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ミルボン×note「#美しい髪 投稿コンテスト」の審査結果を発表します!

今秋、開催したミルボン×note「#美しい髪 投稿コンテスト」では、851作品をご応募いただきました。たくさんの素晴らしい作品を投稿いただき、ありがとうございました。noteでの応募作品一覧は、こちらをご覧ください。

審査員による選考の結果、下記のように受賞作品が決定いたしました。

【グランプリ】

魔法の手/はるのひさん

【準グランプリ】

母と美容室/mihoさん

【審査員特別賞(ハヤカワ五味)】

【12Pまんが】#美しい髪/川瀬はるなさん

選評:幼い頃の白髪という「こんなクラスメイトいたかも」と幼い頃を思い起こさせるようなテーマ設定がまず良かったです。また、全体を柔らかく包み込む空気感と、ほんわかしたイラストも印象的でした。オチにかけての、のんちゃんが美容師になるモチベーションの描写が幾分唐突なので、その点より自然に描けたら大賞にまで推し切りたかった作品。(ハヤカワ五味)

【審査員特別賞(カツセマサヒコ)】

全部、この髪のせいだから/つきのさん

選評:狙い撃ちされた!と思いました。タイトル、冒頭、文末まで、こんなにも自分のツボをついてくる文章と出会えるなんて、驚愕するしかない。ほかの審査員の方からも「これはカツセ賞ですよね」と言われたほどです。完敗でした。“たぶん今私たちは、友だちの「へり」にいる。これを越えて向こう側に行くとおそらく友だちには戻れない” 最高でした!!(カツセマサヒコ)

【審査員特別賞(とみこ)】

さよならポニーテール、また会う日まで/下北沢エンデさん

選評:髪を切るまでの心情がリアルで、とても共感したため、「さよならポニーテール、また会う日まで」を選ばせていただきました。髪型を変える前の気持ちから、切ったあとまで、どのシーンも共感できる素敵な言葉たちと出合えます。髪を変える瞬間って何回経験してもドキドキするけれど、「自分を変えたい」「最初の一歩を踏み出したい」と思う気持ちをそっと後押ししてくれる。読んだあとにハッピーな気持ちにさせてくれる作品です。(とみこ)

【審査員特別賞(加藤貞顕)】

私の髪は、うつくしい。/くりこさん

選評:審査員賞に選ばせていただいた、くりこさんの「私の髪は、うつくしい。」は、他者の髪を結ぶという行為が、人間にとって特別なものなんだなということを教えてくれる作品でした。慣れないお父さんが髪を結ぶ話、変わり者の親戚の伯母さんが髪を結ばせてくれと頼んでくる話。どれも胸が震える話で、そういう思い出を大事にされているくりこさんのお気持ちがすてきだなと思います。(加藤貞顕)

【審査員特別賞(竹渕祥平)】

あのころわたしは美しい髪がほしかった/緑丘まこさん

選評:ミルボンには、まこさんのマンガに出てくる主人公さんと同じようなコンプレックスをもっていて、美容師さんのおかげで変われたという原体験を持っている社員がたくさんいます。そんなことを思い出させてくれるステキなストーリーでした。この作品に触れることで、「のびたから仕方なく」ではなく、「おしゃれのために美容室に行く」そんな女性が増えると、noteさんと企画した甲斐があったなと感じました。(竹渕祥平)

【入選】

産後の抜け毛に、夫がひとこと。/瀧波 和賀

失恋した日にバカな女が読むnote/ぃゎぃ

ベッドとシーツとコロコロと/ナースあさみ

神さまも知らない国で私たちは/スイスイ(cakes連載中)

散り散り/aka

黒い髪 白い髪/永富永

運命の黒い糸 掴めたらいいな/阿部広太郎

あなたの頭撫でた嘘のような朝日だった/すなば

触れてほしい。撫でてほしい。/サカエ コウ。

息子の寝癖/yukko

【特別賞】

コンテストに応募いただいた作品のうち、記事のTOP画像として、mihoさんのイラストが多く見られました。noteには「みんなのフォトギャラリー」という機能があり、記事を書く際に、ほかのクリエイターが許可している写真やイラストを使うことができます。

美しい髪について表現するうえで、多くの方の琴線にふれたようで、たくさんの方の記事でmihoさんの作品がみられました。当初、賞の予定にはありませんでしたが、その功績をたたえ、特別賞とさせていただきます。

【総評】

私は「髪の毛は女の命だ」なんていう決めつけのような言葉は苦手なのですが、とはいえ、今日は髪の調子が良いなって日はなんとなく気分が良かったりもします。そんな、私達と切っても切れない関係である髪をテーマにした作品は、どれも書き手それぞれの思いやストーリーが感じられてどれも新鮮なものばかりでした。また、髪についての話となるとコンプレックス絡みのものが多かったりするのかな?と思っていましたが、にっこりしてしまう作品が多くて読んでいて元気が出ました。(ハヤカワ五味)

800以上の投稿作品、バリエーションに富んでいて、審査期間はとても充実した時間を過ごせました。「髪」というテーマからコンプレックスや恋愛、仕事、家族、他さまざまなテーマと結びついていく、その切り口を見るだけでも勉強になります。今回初めて作品を書いたという方も多く見受けられました。せっかくだから、そのまま書き続けてほしい。書き手の一人として、強くそう思いました。最後に、このコンテストを通して、美容室という空間がまた少し好きになれた気がします。(カツセマサヒコ)

外見を整えると、不思議と気持ちも整うもの。ちょっと気分を変えたい時や、自分のことをもっと好きになりたい時に、最初に髪型を変える人も多いんじゃないかなと思います。そんな美しい髪の魅力を描いた幅広い作品にふれることができて楽しかったです!自己肯定感が高まるものから、家族愛、髪の香りにまつわる記憶まで。読んだ人を幸せな気持ちにさせる作品が多く、私も勇気づけられました。たくさんのご応募ありがとうございました!(とみこ)

たくさんの作品のご応募、ありがとうございました。今回はテーマが「美しい髪」ということで、女性からの投稿を多くいただきました。テーマとしては、家族の話が多かったのが印象的です。そのなかでも、他者にスタイリングをしてもらう話に心を奪われました。髪を軸にコミュケーションが生まれて、思い出が生まれているのがとても美しいなと思いました。(加藤貞顕)

弊社ミルボンの#美しい髪投稿コンテストにご応募して下さった皆様、誠にありがとうございました。当初、「髪」をテーマとした投稿は難易度が高いかと、不安を持っておりましたが、エッセイ、小説、マンガ、イラストなど多岐にわたる作品をいただきnoteクリエイターさんの発想力と書く力を感じました。ミルボン社員のみならず、美容師さんにも読んで欲しい作品に溢れておりました。次回の開催も検討していきたいと思います!(竹渕祥平)

■ミルボンとは
サロン専売のヘアケアやヘアカラーを創っている化粧品メーカー。ミルボンは、「美しさを拓く。Find Your Beauty」をコーポレートスローガンに掲げ、ヘアデザイナーと共に50年以上、美しい生き方を応援してきました。