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受賞者が一堂に会した「創作大賞2024」授賞式のようすをお届けします!

日本最大級の投稿コンテスト「創作大賞」。2024年度に応募された52,750作品から選ばれた受賞作を10月25日に発表し、当日の夜に授賞式をおこないました。

受賞クリエイター、審査をおこなったメディアのみなさんが一堂に会した授賞式のようすをお届けします。

授賞式は東京・四ツ谷にあるnote placeで開催。

授賞式会場のエントランスの写真
エントランスには、受賞作一覧を掲載したパネルを
ラウンジに置かれた本の写真
待合スペースには、これまでの受賞作の書籍やドラマ台本、ミニチュアなどを展示!昨年の受賞者のみなさんも式に参加いただきました

受賞クリエイターのみなさんの写真とともに、授賞式を振り返ります。授賞式では、noteのCEO加藤からトロフィーやメダルを贈呈しました。(写真はお顔の公開許諾をいただいた方のみ掲載しています)

受賞作品

双葉社賞
古生物学者の夫|長瀬ほのか[エッセイ部門]

note代表の加藤(左)と長瀬さん(右)
note代表の加藤(左)と長瀬ほのかさん(右)

この度は「双葉社賞」に選んでいただき、誠にありがとうございます。双葉社の皆様、noteの皆様、そして読んでくださった皆様に、心より御礼申し上げます。
ずっと根拠のない自信だけを頼りに生きてきましたが、今回受賞したことで、はじめて根拠を示せた気がします。手探りだったところに、道筋が見えました。これからもっと面白いものが書けるよう頑張ります。

事前にいただいた受賞コメントより(以下、同)

角川ホラー文庫賞
完璧な家族 首縊りの家|藍上央理[ホラー小説部門]

いまだに受賞したことに驚きを隠せません。数多くの作品の中で、この作品を選んでいただけたことが素直に嬉しいです。この作品のテーマは「家族愛」、でもメリーバッドエンドの物語です。どこか不穏な雰囲気を感じさせつつ、読み進める毎に厭な気持ちになってもらいたくて書きました。これからも、面白く、怖いと思ってもらえるような作品を、たくさんの人に届けられるよう、精進しつつ書き続けたいと思います。

新潮文庫nex賞
血道|森きいこ[ホラー小説部門]

note代表の加藤(左)と森きいこさん(右)
note代表の加藤(左)と森きいこさん(右)

この度は、新潮文庫nex賞に選んでいただき、ありがとうございます。人生ではじめて自分の傷を直視して書いた作品が『血道』でした。傷を覗き込みながら書いてはぐずつき、なんとか作り上げた作品が、こうして刊行されるチャンスをいただけたことに嬉しさと同時に驚きでいっぱいです。周囲のみなさまの支えもあり、新しいステージに立つことが出来ました。無事に刊行出来るように、かじりついていこうと思います。

朝日新聞出版賞
大阪城は五センチ|ヱリ[恋愛小説部門]

ヱリさんの写真
ヱリさん

ずっと、自分のためだけに小説を書いていました。noteを始めたことで、作品が読まれる環境と「表現者」として生きている仲間を得て、物創りをする理由を教えていただいた気持ちでいます。この先も、作家というよりはクリエイターでい続けたい。さまざまな形で背中を押してくださった全ての方々に心から感謝いたします。

テレビ東京賞
私刑ポスト−その罪、私刑にします−|四の宮ななな[漫画原作部門]

このたびは「テレビ東京賞」という素敵な賞をいただきありがとうございます。
私刑ポストはSNSにスポットをあて、現代を渦巻く悩みを表現してみようという思いから生まれた作品です。
漫画原作部門での応募だったため、コメントを吹き出し風にしてみたりとリアルさを追求してみました。
今回の受賞は私にとって特別で、一生忘れられない思い出です。
このような素敵な機会をいただいた皆様に心より感謝申し上げます。

週刊少年マガジン賞
絶対信じない|かっぴー[創作漫画部門]

note代表の加藤(左)とかっぴーさん(右)
note代表の加藤(左)とかっぴーさん(右)

私のキャリアは「左ききのエレン」がこの創作大賞と同じnoteのコンテストで大賞を獲った事で始まりました。インディーズで描き続けながら商業誌でも挑戦を続ける中で、2人の自分が口論を始めました。「今のままでいいよ」「そんなの絶対信じない」

週刊少年マガジン賞
こっくりさんが廃れすぎて暇を持て余す狐たちのおはなし|joyatoh[創作漫画部門]

最近になってようやくホラーを楽しめるほどの強固な心臓を手に入れたため、ホラーを描こう!と意気込んだのも束の間、気がついたらとても平和なまんがになっていました。短いページの中9人も登場人物がいるのですが、それぞれの3人組がどのようなグループなのか、ということを考えながら会話を描いていくことが楽しかったです。

少年ジャンプ+賞
不老不死の宇宙人と仕事をする人間のおはなし|joyatoh[創作漫画部門]

ちょっとした体調不良のためイギリスの病院にかかった際「処置を受けたかったら3ヶ月待ち」と告げられ、突然全てを投げ出して日本に帰りたくなったときに描きました。漫画自体は、未知の場所に対する愉快な魅力を表現することで、逆に「この場所に行ってみたい」と思っていただけるよう、とにかくかわいい画面作りを心がけました。

文藝春秋コミック編集部賞
伸びたツノを切り落とさないと死んでしまう一族のおはなし|joyatoh[創作漫画部門]

人生において本当に必要なものは何か、と考えるとき、きまってラオスの山あいの小さな町に滞在したときのことを思い出します。とびきり澄んだ空気以外何もないような場所でしたが、そこが人生の全てである住人達とわたしたちのような旅人を隔てる決定的な違いはどこにあるのだろう、と考えを巡らせながら描きました。

マンガMee賞
芸人と付き合ってみたら、人生予測不能だった。『解散の作法』|やまち[創作漫画部門]

この度は素晴らしい賞を頂きありがとうございます。たくさんの人に読んでいただけて嬉しいです。「続ける」というのは本当に苦労と心配が絶えないことです。メディアやSNS上で猛スピードで移り変わる流行りの中にも人間の生活はあって、発信されていない部分はとても地道で退屈なものですが、情熱に満ちています。芸人さんや表舞台の仕事に限らず「続ける辛さと尊さ」が皆平等にあることを、もう少し描けたらなと思っています。

ディスカヴァー・トゥエンティワン賞
事業に失敗しつづけた末に編み出した「IR1000本ノック」が、かなり効果的だった話|黒崎 俊[ビジネス部門]

note代表の加藤(左)と黒崎 俊さん(右)
note代表の加藤(左)と黒崎 俊さん(右)

事業づくりの話にこれほど多くの反響をいただき、さらにはこのような賞をいただけるとは想像しておりませんでした。
noteにはかなり赤裸々に綴っていますが、「IR1000本ノック」は試行錯誤と数多くの失敗を経て生まれたものです。
不確実性の高まるビジネス環境において、これから事業を立ち上げる多くの事業家や経営者の皆さまにとって、少しでも役立つものとなれば嬉しいです。

東洋経済新報社賞
2時間かけてスケジュールを立てれば、勉強も仕事もうまくいく|三宅孝之[ビジネス部門]

note代表の加藤(左)と三宅孝之さん(右)
note代表の加藤(左)と三宅孝之さん(右)

勉強でも仕事でも、やる気を出し、やることを決め、やり始め、やり続けるかどうか迷いつつ、やり終えるタイミングを決める・・・とやっていると、肝心の中身に集中できない。同じ数日の時間の使い方でも、ぜんぜん時間がない!って言っているのにブラブラしている人もいれば、めいっぱい遊んでいるのにしっかり対策してくる人もいる。これらの謎と対策を言語化してみました。人生を少し豊かにするお役に立てば嬉しいです。

プレジデントオンライン賞
起業で3度の倒産危機、夫婦で月給9万円。絶望の中で生み出した「在庫分析SaaS」と支え続けた家族の物語|FULL KAITEN[ビジネス部門]

FULL KAITEN 瀬川さん(右)
FULL KAITEN 瀬川さん(右)

起業で経験した三回の倒産危機とそれを乗り越えた経験から掴んだ人生の真理があります。
それは成長は螺旋階段だというものです。
赤ちゃんは生まれてすぐに歩くわけではありません。同様に人も事業も急な成長はしません。
今どんな苦しい状況にあっても、自分が小さな進化を起こしていればそれはきっと明るい未来への道です。
これを多くの人に共有したいと思ったのが応募の理由です。受賞、本当にありがとうございました。

note賞
ガラスペン230本ぶんの「正」の字を集めたはなし。|みねのもみぢば[オールカテゴリ部門]

自己満足の壁打ちレビューとして始めたガラスペン継戦能力比較。
1点物の争奪戦に一喜一憂し。
作家さんから女性であることに驚かれ。
搬入作業真っ最中のイベント会場で右往左往し。
情報遮断で物欲を鎮めようと無駄な足掻きを試み。
他にも色々、はや四年。
note賞受賞という最高の形で日の目を見せて頂き感謝致します。
今後はガラスペン研究家として蒐集4冊目到達を目指しつつ、別視点での検証や取材にもチャレンジしたいです。

入選

極貧神社暮らしから始まった私の人生の話|イツキフミ [エッセイ部門]

note代表の加藤(左)とイツキフミさん(右)
note代表の加藤(左)とイツキフミさん(右)


祖母の歌集|月岡ツキ [エッセイ部門]

note代表の加藤(左)と月岡ツキさん(右)
note代表の加藤(左)と月岡ツキさん(右)


見えても見えなくても|西田梓 [エッセイ部門]

note代表の加藤(左)と西田梓さん(右)
note代表の加藤(左)と西田梓さん(右)


生活をサボるな。とインド人に叱られて二年経ってから分かったこと|はしかよこ [エッセイ部門]

note代表の加藤(左)とはしかよこさん(右)
note代表の加藤(左)とはしかよこさん(右)


きのことたけのこの国民的な論争に巻き込まれた元イタリア人|マッシ [エッセイ部門]

note代表の加藤(左)とマッシさん(右)
note代表の加藤(左)とマッシさん(右)


母と推し活|YASU [エッセイ部門]

note代表の加藤(左)とYASUさん(右)
note代表の加藤(左)とYASUさん(右)


ペトリコール|最東対地 [ホラー小説部門]

note代表の加藤(左)と最東対地さん(右)
note代表の加藤(左)と最東対地さん(右)


死、のち殺人|風沢氷花 [ミステリー小説部門]

note代表の加藤(左)と風沢氷花さん(右)
note代表の加藤(左)と風沢氷花さん(右)


人は四季報写経を1000社続けるとどうなるのか?|四季報写経ウーマン [ビジネス部門]

note代表の加藤(左)と四季報写経ウーマンさん(右)
note代表の加藤(左)と四季報写経ウーマンさん(右)


コンサルと外資で学んだ、「アクション動詞」でタスクを書くと生産性が高まるという話| 萩原雅裕 [ビジネス部門]

note代表の加藤(左)と萩原雅裕さん(右)
note代表の加藤(左)と萩原雅裕さん(右)


自分の強みをどう伸ばすか:凡人のための戦略的自己成長論|真鍋希代嗣 [ビジネス部門]

note代表の加藤(左)と真鍋希代嗣さん(右)
note代表の加藤(左)と真鍋希代嗣さん(右)


「頭の回転が速い」を科学する|宮脇啓輔 [ビジネス部門]

note代表の加藤(左)と宮脇啓輔さん(右)
note代表の加藤(左)と宮脇啓輔さん(右)


なぜ、最悪の業績なのに年商の20%にもあたる1億円の売上を手放してまで楽天市場から退店するのか| 鷲尾岳 [ビジネス部門]

note代表の加藤(左)と鷲尾岳さん(右)
note代表の加藤(左)と鷲尾岳さん(右)


キャベツは主役!キャベツの為の料理 10皿|tiico [レシピ部門]

note代表の加藤(左)とtiicoさん(右)
note代表の加藤(左)とtiicoさん(右)


ハーブが香る|手作りソーセージのエッグマフィン|美窪たえ [レシピ部門]

note代表の加藤(左)と美窪たえさん(右)
note代表の加藤(左)と美窪たえさん(右)

以下、お顔写真NGの方々やご欠席の方々にもメダルをお渡ししました。

お見合いが嫌なのでギャルのふりをしたら、相手が初恋の人でチョベリバでチョベリグでテンサゲでテンアゲ↑↑|朱里雀 [漫画原作部門]
フラワーシンドローム|川奈あさ [漫画原作部門]
祓魔師とシガナイくん|広路なゆる [漫画原作部門]
天界食堂の調査官|千夜ねこ [漫画原作部門]
逆襲のNPC|星川銀河 [漫画原作部門]
未完のものたち|あきばさやか [創作漫画部門]
枯れない愛は宙を舞う|ますだみく [創作漫画部門]
子どもが不登校になったのでいろんな人に頼ってみた。|川口真目 [コミックエッセイ部門]
インド民の代表的言い訳とその対応|インド麦茶 [ビジネス部門]

読者賞

いるはずのない親戚がXで見つかった話|岡田 悠 [エッセイ部門]

note代表の加藤(左)と岡田 悠さん(右)
note代表の加藤(左)と岡田 悠さん(右)


親子別姓だった夫の話|バニラファッジ [コミックエッセイ部門]

note代表の加藤(左)とバニラファッジさん(右)
note代表の加藤(左)とバニラファッジさん(右)


妻が怒りの赤鬼化|フジワランド [オールカテゴリ部門]

note代表の加藤(左)とお笑い芸人・ライセンスの藤原さんの妻・山口美沙さん(右)
note代表の加藤(左)とお笑い芸人・ライセンスの藤原さんの妻・美沙さん(右)

ベストレビュアー賞

創作大賞の応募作品への感想や応援コメントを投稿し盛り上げてくださったベストレビュアー賞の方々にもご参加いただきました。ありがとうございました!

青豆ノノ
アルロン
神崎 さやか
コッシー
コニシ木の子
野やぎ
はそやm
豆島  圭
ミーミー
吉穂みらい

ベストレビュアー賞のみなさん(お顔の公開許諾をいただいた方のみ)
ベストレビュアー賞のみなさん(お顔の公開許諾をいただいた方のみ)
コメントする野やぎさんの写真
代表でコメントいただいた、野やぎさん

創作大賞2024運営委員長・志村よりコメント

noteの志村さんの写真

サービス開始当初から2022年まで、noteのロゴの下には「つくる、つなげる、とどける」というタグラインがありました。ロゴが変わったいまでも、noteというサービスが、創作活動を後押しし、クリエイターや読者、メディアがつながり合い、作品が多くの人にとどく、そんな場所でありたいという思いは変わっていません。

そして、創作大賞がまさにそれを体現するコンテストでありたいと運営チーム一同、強く願っています。

創作大賞は2022年にスタートしました。とあるクリエイターが「noteで小説を書いても、なかなか届かないし、出版は難しい」と呟いているのを見て、とても不甲斐なく感じ、昨年は小説の部門を拡充して開催しました。そうしたら、小説家デビューを果たして人生が変わった方がいたり、ドラマになった作品も誕生しました。創作大賞からの「とどける」を一歩前に進めることができたかな、創作大賞がみなさまの夢を後押しすることができたかな、と感じています。

今年は、昨年よりさらに多くのメディアに参加いただき、ビジネスや漫画などの部門も増え、より多くのクリエイターとメディアがつながりました。ベストレビュアー賞の方々をはじめ、たくさんの読者とクリエイターもつながったのではないでしょうか。

あとは、ここから、メディアの皆さまと、なによりもクリエイターの皆さまの力で、さらに多くの人に作品がとどいていくことを、願っています。そして、これからもみなさん、創作活動をつづけてくだされば幸いです。ここにいる、noteのスタッフ一同、心より応援しています。

懇親会

授賞式のあとは懇親会をおこない、受賞者、出版社の方々、運営スタッフで乾杯をしながらたくさんお話をさせていただきました。

懇親会のフードの写真

作品を投稿してくださったクリエイターのみなさま、作品の感想をお寄せくださったみなさま、参加メディアのみなさまに、心より感謝申し上げます。

これから、受賞作品の書籍化や映像化にむけてクリエイター・メディアのみなさまとお話を進めていきます。webメディアや書店、テレビなどで作品を目にする日を、おたのしみに!

noteは今後も、あらゆるジャンルの創作がうまれ、多くの人に届く道すじをつくっていきます。

受賞者のみなさんの集合写真(お顔の公開許諾をいただいた方のみ)

写真撮影:仁科勝介さん

受賞者のみなさんの授賞式レポートをマガジンにまとめました!