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プロとは正面から戦わない。新NISA攻略のカギが「忘れてしまうこと」と言い切れる理由とは?

「投資を始めるなら、
しっかり勉強して勝ちにいかねば!」

そう意気込むのは悪くありません。
しかし、現実は非情です。

どれだけ頑張っても、私たち素人が
金融のプロに勝つのは至難の業。
情報量・分析力・経験値すべてに
おいて圧倒的に負けているのです。

短期売買で利益を出そうと
試みるも、結果はほぼ運次第。

これではまるで、プロ野球選手と
キャッチボールの経験しかない素人が
対等に戦おうとするようなものです。

では、どうすれば良いのでしょうか?
答えはシンプル。
「プロに勝とうとしないこと」です。

それよりも
「貯金よりマシな低リスク商品を選び、放置する」
という戦略の方が賢明なのです。

この戦略にたどり着くまで、
私自身も何度も痛い目を見てきました。

特に記憶に残っているのが、
ビットコインを3万円のときに購入し、
4万円になった瞬間「勝った!」
と喜び勇んで全売却したこと。

その後の急騰を見て、
床を転げ回るほど後悔しました。

投資の世界では
「死んだ人か、投資を忘れていた人が一番儲かる」
という有名な話がありますが、
まさにそれを体感した瞬間でした。

さて、ここからは、なぜ「放置戦略」
が最適なのか、具体的にどの商品を
選ぶべきなのか、どのように運用するのか
について解説していきます。


「投資のプロに勝とうとするな、マーケットに長く居座れ」 〜なぜ短期売買は失敗するのか〜

「投資は勉強すれば勝てる」

確かに、知識を身につけることは大切です。
しかし、プロですら予測を外す世界で、
素人が数年の勉強で勝てるほど甘いものではありません。

マーケットは、
「個人投資家から資金を巻き上げる仕組み」 で出来ており、
だから、知識がない人ほど損をする構造なのです。

例えば、個別株投資を始めてみたとしましょう。
「この企業は成長しそうだ」と思って購入したものの、
思ったより株価は伸びず、むしろ下落する…。

すると、耐えきれず損切りした瞬間に株価が回復する。
「なぜ私が売った後に上がるのか」と
叫びたくなる展開は、個人投資家のあるあるです。

これは、プロの機関投資家が
個人投資家の行動パターンを熟知しているため。
彼らは市場の動きを読んで、
逆を突くように動いています。そう、まるで
RPGのラスボスがこちらの行動を
完全に先読みしているかのような
感じです。

だからこそ、
「売買を繰り返すほどプロのカモになる」
という事実を理解しなければなりません。

では、どうすれば良いのか?答えは単純。
「投資を忘れるくらいの長期運用をする」ことです。

「貯金よりマシ」な投資商品とは? 〜何に投資すればいいのか〜

では、具体的に
どんな商品を選べばいいのでしょうか?

答えはシンプル。
「低コストのインデックスファンド一択」です。

例えば、新NISAで投資できるおすすめの
インデックスファンドは以下のようなものです。

  • 全世界株式(オール・カントリー / オルカン)

  • 米国株式(S&P500)

  • 先進国株式インデックスファンド

なぜこれらが良いのか?

  1. プロでも予測不能なマーケットの動きに左右されにくい

  2. 長期的に見れば右肩上がり(過去のデータが証明)

  3. 低コストで運用できるので利益が出やすい

個別株で「テンバガー(10倍株)」を
狙うのも夢がありますが、
現実的には難易度が高すぎます。

「無理せず市場平均を狙う」ことこそ、
最も成功確率の高い投資戦略
なのです。

「死んだ人が最強」は本当か? 〜投資の成功は放置にあり〜

投資の世界には、
こんなエピソードがあります。

「過去のデータを調査した結果、最も高い
リターンを出していた投資家は亡くなっていた人
または 投資を完全に忘れていた人だった」

これは、短期売買をせずに放置していた結果、
市場の成長をそのまま享受できたからです。

これを聞いて「投資を勉強する意味とは…?」と
虚無感に襲われるかもしれませんが、事実として
「投資は売買回数が増えるほど損をしやすい」
という統計があります。

だからこそ、「買ったら忘れる」
が最強の投資戦略なのです。

今すぐ実践すべきこと 〜投資は入金力がすべて〜

では、今すぐ何をすればよいのでしょうか?

  1. 新NISA対応の証券口座を開設する(楽天証券・SBI証券など)

  2. オルカン or S&P500 に毎月自動積立を設定する

  3. 収入を増やす努力をする(副業・転職など)

特に重要なのは、入金力の強化 です。

投資のリターンは「運用利回り × 元本」で決まります。つまり、

  • どれだけ投資利回りが良くても、入金力が低ければ資産は増えない

  • 逆に、元本が大きければ大きいほど、利回りの恩恵も大きくなる

だからこそ「まずは投資資金を増やす努力をする」ことが
何よりも大切なのです。次回の記事では、入金力を上げる方法
について詳しく解説します。

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