Microsoft Officeアプリ(Microsoft365(Office365))不具合対策 ~オンライン修復で9割解決~
結論:オンライン修復で9割解決、残り1割はセキュリティアプリのバッティング
いきなり結論から書きますね。
私の経験上、Office系アプリが急に動作がおかしくなった(ファイルが開かない、メニューが開かない、一部機能が動かない・・)場合は、サインアウト→サインイン、shift押しながら再起動、といった基本的な対策でも直らない場合、オンライン修復することで、9割直りました。
それでも直らない場合、既にセキュリティアプリがインストール済みなのに、知らない間に他のセキュリティアプリがインストールされたケースが想定されます。その場合は、怪しいアプリを見つけてアンインストールしてください。
Office系アプリのオンライン修復手順(Windows10)
手順は以下の通り。
Windowsアイコン→設定 を選択
アプリ を選択
アプリと機能 から、Office系アプリ→変更 をクリック
オンライン修復 をクリック
環境により数十分かかります。
これは実質、Officeアプリを再インストールしています。
これで情シスに「直りました!ありがとうございました!」と連絡が届くケースが9割です。
なお原因をユーザにヒアリングしても、さっぱりわかりません。長期間PCやアプリを使用していると、どうしても障害が発生しやすくなりますね。
やっかいなセキュリティアプリのバッティング(HPの「HP Wolf Security」)
これでも直らない場合は、紆余曲折の末「知らない間に他のセキュリティアプリがインストールされており、アンインストールすると直った」というケースでした。OS(Windows)やPC(ハードウェア)の不具合というケースはありませんでした。
名指しして申し訳ないですが・・、HP社の「HP Wolf Security」が原因、というケースばかりでした(弊社の大半のPCはHP社製であるため)。
見抜くきっかけは「Officeアプリが開かない」以外にも「Windowsアイコンが左クリックできない」「無線LANの一覧が出てこない」という症状の同時発症です。
なぜインストールしてしまったかは、ユーザ本人も自覚がない場合が多く、ヒアリングしても「何か表示されたのでクリックした」「WindowsUpdateをかけた」「何もしていない」など様々で、結局わからずじまいでした。
このアプリ自体は悪くないはずで、弊社で標準インストールされているウィルス対策アプリとの相性が悪いのかと思われます。
親切心でインストールしてくれてる・・と信じたいですが、情シスとしては、あやうく最終手段のPC初期化&OS再インストールまで指示しかかっただけに・・、もうこのアプリを法人PCで配信するのは勘弁してほしいと思いました。