『どくだみちゃん と ふしばな』が、幻冬舎より書籍化されました!
noteで人気の吉本ばななさんのマガジン「どくだみちゃん と ふしばな」が、幻冬舎より『すべての始まり どくだみちゃんとふしばな1』『忘れたふり どくだみちゃんとふしばな2』として書籍化されました。
2016年7月より連載開始された、「どくだみちゃん と ふしばな」。直後より大きな話題となり、多くの方に読んでいただいてきました。今回発売された『すべての始まり-どくだみちゃんとふしばな1』『忘れたふり どくだみちゃんとふしばな2』は、それに加筆・修正を行ったものです。
『すべての始まり どくだみちゃんとふしばな1』(吉本ばなな・著)
『忘れたふり どくだみちゃんとふしばな2』(吉本ばなな・著)
■『すべての始まり どくだみちゃんとふしばな1』
私が人生の舵を持つ。
私から光を発信する。
Webマガジン「note」の大人気連載が本になりました!
なるべく人々の心を忙しくして時間を奪って、深く考えないようにというシステムの中で私たちは育てられている。
たったひとつ抵抗する術は、経済的にそんなに豊かでなくてもいい、ちゃんと働いて税金なども払って、頭の中の自由な世界に泳ぎだすことだ。(「未知への渇望(がない……?)」より
■『忘れたふり どくだみちゃんとふしばな2』
すごい富よりも美よりも、最高に贅沢なこと。
それは、今していることに集中できて、
その余裕が心にも体にもあるということ。
世界の不思議を見つめ続ける著者による爽快な人生哲学。
大切な人が「今この瞬間」「目の前にいる」ということだけが、もうほんとうに! ものすごいことなのです。それはもう、自分以外の人に自分が出会う唯一の窓、そして瞬間なのです。自分以外の人がこの世に存在する意義はその瞬間しかないのです。実はスマホなんて見てる場合ではないし、他の人について思いを巡らせているひまもほんとうはないのです。(「目の前にあるものだけが存在する」より)
◼︎著者プロフィール
吉本ばなな
1964年東京都生まれ。日本大学藝術学部文芸学科卒業。87年小説「キッチン」で第6回海燕新人文学賞を受賞しデビュー。89年『キッチン』『うたかた/サンクチュアリ』で第39回芸術選奨文部大臣新人賞、同年『TUGUMI』で第2回山本周五郎賞、95年『アムリタ』で第5回紫式部文学賞、2000年『不倫と南米』で第10回ドゥマゴ文学賞を受賞。著作は30か国以上で翻訳出版されている。Webコンテンツ・プラットフォームの「note」で「どくだみちゃん と ふしばな」を連載中。