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INFJとINFPの違い(理解と配慮)

みなさん、こんにちは。
INFJの研究をしているぱすかるです。

書きたいことは沢山あるのですが、資格やら仕事やらでなかなか時間が取れず、少し期間が空いてしまいました。
出来る限り週一回を目標に投稿していきたいと思います。

さて、今回はINFJとINFPの違いです。この2つはミスタイプが非常に多いと感じています。
特に主機能(NiとFi)による違いが多いので、今回は主機能を中心に考えていこうと思います。
今日のテーマは"理解"と"配慮"です。

まずはINFPの説明から始めていきます。

INFPの一般的な特徴

ユングは『心理学的類型』の中で、「静かな水は深い」という諺はこのタイプにぴったりである、と述べている。彼らには高度に分化した価値尺度があるが、それを表に出すことはない。

INFPは内向的感情(Fi)が1番働くため、基本的には自分の感情や価値観に普段から意識が向いています。

この機能は、感情や価値観に従って判断を下すためのものですが、INFPはFiが主機能であるため、他タイプより複雑な価値判断を下すことができます。

よって、このタイプは自らの価値基準を強く持ち、信頼します。
主張はあまりしませんが、確固たるその価値観によって周囲を感化していくようなタイプとなります。

INFPは感情的?

よくINFPは感情的であるという意見を見かけますが、それは誤解です。

もちろん、感情機能(F)が主機能であるため、自分と物事を結びつけて”感じる”ことを大切にしていますし、T型のように感情を抑圧することはありません。

しかし、Fが発達すると、自分の内にある感情を意識的にコントロールし、原始的で直情的な感情を面に出さなくなります。
特にFiが主機能のINFPは、外に出す感情を注意してコントロールします。


INFPが優先すること

INFPが優先するものは、自分の価値観やそれに伴う感情です。
普段からこれらを用いてコミュニケーションや仕事を含めた生活を送っているため、最も信頼するところになります。

INFPにとって、まず自分が感じているということは確固たる事実であり、他タイプより強く印象に残ります。

感じる→認識の流れがあり、価値判断を下すことに重きが置かれます。
早急に判断をくだすことは少ないですが、自分の価値観に反していたり、逆に合っていたりすると判断を急ぐ場合もあります。

INFJが優先すること

逆に、INFJは認識することを優先します。
自分や他者の状況や気持ちをまず認識し、その後価値判断を下します。

これは、INFJが最も信頼する機能が内向的直観(Ni)だからです。自身の中のイメージが固まるまではじっと状況を俯瞰し、認識が終わった後、価値の判断を行います。

多くのINFJは、自分の感情を直観に比べて軽視しています。その時々の認知によって自分や他者の感情が変わることを強く感じており、一旦認識する、という過程を大切にします。


INFJとINFPの違い

このような違いがあるため、INFJは”理解”、INFPは”配慮”を強く相手に求める傾向があります。

INFJは自分の状況を理解してもらえれば、関係が上手くいく、感じていることを分かってもらえると考えます。
これは、INFJ自身が"理解"によって自分の感じ方が変わったり、状況を打破できたりした経験があり、それを信頼しているからです。

一方INFPは、相手を害さないような配慮を相手に求めます。なぜならINFPにとって"感じる"ということがまず最初にあり、いくら理解をしたとしても、傷ついたり、価値観に反するという印象が強く残るためです。


まとめ

これらはどちらが良いというものではありません。感じ方、世界の見方はタイプごとに違うので、こうなる。というだけです。

ただ、INFJがINFPと付き合う上で、
例えば”私はあの時こういうことが言いたかった”
”性格タイプではこうだから、それは勘違いで…”

などとINFJの側から理解を強要するのではなく、相手のタイプに寄り添えれば良いかなと思います。

相手の言語は理解ではなく感情なので、
まず自分の感情を述べる、相手が感じたことを尊重するなど、相手のタイプに寄り添えたらいいですね。


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