差額ベッド代

コロナ禍より以前
都内滞在中は
面談、研修、会食でアポ満載
寝泊まりは
ほんとに
名の通り
寝て泊まる、という状態ですもので
だったら、と
ちょうどその頃
(昔でいうところのカプセル?)
女性も安心して泊まれる半個室タイプホテルが続々
ひと頃、よく利用させて頂きました

先日の研修会議
スピーカーのクライアントの
がん治療での事例共有がありました
当初
複数人の病室に入ったところ
厳しい治療の副作用
同室の方々の
嘔吐の音と匂い
治療の辛さに啜り泣く声
など
耐えかねる状態で
急遽
個室に移動されたという実話


その時
あの
コロナ禍前の
半個室を思い出しました

寝るだけだから
泊まるだけだから

簡単に言いますが
自分の暮らし方と
他人の暮らし方は違うわけで

ある日
眠りにつくと
滅多に起きないはずの私が
物音に目を覚しますと

アジア系ツーリストの方が
共有スペースの通路いっぱい!?に
スーツケースを広げ
ガサガサ
ゴソゴソ
ガサガサ
ゴソゴソ
カシャカシャと
音を立てていらっしゃる

一瞬ならば
きっと放念できたと記憶しますが
永遠に続きそうで
仕方なく
フロントまでお伝えに行ったことを思い出しました

健常な状態ですら
音や匂いのストレスには耐えかねる
と思うと
差額ベット、個室に入るつもりはなかったけれど
大部屋では耐えかねて移動された、という事例には
深く共感出来ました


日本の医療費は
3割負担
それは診療報酬に対して
その他
個室を選択した場合の費用や
本人、ご家族の交通費等は
自己責任です

先ずは
健康に暮らすこと
そして
何かあった時は
経済を理由に諦めることが無き様準備
どんなことが起こりうるのかを知る
それが
リスクマネジメントのスタートです




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