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ありがとうIEブラウザ、2022年6月で終了。そしてEdgeのIEモードとして2029年までよろしく。
2022年6月16日でInternet Explorerサポート終了
Windowsと共に標準ブラウザとして歩んできたIE(Internet Explorer)ですが、ついにサポート終了日が来月に迫りました。
サポート終了日以降は、IEを起動すると、後継ブラウザのEdgeが自動的に起動するそうです。
間に合わないシステム乗り換え
IEサポート終了の話は随分前から告知されてきたため、当然IEを使用したシステムは、Edgeなどの他ブラウザで動作するよう、新サービスに乗り換えたり、作り直すのが普通です。サポート切れのシステムは、トラブル時に問い合わせができなかったり、バクをつかれたセキュリティリスクがあるからです。
ただ弊社の場合は、主に予算の関係で、現時点でもサービス乗り換えが未定のシステムが複数あります。。
インフラ系システム乗り換えは、会社が儲かるわけでもない上に、費用が高くなる可能性が高く、慣れた既存システムからの乗り換えに難色を示す社員が多いことから、ITに強い上層部がいない場合は、乗り換え提案が通りにくいのですよね(涙)
対策としてEdgeのIEモード
では泣き寝入りして、システム利用自体を止める…というわけにはいきませんので、なんらかの対策を打つ必要があります。
今回の場合は、EdgeのIEモードという、Edgeの中でさらにIEを動かすという方法を使用することで、IEシステムの利用を続けることができます。
IEモードの30日制限を回避
ただ前述の方法では、30日ごとに再設定する必要があり、面倒です。
そこで、以下のようにXMLファイルを作成したり、AD側でポリシーを設定したりすることで、永続的にIEモードを利用可能になります。
ただ弊社では、私の担当ではないので詳しくは知りませんが、環境により設定が保存されないなどのトラブルが発生し、設定に多くの時間を費やしたようです。やはりシステム改修は大変ですね。
IEモードサポート終了は2029年?
残念ながら、この方法でいつまでもシステムを利用し続けられる訳ではないようです。
現時点では不明確ながら、IEモードは2029年にサポート終了すると聞いています。
ということで、2029年までに、なんとか上層部を説得し、新システムに乗り換える必要があります。
さすがにあと7年あれば、システムが古いことと、新しいサービスのメリットを理由に、経営陣を動かすことができる…と信じたいですね。弊社もがんばります。