INFJが関係を切れない理由
皆さんこんにちは。INFJ研究家のぱすかるです。
今回はINFJと人間関係について話していきます。INFJ特有の話題と言えば「ドアスラム」が挙げられますが、今回はドアスラムの前の段階、人との関係で我慢してしまうINFJについて見ていきたいと思います。
ドアスラムに関しては以下の記事をご覧ください。
私も学生の頃は特に、本当は嫌な関係から抜け出せず、上手く距離をとることができないでいました。
大学進学・社会人になる過程で距離ができ、疎遠になっていった関係がいくつもありますが、今思えばすぐにでも抜け出した方が良かったと思います。
なので、その時の気持ちを考えながら、INFJはなぜ関係を上手く切れないのかについて話していきたいと思います。
原因①: INFJは人の良いところが分かるから
この一文は、外向感情機能(Fe)の説明の一節に出てくるものです。INFJは補助機能にFeを持ちますが、同じように判断機能を働かせることがあります。
どんなに自分にとって良くない関係でも、相手の良いところを見出し、その評価に留まろうとしてしまうのです。
「悪いところもあるけど、良いところもある。」
INFJの人に対する評価は、基本的に白黒ではなくグレーで表現されます。人の良い部分は、誰かにとっての悪い部分かもしれない。人の性格には裏表や功罪がある。そういった哲学的なバランス感覚を持っているのです。
だからこそ、私にとって嫌な部分を見ず、その人の良い部分にスポットライトを当てて付き合うことができてしまいます。
特にINFJは自分の感情にそこまで敏感ではないため、自分をないがしろにしたまま、ずるずると関係を続けてしまうのです。
私個人的なおすすめですが、noteやメモ帳に嫌だと感じた時の気持ちを書きだしてみることをお勧めします。
自分の感情をしっかりと認識し、尊重することで、初めてその関係が適切なものかどうか再確認することができるからです。
縁を切るまでいかずとも、理由をつけて離れることくらいはできるはずです。自分の好きなものを、めいっぱい大事にする時間を作れるよう、自分の気持ちを整理しておきましょう。
原因②: 自己肯定感が低いから
①のように考えていると、他者の良いところばかりを認識し、自分の良さを適切に認識できなくなってしまいます。
その場合、自分への肯定感が育たず、人との間に起こる問題を全て自分のせいにしてしまいます。
そこまでいかずとも「自分にも悪いところはあった」と反省し、相手の悪いところを見なかったり、相殺しようとすることがあります。
このような状態が続くと、自分を適切に評価することができなくなり、全ての関係の問題を、「自分が他の人と違ってノリが悪いから」「コミュニケーション能力が低いから」「十分に配慮できてなかったから」と自分の問題として引き受けてしまいます。
特に、幼少期に自分の性格がありのままに受け入れられてこなかった人に、この自責傾向が多く見られます。INFJは非常に珍しい性格タイプで、めぐり逢いが良くないと手放しに受け入れられる経験をしてこない場合が多いでしょう。
こういった場合、まずは自分を客観的に認め、受容することが大切になってきます。
臨床心理士やカウンセラーに診てもらうことが一番良いのですが、なかなかお金も時間も捻出できないと思います。
そんな時は、スキーマ療法が最適です。自分もまだまだ途中ですが、認知のゆがみを直し、自分を大切にすることができるようになります。
原因③: そもそも人間関係が狭いから
INFJは、そこまで社交的なタイプではなく、多くの友達を作ることはあまりしないでしょう。
そのため、今いる環境で1~2個のグループに属していることが多いです。
若いINFJの方は、学校や職場という限られた空間に縛られ、人間関係が狭い傾向があります。
他のコミュニティで人間関係を築いていないと、どうしても嫌な人間関係を受け入れる必要ができてしまいます。
なので、こういった場合は外に目を向けてみましょう。今の時代は趣味やSNSで繋がったり、マッチングアプリ(INFJは好きじゃないかもしれませんが)などで気軽に関係を作れるようになりました。
いたずらに人間関係が広いのは疲れてしまいますが、本当につらいときに逃げ場となるようなコミュニティに属していることは大切です。
無理のない範囲で外に出てみるのがいいと思います。
まとめ
INFJは特に人間関係に悩みやすいタイプだと思います。その場のノリで行動するのが苦手・他者の感情に意識が向きやすい・自分の感情にスポットが当たりにくいなど、悩みの種になり得る、様々な要因があります。
どのような悩みにしても、まず自分認めてあげること、自分の感情に気付くことが大切だと思っています。
この記事が何かのお役に立てれば幸いです。