🇬🇧大学院留学記 ~ははおやの話~

こんにちは！おぽっさむです！
今この自己紹介文を書いたら、Grammarlyに添削されました。
「！おぽっさむ」
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に空白が必要みたいです、正しい日本語では。

さておき！
今日はふと自分の母のことを思い返してみたいと思います
別に最近訃報があった訳でも、彼女の誕生日でも、両親の結婚記念日でも
母の日それ自体でもなんでもないんですが、
この間憧れのHarrodsに遂に行くことができ、
なんやかんやあって母を思う機会があったので、記念に残しておこうかなと考えた次第です。

何度も夢に見た外観。Harrodsの文字。

【母とイギリス】

まずはなぜHarrodsに行って母を思ったか、というところからお話ししますね。

我が家には私が物心つく前から、大きい透明のビニル袋に入れられて大事に飾られてきたクマちゃんのぬいぐるみがあります。
足の裏に西暦がステッチされていて、深緑色のセーターを着ています。

それが誰かのウェイトベアだと知ったのは、小学生かそれ以上の時。

さらにそのウェイトベアがハロッズベアだったことを知ったのは大学2、３年生ぐらいの時で、とても最近の話です。

さらにリビングに飾られていたその子だけではなく、私と弟のウェイトベア（もしかしたらその子は弟のかもしれませんが）もハロッズベアだと聞きました。
なので、生まれた時から、私とHarrodsには母が作ったご縁がある訳です。
この話を最近友達にした際、母のことがふとよぎったという経緯です。

Harrods以外にも、母は🇬🇧の製品や文化が好きで、
私の生家にはその香りを感じられる生活用品が溢れていました。
洗面所とお風呂場にはピーターラビット（歯ブラシ立てや洗面器など）がいたし、食器や寝具、お洋服にも🇬🇧のブランドを使っていました。
（今は古くなって捨ててしまったもののほうが多いので、曖昧な記憶です）

また、2年前くらいに父方の祖母宅を訪ねたところ、
戸棚から、和食器群には似合わない、ウェッジウッドのティーカップが出てきました（しかもラルフローレンコラボのやつ）。
話を聞いてみると、どうやら私の両親の結婚式の引き出物で貰ったものだと。
私が生まれる前から、母の🇬🇧好きは健在していたことが判明した瞬間でした。

けれど少し大人になった今思い返してみると、
この母のセンスには脱帽なのです。
時代を超えて愛される、大切にしたいという価値観の変わらない品々を
若い時からチョイスできる審美眼。

私が小さい頃はこれらが古臭く感じてあまり自分の家の家具たちは好きではなかったのですが、たまたま趣向が母と似通ってきた今はその良さがわかります。
この伝統と品を保ったブランドの価値を早くから見出すというのは、
中々美的感覚が優れていないとできるものではないと思います。

【母のセンス】

ではこの母の🇬🇧好きはどこからきているのか？
個人的には「オリーブ少女」だったことが関係しているのでは？と推察しています。

「オリーブ少女」
懐かしい響きだと感じる方もいるかもしれません。
（あ、私は全く、微塵もピンと来ていないのですが…）

端的に言うと、フランスの女子高生が好きそうな洗練された海外トレンドを追っかけるがテーマの雑誌らしいです。

かつて女の子たちが憧れた「オリーブ少女」 - nightingale

この雑誌の愛読者だった母。
海外のブランドなどを紹介していたとのことなので、
母のUKブランド知識はここから仕入れたのでは、と踏んでいます。

ちなみに今、私はFUDGE読者なんですが（知らんがな）、
自分の欲しいお洋服の話を母にした際、
「それお母さんが若い時に流行ったブランドだよ！オリーブで読んだの〜」
と言われ、オリーブ女子という言葉を知りました。

現在再度注目されているL .L.Beanのキャンバストートや、Fred Perryのポロシャツは母（そして父）の時代に流行ったものの再燃っぽいです。
やはりトラッドスタイルはいつの時代も愛されるのですね…
しみじみ…

と、話が少し脱線しましたが、
母の美的価値観はどうやらこの雑誌で養われたようです。

でも思い返してみると、優れた感性以外にも愛らしい紳士淑女になるためのたくさんのTipsを母は会得しています。

少し大人になって、品を覚え始めた最中、
小さい頃から繰り返し指摘されて、教えられて、こそっと見てきた母の言動が、人の内面の良さと美しさを醸し出す秘訣だということに、
遅ればせながら気づき始めています。

最近、大人らしい大人になりたい欲が増してきているのですが、
基礎的なことは実はとても小さい時から教えられてきて、
すでに知っているはずなんですな、私は。
それを思い出し、素直に聞き入れる時が来ました。
（今まで反抗してきたみたいな言い方ではありますが、一応これまでも素直に言われたことには反応してきましたよ笑💦
より気を遣うようにしたいという心意気であります）

…
母について少しお熱に語りすぎてしまったので、
不公平だからいつか父ver.もやろうかな。

総評、
・母は私の自慢かつ一番尊敬できるレディ