているようです。
次に、最新のデータも学習しているとされるBingのchatも試してみました。 質問文は同じものです。
残念な返答でした。 心筋炎の救済認定数自体は公表されていませんが、 救済認定例のデータはPDFファイルとして公開されています。 データファイルを読み込んで集計する機能はまだないようです。
なお、ChatGPTでもBingでも、毎回同じ返答をするわけではないようです。 少し時間をおいて同じ質問をすると、かなり返答が変化する場合があるようです。
たとえばBingによる別の返答です。