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#週刊少年マガジン原作大賞 最終結果を発表します!

2023年8月1日〜9月30日の約2ヶ月にわたって開催した「 #週刊少年マガジン原作大賞 」では、合計2,697件ものご応募をいただきました。

中間選考を通過した46作品から、大賞・優秀賞・奨励賞を決定いたしました。受賞者のみなさんを、ここに発表します!


賞について

  • 大賞 : 賞金50万円を贈呈し、週刊少年マガジン編集部の担当がつき、『週刊少年マガジン』『別冊少年マガジン』『マガジンポケット』いずれかにて連載を検討します。

  • 優秀賞 : 賞金10万円を贈呈し、週刊少年マガジン編集部の担当がつき、『マガジンポケット』にて連載を検討します。

  • 奨励賞 : 賞金1万円を贈呈します。

※ 作品へのリンクが飛べるようになっています。受賞作品をぜひ読んでみてください。
※ 奨励賞は投稿日順に掲載しています。
※ 「作品名 / クリエイター名(敬称略)」の順に記載しています。


1. 大賞

「魔女のカバン持ち」/ 和櫛ちか

年上魔女との共同生活という王道な設定の中で、それぞれのシーンでしっかりキャラクターの感情を描けている点を高評価しました。
第3話で主人公が魔女の髪を切るシーンなどは「日常の中の特別な幸せ」をとても綺麗に描写できていたと思います。また、「かばん」という身近なアイテムに大きな謎を埋め込んでいるアイデアも、縦軸要素として素晴らしかったです。読者の感情のコントロールを意識できているため、作品が非常に読みやすく、今後にも伸びしろを感じる作者さんだと感じました。
ビジュアル的に映えるシーンがやや不足していたように思うので、より一層「漫画としての面白さ」を追求していただけると嬉しく思います。

週刊少年マガジン編集部からのコメント


2. 優秀賞

連載部門

「転生聖女は現世で何を診るか」あらすじ / 水水水水水@漫画原作者兼医師

「治療魔法を使える聖女が現代の医者に転生する」というアイデアが抜群でした。主人公が元いたファンタジー世界の「戦場」と「救急医療の現場」が自ずと対比され、医療シーンの緊張感の演出が素晴らしかったです。
機器や薬剤を用いた現代医療に主人公が悪戦苦闘する様はリアリティー満点でしたが、第3話までは主人公が状況に振り回されている展開が続いてしまっているため、主人公が活躍して周囲を驚かせたり、主人公の特別な才能が医療界を変えたりといった、「大きな物語」を目指してもよかったかもしれません。
読者が気持ちいいと感じる瞬間をなるべく沢山作ることを念頭に、作者さんの知識が最大限効果的に活用できる形を模索していただきたいです。

週刊少年マガジン編集部からのコメント


企画書部門

『余命ガチャ』この中で最初に死ぬのは誰?最後まで生き残るのは誰? / TOM&BUOY

人間心理を的確に突いた、実に見事な企画でした。「単位がわからない」というアイデアがとにかく秀逸で、それぞれのキャラクターに課せられた数字に、想像力が掻き立てられます。
恐怖心から人の本性が引き出され、友人関係に亀裂が入っていくという瞬間的なハラハラ感もありつつ、6人の運命とリンクするつぶやきの存在が、物語全体の大きな謎として非常に効果的です。
今後、主人公が謎を解くために奮闘するミステリー要素を強めていくと、より読者を惹きつけるパワーが上がっていくと思います。

週刊少年マガジン編集部からのコメント


3. 奨励賞

連載部門

「カナンティグル」あらすじ | 青によし


「疾れイグニース!」あらすじ | 阿弥陀乃トンマージ


『からほら奇譚』あらすじ | エダ


『RAIKA』あらすじ | エダ


「世界を救えない俺達の幸福論」あらすじ | 鴨山兄助


「Body-code.138」あらすじ | GK


「月面ホームレス」あらすじ | 新馬場新


「タイムマシンのレシピ」あらすじ | 新馬場新


「カコミライ×エフェクト!」あらすじ | 渋谷瑞也


「【悲報】リストラされた当日、ダンジョンで有名配信者を助けたら超絶バズってしまった」あらすじ | 三月菫


「The Perfect Humanity」あらすじ | 高橋ワタル


「人形兵器とあたし」あらすじ | 一二三


「ジンマ、来ませり ~九頭竜の花嫁達~」あらすじ | 万業破印


「スチームパンクとツインテール」あらすじ | 昔の水蒸気


「亡失のイグニスタ」あらすじ | 代々木 巡


企画書部門

『アオドル!』企画書 | 鏡遊


「MONEYMAKER」企画書 | BOJ DOG


審査員からの総評

週刊少年マガジン編集部

この度は沢山のご応募、誠にありがとうございます。楽しみながら、本気で審査させていただきました。
個性溢れる良作ばかりで非常に難しい選考でしたが、「少年漫画としての面白さがあるか」を重視して拝読しました。「初めて漫画を読む人にも刺さり得る感情」を面白く描くことは簡単ではありませんが、それこそが少年漫画が老若男女を問わず世界中で愛されている理由だと、我々は考えております。
そういったエンタメ性を踏まえ、独自の発想=新規性が上乗せされている作品たちを今回は選ばせていただきました。大賞作「魔女のカバン持ち」は、年上ツンデレ美人との共同生活という普遍的な憧れを描きつつ、謎多き「カバン」を持つヒロインの正体そのものが物語を進めるエンジンになっている点に、作者さんの技術とアイデアが詰まっていると感じております。
ご応募いただいた全ての皆様に重ねて御礼申し上げます。


note運営事務局

2,697件ものすてきな作品をお寄せいただき、まことにありがとうございました。ファンタジーから恋愛、ミステリーに至るまで、さまざまなジャンルの作品が集まりました。 #創作大賞2023#ジャンププラス原作大賞#創作ブートキャンプ イベントなどを通じて、noteがクリエイターの才能が集う場所となっていることを大変うれしく思います。
note運営事務局では、以下の3つの点を重視して選考させていただきました。
1. 物語のテーマが新しく、読者の関心を引きつけるテーマになっているか。
2. 次の話が気になる展開になっているか。
3. 主人公のキャラクターや行動が魅力的であるか。
大賞および優秀賞作品は、これらの要素のいずれかが突出していると感じます。もし、まだ読んでいない方はぜひご覧いただければと思います。
noteは、クリエイターのみなさんの活躍を後押しするために、今後もイベントやコンテストを企画していきます。最後になりますが、参加いただいたクリエイターの方々にあらためて感謝を申し上げます。


クリエイターの活躍を後押しするための取り組み

noteは、「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする」をミッションに掲げています。インターネットでの創作すべてを対象にした「創作大賞」をはじめ、これからも、あたらしいクリエイターの才能を発掘し、活躍を後押しする取り組みを積極的に行っていきます。

#創作大賞2023 (2023年第2回開催)


#ジャンププラス原作大賞 (2023年開催)


#創作大賞2022 (2022年第1回開催)


● noteで活躍するクリエイターへのインタビュー記事